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【2025プレナスなでしこリーグ2部 第18節~試合結果~】VS JFAアカデミー福島

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

7月6日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第18節JFAアカデミー福島戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2025プレナスなでしこリーグ2部第18節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-0 JFAアカデミー福島
-前半 0-0
-後半 0-0
(得点)
(来場者数)
976人
≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF 菅百花 五味小暖 加村ななみ
MF 小鍜治旭 保坂のどか 三田幸望 辻野友実子
FW 島村美風 山本菜桜美 脇田紗弥

(途中出場)
HT OUT 28島村美風 → IN 17大谷琉晏
HT OUT 9山本菜桜美 → IN 21内田朱夏
67分 OUT 30保坂のどか → IN 11中村友香

【今節の振り返り~マッチレポート】
7月に入り、なでしこリーグもこの試合を持って、中断期間と入ります。
ここまで全18試合が終了し、5勝3敗1分で4位という順位で中断期間に入ります。

夏本番の天気になり、試合開始時刻はいつもの13時から16時に変更となりました。
今節は毎年恒例のふじざくら夏祭りを開催し、子ども用のプールに、選手が作った縁日ブースなど、これから始まる本格的な夏に向けて、一足先に夏気分を味わって頂きました。


また、OGの田中里穂は源関、佐々木とのコラボ弁当を販売、同じく昨年引退をした鈴木和遥がキッチンカーを出店し、懐かしがるサポーターの反応も多く見ることができました。

前節では後半42分・44分と立て続けに失点し、1-2で逆転負けを喫したFCふじざくら山梨。
あと5分という中で、守り切れずに5連勝を逃してしまった悔しさ。
手応えと勝ちきる難しさをチームに残し、1週間チーム内で切磋琢磨をしてきました。負けられない戦いが続く中で迎えるJFAアカデミー福島戦。

前節からスタメンを1名変更し、右サイドに島村を起用して挑んだこの一戦。
立ち上がりから試合はスピーディーな展開となり、両者ともに縦への意識が強いスタートを見せます。
前半1分、島村がボールを運びゴール前に迫るも、惜しくもオフサイドの判定。さらに2分には、脇田が抜け出してロングシュートを放つも再びオフサイドと、立ち上がりから果敢に相手ゴールを脅かしします。
その後はJFAアカデミー福島にボールを持たれる時間がやや増えますが、ふじざくらは後方からのビルドアップを意識し、自陣から丁寧にボールを運ぶ場面が多く見られます。
五味を起点にした斜めの展開や、左サイドの辻野や脇田の積極的な仕掛け、チームに推進力を与えます。

しかし最大のピンチが訪れます。
30分に、自陣ミドルサードでのパスミスから中央を崩され、相手のクロスからのシュートがポスト直撃。ヒヤリとする場面でしたが、守護神・米澤が味方に声をかけ、落ち着きを作ります。

攻撃面で小鍛冶や脇田が再三ゴール前でチャンスを演出します。
三田がロングシュートを放つなど、内容的には決して押されていたわけではなく、攻守ともに「粘り強さ」と「前進意識」が随所に見られた前半はスコアレスで折り返します。

ハーフタイムとなり、田口監督からは「守備は中央を固めて、外に追い込むことを意識しよう。そこから攻守の切り替えをより早く。早い時間帯にアクションを起こして、まずは1点を取りに行こう」と伝え、選手を送り出します。

後半は立ち上がりからテンポよく左右へボールを動かし、後半3分には三田が左サイドを抜け出してクロス。最後は脇田がシュートまで持ち込むも相手GKが立ちはだかります。続けざまに、後半4分にゴール前でファールを獲得し、キッカーは五味。五味のFKでは枠を捉えたものの、相手ゴールキーパーの好守に阻まれ、1点が遠い展開になります。

その後は一進一退の展開になります。特に中盤での攻防が激しくなり、守備では加村や五味が体を張り、相手の決定機を粘り強く阻止します。
36分にはカウンターから自陣を破られるも、菅のスライディングがチームを救います。

攻撃では右サイドを起点とした崩しが増え、内田や小鍛冶を経由した折り返しから、大谷が再三チャンスに絡みます。
後半30分頃には右サイドの小鍛冶からのパスを内田がスルーし、大谷がゴール前で相手の動きを見て、キックフェイントから左足を振り抜くも、相手GKのスーパーブロックに阻まれ、最後までネットを揺らすには至りません。

後半終了間際には脇田がペナルティエリア内で仕掛け、大谷や中村がダイレクトでシュートを放つも、これもキーパーに阻まれます。
後半ロスタイム、GK米澤もコーナーキックに加わるなど全員攻撃を試みましたが、あと一歩届かずタイムアップ。

後半は守備の強度を保ちつつも、シュート数・チャンス数ともに前半を上回る内容を披露しましたが、勝利を手に入れることはできませんでした。
0-0で勝ち点1を獲る結果となりました。

なでしこリーグ1部昇格・入替戦圏内となる2位のチームとの勝ち点差は「6点」。
後半戦が残り4試合しかないことを考慮すると、後半戦は全ての試合で勝利が必要となります。

この夏の期間で一人一人がしっかり成長し、また逞しくなった姿を中断明けにお届けできるように、しっかり強化を進めて参ります。
また9月からは、皇后杯関東大会が開幕します。
過去2大会、悔しい経験をしておりますので、今年は本選に出場できるように戦います。

次にサポーターの皆さまへお会いできるのはこの皇后杯の関東大会になります。

「GO WITH YOU」共に戦い、共に喜び、共に悔しさも分かち合い、前に進んで参りましょう。

以下、田口友久監督、菅百花、五味小暖かいのコメントになります。

田口友久


Q)試合を振り返って
A)結果として得点が取れず、最後までこじ開けられなかったことは非常に残念です。勝つために準備し、選手と共に努力してきたにもかかわらず、結果が出せなかったですね。相手のハイプレスで背後が取れるシーンでの素早く攻撃や相手が引いて守る時にクロス一本に頼るだけでなく、ポケットへのランニングや強いアクションを連続させるなど、厚みと強さを持つこと課題だと感じました。
前半はかなり攻撃の形を作れていたのですが、後半になり相手が勢いを増してくると、受け身になってしまうこと、そうなると蹴る展開が多くなってしまうので、そこはこれからもっとやらないといけない部分です。18試合を終えましたが、2位・3位辺りに位置することもできたと思うのですが、ただ勝ちきれない試合もあり、これが現在の順位だと受け入れたいと思います。昨シーズンの最終戦が終えての勝ち点が39だったのに対し、今シーズンの現時点での勝ち点は30になり、なでしこリーグ全体のレベルが上がっていることを感じていて、改めて上位にいるチームを見ると、この順位は実力通りだと感じています。

Q)中断明けに向けて
A)まず、残りの試合を勝ち続けるためには成長するしかないです。得点を奪う能力、ゴールを守る能力、そして精神的な強さを含め、あらゆる面で総合的にチームを育てていく必要があり、リーグ昇格という目標に向けては、現状では力が足りていないかもしれないです。ただチャンスがないわけではないです。そのために結果だけでなく、内容も伴わせて勝つことができるチームを作りたいと思います。
そのため、これから迎える夏場のトレーニングは正直、相当厳しくなります。格上の相手と試合を組ませてもらい、今持っている弱さを克服するのはもちろん、日々の練習から高い強度で取り組んで、今回の悔しさを力に変えていきたいと語っています。

菅百花


Q)今日の試合を振り返って
A)前節は勝っていたものの最後の最後に点を取られ本当に悔しも思いしたので今節は何としても勝ち点3を欲しかったですし、勝つこと絶対条件ではあったので、最後まで勝ちを目指して戦ったんですけど、相手より最後に上回ることができず、すごく悔しい試合になりました。
今の立ち位置を観ると、勝ち点3を必ずとらなければいけないっていうのはみんな分かってたと思いますし、そういうプレッシャーの中での試合ではあったのですが、そこを超えないと次のステップには進めません。今日の敗戦を振返り、メンタルも含めて成長していきたいなと思います。

Q)良かった点と反省点は?
A)ポジティブな面としては、ディフェンスの目合わせがすごくできていたので、一発で何か相手にやられてしまうっていうことはあまりなかったと思ってます。あとはラインのコントロールですとか、ディフェンスラインで声をかけながらできていたのは、ポジティブかなと思いますね。チャンスがなかったわけではないですし、相手も疲れが見える中で、自分たち仕留めれるシーン何回もあったので、そこは中断期間中に突き詰めなきゃいけない部分かなと思ってます。

Q)中断期間はどのように使っていきたいですか
A)今日は何とか勝ち点1を取れたということを、ポジティブに捉えたいと思います。とはいえ、他力にもなってしまう中で私たちは残り4節は勝つしかありません。守備ではゼロに抑え失点をしないために最後まで走り切る、攻撃面では複数得点まで繋げられるよう仕留めるところでしっかり戦うってところを中断期間では磨きたいですね。

Q)ふじざくらで150試合出場を達成しました。今の思いを聞かせてください。
A)まず100 試合をふじざくらで迎えることができて、そこからまた50 試合進んだっていうのは、自分の中でもクラブ共に歩みを感じており、非常に嬉しいです。まだまだ個人として、目に見える数字での得点やアシストっていうところは伸ばせると思います。この150試合は自分だけの力ではなく、今までの関わってくださったチームや皆さんのおかげです。感謝の気持ちと共にプレイヤーとして もこれから成長したいなと思います。

五味小暖


Q)試合を振り勝って

A)今日の試合は、中断前最後の試合ということで、絶対に勝ちたいという強い気持ちで臨みました。試合の入りとしては、相手のアカデミーが賢いと見て、中を閉めてしっかりボールを奪うことを徹底しました。前半は少しうまくいかない部分もあり、攻撃の回数が少なくなってしまいましたが、後半は守備の形や行き方をチーム全員でもう一度徹底し、守備がうまくハマりました。その中で背後を狙われる場面もありましたが、最終ライン全員でうまく対応できたのは良かった点だと思います。
個人的なことを言えば、セットプレーで自分がメインターゲットだったにもかかわらず、決めきれなかった点は本当に反省点です。あそこで点が取れていれば勝てた試合だったので、これは自分自身の課題だと痛感しています。今シーズン初の直接フリーキックでは、正直めっちゃ緊張しましたが、監督と特訓してきた「強く蹴る」ことを意識し、まずは枠に入れるつもりで思い切り足を振りました。ニアを狙いたかったのですが、少しファー気味になってしまい、悔しさが残ります。ああいうチャンスを決めきれないとチームを勝たせてあげられないので、フリーキックはもっと練習します! 必ず今シーズン中に決められるように頑張ります。試合中、なかなか点が奪えない中でも、最終ラインの選手として、フォワード陣や前の選手には「チャンスは絶対に来るから、振り続けよう」と声をかけ続けました。みんな下を向くこともなく、いい雰囲気で戦えたと思います。

Q)中断期間中はどんなことを意識する
A)中断期間に向けては、昨年からずっと言っていることですが、「失点しなければ勝てる」「点を決めれば勝てるし、無失点なら勝てる」というサッカーの当たり前の「原点」に戻って、もう一度一から全員で頑張っていきたいと考えています。守備は「点を決めさせずに守り抜く」、攻撃は「決定機を決めきる」、これを中断期間で徹底できれば、勝てるチームだと思うので、自分がもっとどん欲に挑戦した糸思います。

Q)サポーターの皆さまへ
A)中断前最後の試合に、976人もの本当にたくさんの方々が足を運んでくださったこと、本当に感謝しています。皆様の存在は、私たちの力であり、本当にパワーの源です。その中で勝利をお届けできなかったことは、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、中断明けで試合はまだまだあります。私たちはまだここで終わりません! 中断中にしっかりと「パワーアップ」して、中断明けの試合で皆様とまたお会いできるのを楽しみにしています。引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします!

【メディア】7/5 NNS日本ネットワークサービス提供「マキタ課長 ラジオ無尽」に五十嵐雅彦GMが出演

【番組名】 NNS日本ネットワークサービス提供「マキタ課長 ラジオ無尽」

【放送予定日時】 7月5日(土) 16:00頃~

【出演者】 五十嵐雅彦GMが出演

自身のキャリアについてや、FCふじざくら山梨設立について皆様へお届けします。お楽しみに!

<マキタ課長 ラジオ無尽 >
★マキタ課長 ラジオ無尽とは
16:00 – 16:30

山梨に古くから伝わる「無尽」。
かつては互助扶助の民間金融制度として始まり、現在は定期的な懇親会として、県民のつながりや情報交換の場となっています。
山梨県出身の芸人でミュージシャン、見立ての天才マキタスポーツが、山梨ゆかりの経済人や文化人、アーティストらと無尽を開催。パーソナルな魅力に迫りつつ、山梨のアップデートのため愛憎たっぷりでお届けする番組です。

※番組の放送時間や出演選手など、急遽変更になる場合もございますので予め了承ください。

【メディア】7/2 FM FUJI「Bumpy 」に島村美風がスタジオ出演

【番組名】 FM FUJI「Bumpy」

【放送予定日時】 7月2日(水) 14:30頃~

【出演者】島村美風

前節アウェイ戦の振り返り、そして次節ホーム戦での意気込みや、ふじざくら夏祭り、おすすめのスタジアムグルメについて皆様へお届けします。お楽しみに!

<Bumpy >
★Bumpyとは
13:00 – 18:50
シェアしたくなる情報・心を動かす音楽や言葉が集まってくる……
そんなターミナルのような番組です。
それぞれ多彩なバックグラウンド・興味を持ち、年齢層も異なる4人のDJが担当、ダイバーシティ(多様性)を意識し、幅広い層に想いを届けます。

※番組の放送時間や出演選手など、急遽変更になる場合もございますので予め了承ください。

【メディア】7/2 FM KOFU「763KOFU LOCAL LINE」に島村美風がスタジオ出演

【番組名】 FM KOFU 「763KOFU LOCAL LINE」

【出演予定日時】 7月2日(水)13:15〜

【出演者】 島村美風

初出演の島村美風。前節アウェイ岡山戦の振り返りや、次節中断期間前最後の試合への意気込みをの皆様へお届けします。お楽しみに!

<FM KOFU>

★763KOFU LOCAL LINEとは
シンガーソングライター神部冬馬とエフエム甲府パーソナリティー三浦佳身が
お送りする、生放送のプログラム!
地元甲府・山梨で活躍する、個人・団体など紹介する、情報満載の3時間です。
スポーツ・ミュージック・ホビー・育児など、人と人をつなぐ番組を目指します!
※番組の放送時間や出演選手など、急遽変更になる場合もございますので予めご了承ください。

【2025プレナスなでしこリーグ2部 第17節~試合結果~】VS 吉備国際大学シャルム岡山高梁

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

6月28日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第17節吉備国際大学シャルム岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2025プレナスなでしこリーグ2部第17節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-2 吉備国際大学シャルム岡山高梁
-前半 1-0
-後半 0-2
(得点)
24分 山本菜桜美

≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF 菅百花 五味小暖 加村ななみ
MF 小鍜治旭 保坂のどか 三田幸望 辻野友実子
FW 内田朱夏 山本菜桜美 脇田紗弥

(途中出場)
60分 OUT 21内田朱夏 → IN 28島村美風
88分 OUT 30保坂のどか → IN 11中村友香

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節の小瀬では前半に2点を挙げ、後半は相手に勢いが勝るも、粘り強いディフェンスで勝利を掴んだFCふじざくら山梨。
昨シーズンに記録したクラブ最多連勝記録となる「4連勝」を今シーズンも記録。
堅い守りから、素早い攻撃を軸としたアグレッシブなプレーで、ここまで4試合連続で、複数得点を記録してます。

クラブ史上最長連勝記録を5に伸ばせるか、チーム関係者・サポーターが注目する戦いの舞台はアウェイ岡山。
対戦相手は5月3日のホームにて0-1で敗れた吉備国際大学シャルム岡山。今シーズンは安定した実力でシーズン当初から首位をキープし、6月中旬に連敗から首位の座をあけ渡すも、現在は2位。一時は勝ち点差が10以上開いた相手から勝利をもぎ取りたい一戦を前に、選手たちの気合も十分。

今節は、前節のアクシデントで途中交代をした源関が大事を取り、メンバーを外れ、ディフェンスラインは3枚、加村と菅、そして五味が久しぶりにセンターバックの真ん中に入りました。後方の安定を確保し、五味のビルドアップから組み立てる攻撃を期待したいところ。
中盤は2枚、三田と保坂が組み、右サイドには小鍛冶、左サイドは辻野、前線は山本を中心に、左に脇田、右に内田が入りました。
本日はここ数試合アンカーを置いていた布陣とは異なり、3-4-3で試合に入りました。

序盤は耐える時間。堅守で凌ぐシーンが多い展開になります。
試合立ち上がりからボールを握ったのは吉備国際大シャルム岡山高梁。前線の裏を狙った仕掛けとアーリークロスに対応を迫られる中、守備陣が冷静な対応を見せます。
ゴール前のピンチには、キーパー米澤がキャッチングで存在感を発揮。CBの五味、加村、菅も粘り強く対応し、相手の自由な攻撃を許しません。

押し込まれる時間帯を耐えたふじざくらは、前半15分過ぎから徐々にボールを保持しはじめ、リズムが生まれます。18分には三田と小鍛冶の勇気を持った前進から、さらに脇田がシュートを狙うシーンを作ります。得点こそならなかったものの、相手ゴールに向かう姿勢が生まれ始めます。

そして前半21分、試合が動きます。右サイドでボールをキープした脇田から、保坂が山本とパス交換。ペナルティエリア内にボールが流れると見た内田が、素早く前線へ飛び出すと、エリア内で倒され、PKを獲得。これを山本が冷静に右足でゴールへ沈め、ふじざくらが先制点を奪います。

その後、相手が攻勢を強めてくるも、ふじざくらはブロックを敷いて対応。中盤での寄せ、最終ラインでのタイトなマークで自由を与えず、ロングボールやクロスもキーパー米澤が的確に処理し、追加点は許しません。

前半30分頃にフリーキックから相手のヘディングシュートがゴールバーを叩き、相手に詰められたシーンにおいても、米澤は身体を張ってブロック。相手からはゴールラインを割ったのではという判定も、これはしっかりノーゴールの判定。

前半40分には、辻野の左サイド突破から脇田、三田へと繋がる流麗な攻撃を見せ、惜しくも三田のミドルシュートは枠を逸れますが、チームとしての連動性と積極性が際立ったシーンでした。そのまま前半が終了となり、1-0で折り返します。

ハーフタイムに入り、田口監督からは「まずは前半、リードして帰ってきたことは素晴らしい。怖くないから、しっかりボールを持つこと。そして保持しながら攻撃を作る。苦しい展開が続いたけど、会話をして最後まで集中していこう」と伝え、選手たちを送り出します。

後半立ち上がりから主導権を握ったのは相手でした。前半に続き高い位置から攻勢を仕掛けられるも、ふじざくらは鋭いカウンターで応戦。4分には脇田が右サイドを突破してクロスを上げ、相手に弾かれるとそのこぼれ球を三田が拾ってシュートを放つなど、追加点のチャンスを作り出します。

相手のロングフィードやサイド攻撃にも、守備陣は集中を切らさず対応。キーパー・米澤の好セーブ・好判断もあり、試合は時間とともに緊迫感を増していきます⸻

22分には左サイド辻野のクロスから山本がヘディングシュートを放ち、さらに26分には脇田がボールを拾い、三田、島村とパスが繋がり、逆サイドの小鍛冶に展開するなど、相手に攻められる展開の中でもふじざくららしい攻撃を見せ、相手ゴールに迫るシーンを作りますが、フィニッシュの場面であと一歩及ばず、スコアは1-0のまま進みます。

しかし、試合終了が近づく後半42分、自陣でのクロス対応がわずかに遅れ、相手にゴール前で合わされて痛恨の失点を許します。


さらに立て続けに44分、今度はフリーキックからの混戦となり、最後は押し込まれ、2失点目を喫します。
勝利目前での2失点。相手に攻撃を防いでいたふじざくらにとって苦しい逆転となりました。

前半の先制点から終盤までは守備に回る時間がありながらも、ゲームをコントロールしていました。
だが、最後の5分間に試合全体の流れをひっくり返され、勝ち点3が手中から離れてしまいました。
この敗戦で連勝は4でストップ。しかし、これまで積み重ねてきた内容と成長が首位を走り続けた相手と戦えあえたことに繋がっていると思います。

次節は中断前最後の試合になります。

中断明けは負けなしでリーグ戦を勝ち上がるためにも、皆さん是非会場で共に戦いましょう。

以下田口友久監督、三田幸望、内田朱夏のコメントになります。

田口友久監督

Q)試合を振り返って
A)まず、遠方にもかかわらず多くの応援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
試合自体は、相手がシステムを変えてきたことで想定外の部分もありましたが、選手たちはよく対応し、前半はPKで先制し、全体として悪くない内容だったと思います。守備陣も体を張って耐え、シュートも12本と、攻撃面でも多くのチャンスを作りました。ただ、試合終盤に立て続けに2失点してしまったことで、結果としては非常に悔しい敗戦となりました。選手たちは最後まで懸命に戦ってくれましたし、良いプレーも多く見られましたが、勝点を落とす形になったことは非常に残念です。

Q)難しい試合になってしまいましたが
A)一番の要因は、後半の精神的な揺らぎだったと感じています。特に1点目の失点後、気持ちの切り替えがうまくいかず、立て直す前に2点目を取られてしまいました。
技術的な面では、2次攻撃への備えやクロスへの対応、クリアの質なども課題です。人数は揃っていたものの、わずかな隙を突かれました。つまり、守れなかったというよりも「守り切れなかった」。集中力の綻びを相手は見逃さなかったと思います。
決定機を何度か作れていたので、2点目を取れていれば試合をクローズできていたはずで、そこも大きな課題です。勝ち切るための“もう一押し”が足りなかった印象です。

Q)次節に向けて
A)今節の敗戦は悔しいですが、落ち込んでいる暇はないですね。次はアカデミー戦を控えていて、ここに向けてしっかりと準備していきます。
取り組んでいることを大きく変えるつもりはありません。むしろ、自分たちがこれまで積み重ねてきたボールを動かすスタイル、全員でハードワークする姿勢をもう一度、丁寧にやり直すことが大切だと思っています。今回のようなオープンな展開の中でも、勝ち切れるだけのクオリティをつけていくために、セットプレーやクロス対応といった細かな課題にしっかり向き合いながら、「昇格にふさわしいチーム」へと進化していきたいと思います。

三田幸望


Q)試合を振り返って
A)まず前半のうちに相手に1点リードできたことがかなりプラスでした。難しい試合になるとは思っていましたが、前半は良い形で終われたなと思っています。そして後半。2失点した後も、チーム内では「まだ試合は終わっていない、下を向くな、まだまだ行ける」と声をかけ合い、鼓舞し合っていました。個人的には、今日は前回よりも一つ下がったポジションだったので、全体を見て動くという点では、体力的に以前よりもった方だと感じています。裏への抜け出しというよりも、セカンドボールを拾うことや中盤を埋めることを意識していたのですが、そこは90分間体現できたかなと思います。ピッチに立てていない選手たちがいる中で自分が出場しているので、日頃からチームのために行動してくれている選手たちに恩返しがしたいという気持ちと、自分自身も少しでも長くプレーし続けたいという強い心を持って今日も試合に挑みました。

Q)反省点を挙げるなら
A)試合終盤に立て続けに2失点してしまったことは、今のチームに突きつけられた大きな課題だと思っています。相手の運動量が豊富だったこと、そして私たち自身が作ってしまった隙を突かれたことが、失点につながった要因です。後半に入ってから、私たちの弱さが出てしまった感覚があります。シュート数では私たちが12本、相手が10本でしたが、決定率の面では課題が残りました。私自身も3本のシュートを打ちましたが、良い形で崩せた場面でも決めきれず、悔しさが残っています。
シュートの本数はもちろん大切ですが、それ以上に決める力を上げていかないと、これから先の上位チームや、もっと強い相手には勝てないと改めて痛感しました。個人的な部分では、失点シーンで私がもっと早くクリアできていれば防げたのではないかと思いますし、トランジションの場面でもっと早く戻れていたら違う展開があったかもしれないと、反省しています。
Q)次節に向けて
A)チームとしては、今日出た課題に対して、監督から最後に話があったんですが、課題と向き合い、チーム全体で改善に向けて話し合って取り組んでいかなければならないと思っています。私自身としても今日の試合でシュートシーンは多かったものの、決めきれずチームに対して恩返しができなかった部分があったので、チームの流れが悪い時こそ、その流れを良くするための選手になっていきたいです。

内田朱夏

Q)試合を振り返って
A)久々のスタメンでの出場で準備してきた中で、相手のやり方やシステムが予想とは違い、守備がうまくはまらなかったことが難しかったなと感じています。個人的には、試合への関与はできたかもしれませんが、足を引っ張ってしまうプレーも多かったので、もっとチームに貢献できる選手になりたいと思いました。前半にペナルティエリア内でファウルを受けてPKを得た場面では、「体を張ってチームに貢献してやろう」という気持ちでした。
PK前の飲水タイムでは主に守備の改善点について選手同士で話し合い、PKはなおさん(山本菜桜美)に任せた!という想いでした。なおさんのゴールは自分のことのように嬉しくて、なおさんをとても尊敬していて、先輩であり、師匠のような存在なので、決めてくれて本当に嬉しかったです。
ゴールを決めた後、なおさんとルーティンの「ETポーズ」をしたこともとても印象的な瞬間でした。
久々のスタメンでしたが、普段ピッチに立てていないベンチメンバーの気持ちもよく分かっていたので、今日の試合はこれまでの想いをぶつけて貢献したいという気持ちで最後まで試合に臨むことができました。

Q)反省点を挙げるとすると
A)チーム全体で声はかけ合えていたと思いますが、相手の方がそれを上回っており、ゴールに向かう気持ちも強く、自分たちのちょっとした隙を突かれてしまいました。シュートに関しても決めきれず、シュートの数が多いに越したことはありませんが、確率を高めていかないと上位には食い込めないと改めて実感しました。とにかく枠に飛ばすこと、そしてきちんと狙うことを意識していかなければならないと思いました。また、後半に入る前に監督から会話をしようという話があったのですが、ピッチでは隣の選手とは話せていたものの、全体的には会話が少なくなってしまっていたので次節は会話量もしっかり増やしていきたいです。

Q)次節に向けて
A)まずは今日の試合で出た課題にしっかりと向き合い、監督の言葉の通り、チーム全体で改善に向けて話し合い、1週間のトレーニングの中で落とし込んでいく必要があると思います。この悔しさは、必ず次に繋げなければいけないですし、次節こそ勝ち点3を取るために、試合に出る選手は責任感を持って、出られない選手もいつもチームを支えてくれているという気持ちを忘れず、全員で勝利に向かって準備していきたいです。まずは絶対に勝ち点3を取るという強い気持ちを持って、それを実現するために、日々の練習の中で一つひとつのプレーを大切にしながら、仲間としっかりコミュニケーションを取り、協力して取り組んでいきたいと思います。

【メディア】6/25FM FUJI「Bumpy 」に大谷琉晏が電話出演

【番組名】 FM FUJI「Bumpy」

【放送予定日時】 6月25日(水) 14:30頃~

【出演者】大谷琉晏

4連勝を掴んだFCふじざくら山梨。大谷琉晏が前節の試合を振り返ります。そして次節の意気込みや7月6日のホームゲームで行うふじざくら夏祭りについて皆様へお届けします。お楽しみに!

<Bumpy >
★Bumpyとは
13:00 – 18:50
シェアしたくなる情報・心を動かす音楽や言葉が集まってくる……
そんなターミナルのような番組です。
それぞれ多彩なバックグラウンド・興味を持ち、年齢層も異なる4人のDJが担当、ダイバーシティ(多様性)を意識し、幅広い層に想いを届けます。

※番組の放送時間や出演選手など、急遽変更になる場合もございますので予め了承ください。

【FCふじざくら山梨と遊ぼう】山中保育所様へご訪問(2025年6月19日)

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きありがとうございます。
6月19日に、FCふじざくら山梨の濱名花子、加村ななみ、保坂のどかの3選手と坂田コーチが、山中湖村にある山中保育所様の子どもたちにサッカーの楽しさを届けてきました

サッカー教室を終えて、加村ななみ(NO.3)によるサッカー教室日誌

今回は山中保育所の年少さん、年中さん、年長さんとサッカー教室を行いました。
とても天気が良く暑い中でしたが、どの学年の子たちもとてつもなく元気にボールを追いかけて子どもたちのパワーを感じました。

年少さんはコーチたちの動きをしっかりと真似して動いたりボールを触ったりできていました。足でのボールタッチもすごく上手で驚きました!
最後に行ったゲームでもみんな一生懸命ボールを追いかけて楽しそうにゴールを目指してくれました。

年中さんもとっても元気にサッカーをしてくれました。ドリブルもここに来てー!と言ったところに丁寧にボールを扱ってくれていました。シュートが入らなくて悔しくていじけてしまう子がいるなど、本気で取り組んでくれました。

年長さんはドリブルで様々な部位でボールを触ったり、シュート練習をしたりサッカーの楽しさを感じてもらうようなメニューを行いました。最後のゲームでは園児対園児をしたあと、園児対コーチの試合を行いました。サッカー教室の時間が終わってももう一回!もう一試合!と、とてつもなく元気いっぱいな年長さんでした!

暑い中でしたが、全学年とっても元気に意欲的に参加してくれて私たちがパワーをもらいました!ありがとうございました!

山中保育所のこどもたちへ

みんなへ
いっしょにさっかーしてくれてありがとう!みんながたのしそうにさっかーしててこーちたちもたのしかったです!またいっしょにぼーるけろうね!こーちたちのしあいもみにきてねー!

【2025プレナスなでしこリーグ2部 第16節~試合結果~】VS SEISA OSAレイア湘南FC

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

6月21日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第16節SEISA OSAレイア湘南FC戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2025プレナスなでしこリーグ2部第16節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-1 SEISA OSAレイア湘南FC
-前半 2-0
-後半 0-1
(得点)
15分 辻野 友実子
40分 脇田 紗弥
(来場者数)
1033人

≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF 菅百花 源関清花 加村ななみ
MF 小鍜治旭 五味小暖 保坂のどか 三田幸望 辻野友実子
FW 山本菜桜美 脇田紗弥

(途中出場)
63分 OUT 29三田幸望 → IN 28島村美風
63分 OUT 30保坂のどか → IN 11中村友香
63分 OUT 14 脇田紗弥 → IN 21内田朱夏
72分 OUT 9山本菜桜美 → IN 15成迫実咲
96分 OUT 8源関清花  → IN 17大谷琉晏

【今節の振り返り~マッチレポート】

今節は約1か月ぶりの小瀬開催。1,033名のサポーターがスタンドに足を運び、ホームの声援が選手たちに大きな力を注入してくれた一戦となりました。小瀬ならではの熱気がピッチを包みました。

前節の群馬戦と同じメンバーとなりましたが、三田がやや中盤寄りに入り、3-5-2の布陣へシフト。

立ち上がりからふじざくらはボールを丁寧に動かし、自陣からのビルドアップを通じて攻撃のリズムを作っていきます。GK米澤萌香を起点とした後方からの組み立ては安定感があり、最終ラインの加村ななみ、源関清花が縦パスの起点となり、中盤の保坂や五味がボールを散らしながら押し上げを図ります。

すると15分、右サイドの菅から脇田、サイドに開いた保坂へとボールが繋がります。
保坂がクロスを供給するとボールは左サイドの辻野へ渡り、相手ディフェンダーとの距離感を見ると、そのボールを振り抜く鋭いシュートがゴールに突きささります。
序盤から積極的なシュートを狙っていた辻野が前節ノーゴールに終わった想いを晴らす、先制点を決めます。

ホームの歓声を背に、攻撃のテンポはその後も衰えず、特に脇田紗弥や山本菜桜美の両FWが中盤と連動し、サイドからの突破とクロスで幾度もチャンスを演出します。

40分には左サイドの辻野のクロスは相手に弾かれ、そのボールを拾った保坂が右サイドに開き、前に運び出しクロスを供給。
脇田がペナルティエリア中央からニアに飛び込み、見事なヘディングでネットに沈め、2点目を奪取。2試合連続ゴールの保坂は、この試合2アシストと好調っぷりが伝わる活躍を見せます。試合の主導権を完全に握り、相手の反撃を封じ込めたまま前半を終えます。

ハーフタイムに入ると、田口監督から「良い前段だけども、奪うことやセカンドボールの回収は意識しよう。後半も守備から入ること。まだ終わってない!後半も集中していくぞ!」と選手を鼓舞し、送り出します。

後半はSEISA OSAレイア湘南FCが反撃に出る展開となります。立ち上がりから高い位置でのプレスを受け、ふじざくらはやや押し込まれる時間が続きます。63分に3枚替えを断行。島村美風、中村友香、内田朱夏を投入し、前線の運動量と守備強度を再調整します。

一方で、相手はサイドからの崩しやセットプレーでゴールに迫るも、加村ななみや源関清花を中心とした守備陣が体を張った対応で決定機を封じます。米澤萌香の安定したキャッチングも光ります。

しかし、71分に自陣右サイドで相手にコーナーキックを与えます。
相手が蹴りだしたボールは米澤の手を超え、ファーに流れるとヘディングで合わされ、1点を返されます。


その後も、湘南が攻撃を仕掛け、クロスやカットインから何度もゴールに迫るが、最終ラインが身体を張って守り、相手にもう1点を奪わせません。終盤には、成迫、大谷も投入し、相手に1点を取らせないサッカーで試合を締めることができました。

前半はシュート数13本に対して後半は4本、一方の相手は前半2本ながら、後半は5本とふじざくらより多いシュートを本数なのが、後半の苦しさを物語ってます。
前半は意図と連動のある攻撃で試合を支配しましたが、体力が落ちてきた後半は攻撃こそ前半の鳴りを潜めましたが、粘り強く、相手の圧力に耐え、試合をクローズすることができました。

今シーズン2試合目の小瀬。FCふじざくら山梨では3試合目の小瀬になります。
これで小瀬でのゲームは2連勝、チームとしては4連勝と勢いを保ったまま、来週は岡山に乗り込みます。

以下、田口監督、辻野友実子、脇田紗弥のコメントになります。

田口友久監督


Q)試合を振り返って
A)前半は自分たちが前向きに様々なことへ取り組めており、特に守備のところが良かったと感じています。その中でまず2点取れたことは、最終的にスコアに大きく響きましたし、前半は素晴らしかったです。要因としては、ボールの動かし方で背後も手前も使え、多彩な攻撃ができたこと、そして良いファーストプレスがかかり、前向きでボールを奪えるシーンが多くありました。このおかげで良い守備から良い攻撃に繋がり、ボールも近い形で保持できました。特に中盤は五味を中心に3枚にする形が機能し、守備の安定感に繋がりました。選手たちの粘り強く対応する守備の良さが、今の結果に繋がっているとも感じています。苦しい展開で辻野のプレーは、チームとして非常に大きく、味方を励ます姿を見せてくれました。また、小瀬のサポーターの皆さんが勢いをプラスして、背中を押してくださったことも非常に大きかったと感じています。

Q)反省点を挙げると
A)やはり、後半はレイアさんは力のあるチームであり、ここでおさまってこないだろうという中で、圧力や動かしのスピードが上がってきました。自分たちも守備を徹底しようと送り出しましたが、ボールホルダーの選手に限定をかけられなかったり、後ろがなかなか前向きでボールを奪うシーンがほとんどなかったため、前へ出られない苦しい展開となりました。あれだけ受け身になってしまうと、やはり難しいゲームになってしまいますし、前線の積極性を出したくて交代も切りましたが、相手の方が上回っていましたね。セカンドボールも相手にほとんど拾われてしまい、難しくなってしまいました。私自身も含めて、勝ちはしたものの反省が残るゲームだったと思っています。

Q)次節に向けて
A)連勝をさらに伸ばすことができ、これは上位追撃のためにも大きな一勝になりました。苦しんだ期間があったからこそ、様々な気づきがあり、システムの調整やポジションの試行錯誤など、そのあたりの一貫した意識が、ようやく形として良い流れに繋がってきました。
一部昇格という目標を達成するためには、一つ一つ勝ちを重ねなければならないですし、ハードワークはまず大前提です。今のチームのキャッチフレーズは「圧倒的ハードワーク」であり、単なる世間一般のハードワークではなく、とにかく相手を圧倒するハードワークを追求しています。次節は現在上位のチームとの対決が控えています。ここで絶対に勝って、昇格に一歩近づきたいです。勢いは非常に大事であり、今日の試合からもそれがよく分かると思います。目の前の1戦、1戦しかないので、とにかく目の前の敵に勝つことだけを考え、また1週間選手たちと良い準備をしていきたいと思います。まだ完成したチームではありませんが、強みは継続し、課題は選手と話し合い修正し続けるしかないと考えています。

脇田紗弥


Q)試合を振り返って
A)勝利できたことが一番嬉しいです。小瀬という素晴らしい舞台でたくさんのお客さんが来ている中で、絶対に勝利を届けたいという気持ちが強かったです。苦しい時間帯もありましたが、みんなで粘り強く戦って勝利できました。 フォワードとして起用されているので、私の得意な「背後への抜け出し」は常に狙っていました。特に前半はチームでボールを持つ時間帯が多かったため、私の持ち味である「くねくねドリブル」や「裏への抜け出し」も意識しながら試合に入りました。相手のラインが低かった分、背後への抜け出しは少なかったですが、ボールが収まった時に「早く前向きを作る」ということをチーム内で徹底していたので、ボールを持った選手の周りの関わりが多かったと思います。 フォワードとして求められるのはやはり得点だと思っています。一番最後に得点したのが前回の小瀬だったので、なかなかゴールに絡めない日々が続いていて、それがすごく悔しかったんです。フォワードとしての自信を取り戻すためにも、今回シュートを決められて本当に良かったです。 暑さについては、相手も同じ条件ですが、いつもは涼しい環境で練習しているので、今回は暑さをみんなで頑張って乗り越えたという感じです。 後半は2点リードで折り返しましたが、まだまだ自分たちはゼロの気持ちでもう一度追加点を狙おうという思いで入りました。しかし、相手がやり方を変えてきたり、ボールを持たれるシーンが多かった中で、私たちは粘り強い守備で最後まで勝ち切ろうという気持ちで臨んでいました。

Q)ゴールシーンを振り返って
A)貴重な追加点、結果としで勝ちに繋がったゴールシーンについて、ゴールに至るまでは相手のラインが低く、なかなか自分にボールが入ってこなかったので、どうやって点を取ろうか考えていました。そんな中、ほささん(保坂のどか)がボールを持った時にチャンスだと感じて、ゴール前に走り込んで頭で合わせました。決まった瞬間は、今日どうしても点を取りたい気持ちが強かったので、ホッとしました。 難しい体勢からのテクニカルなゴールに見えたかもしれませんが、ほささんがどこに来るか信じて入っていったところに、ちょんと頭で合わせただけなので、ほささんのボールが良かったと思います。

Q)次節に向けて
A)連勝をさらに伸ばし、チームとして非常に良い状態をキープできている要因としては、練習の中でもスタメン組とサブ組に分かれて試合形式の練習をしているのですが、サブ組の選手たちが相手の分析に合わせて非常に強度高くサッカーをしてくれることが大きいです。その中でトライアンドエラーを繰り返し、全員で話し合って修正している結果が、このような良い結果に結びついているのだと思います。 私たちが一部昇格という目標を達成するためには、一つ一つ勝ちを重ねなければいけないですし、ハードワークはまず大前提です。そこはみんなで共通認識として体現できていると思います。次節の相手は現在上位、今のところ1位のチームです。ここで絶対に勝って、昇格に一歩近づきたいですし、私自身もフォワードとして、もっと点を重ねてチームの勝利に貢献していきたいです。

辻野友実子


Q)試合を振り返って
A)前半は非常に良い入りができました。最初に自分がシュートを打てたこともあり、積極的に攻めることができているなと感じましたし、その中で確実に2点を取れたことは非常にポジティブだったと思います。
個人的なゴールについては、ほささん(保坂のどか)が持っていたボールで自分の前が開いているのを認知できていたので、「こぼれてこい」と願っていたら、ちょうどこぼれてきてフリーでシュートを打つことができました。きちんと決められて良かったです。先週の幻のゴールで悔しい思いがあったので、「今日こそは」という強い気持ちで臨んでいましたし、第3節以来の久々のゴールだったので、すごく嬉しかったです。サポーターの皆さんの応援も本当に力になりました。声援や応援タオルは私たちを後押ししてくれて、苦しい時にも頑張れました。今日は1000人を超えるサポーターの皆さんが、この暑い中応援に駆けつけてくださったことで、私自身も楽しくプレイできましたし、本当に選手のみんなも力を頂いていると思います。本当に感謝しています。
守備面では、前半は特に準備してきたことが出せました。相手のサイドセンターバックのところからプレッシャーをかけ始めることで、相手もそれを嫌がってビルドアップができていなかったのかなと思います。攻撃面でも、コンビネーションで崩したり、今回の突破もそうですし、ビルドアップのところもやってきているので、少しずつ得点という結果に繋がっている点は、すごく良かったと思います。

Q)反省点を挙げると
A)後半については反省点が多いです。相手が修正してきたことに対して、自分たちが対応できなかったことが今日の大きな反省点だと感じています。そこができていれば、コーナーから失点することもなかったと思いますし、相手が戦い方を変えてきた時に対応するところを、もう少しチームで修正していけたら良いのかなと思います。
また、前半の暑さの影響もあったのか、チーム全体としてバテてしまった部分がありました。ファーストディフェンダーが決定しきれず、相手がボールを運んできて、前線の選手にシンプルに入れてくるようになってからボールホルダーのところに守備が行けず、相手選手に自由に蹴らせてしまっていたのが、プレイしていてしんどかった点です。今後は、チーム全体で、そして私自身も指示を出すことで、ファーストディフェンダーの守備をもっと徹底できるように改善したいです。

Q)次節に向けて
A)チームとして「勝ちたい」という気持ちが強く、一部昇格という目標を達成するためには勝ち続けるしかありません。今日のように全員で集中して守り切れたことは良かったので、この強い気持ちをぶらさずに次も臨みたいです。
今回の勝利で連勝を伸ばすことができましたが、去年はたしか4連勝で止まってしまったので、次の試合でその壁を越えていけるよう頑張りたいです。次は首位の相手ですし、5連勝、6連勝と続けていけるように、気を引き締めていきたいです。チームとして、やるべきことをしっかり見つめ直し、良い状態で次の試合に臨んで勝利できるように頑張りたいと思います。

【ご報告】13.佐々木葵の怪我について

いつもFCふじざくら山梨へご声援いただきまして誠にありがとうございます。

佐々木葵が練習中の負傷により、下記の診断結果となりましたのでお知らせいたします。

診断症状:右内側半月板断裂

全治:術後確定

シーズン中での怪我となってしまいましたが、これからリハビリを乗り越え、一歩ずつ進んでいきます。
サポーターの皆さん、復帰まで温かく見守り頂けますと幸いでございます。
そして、復帰した際は本人の魂が震えるぐらい、大きな声援で迎えて頂けると嬉しい限りです。
以下本人よりご挨拶がございます。

佐々木葵よりメッセージ

日頃よりたくさんのご支援とご声援をありがとうございます。

今シーズンがスタートしてから、自分の成長がチームへの貢献に必ず結びつくと毎日を過ごしてきたのでやってきたことに対しての後悔はなく、今回の怪我も必ず自分の力になり、成長できる自信があります。いつも私を支えてくれる方々にパワーアップした姿で恩返しができるよう、今の自分にできることを精一杯取り組みたいと思います。

最後になりますが、この場を借りて自慢のサポーター様へ。
どんな時も、皆様の応援でたくさんたくさんパワーをもらっています。
こんなにも多くの人に応援してもらえる事は選手として本当に幸せな事で、誰もが感じられるものではないと思います。
勝利した時、サポーターの皆様同士で喜んでハイタッチしている姿が、私はすごく好きです。
そんな最高な瞬間をたくさん過ごしてもらえるよう頑張りますので、引き続き共に闘っていただけると嬉しいです!

【FCふじざくら山梨と遊ぼう】船津保育所様へご訪問(2025年6月18日)

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きありがとうございます。
6月18日に、FCふじざくら山梨の辻野友実子、米澤萌香、成迫実咲の3選手と坂田コーチが、富士河口湖町にある船津保育所様の子どもたちにサッカーの楽しさを届けてきました

サッカー教室を終えて、成迫実咲(NO.15)によるサッカー教室日誌

船津保育所にて、年長さん3クラスを対象にサッカー教室を開催させていただきました。とても良い天気すぎたので、全力で楽しめるようにホール内にて行いました。突然の変更にも対応していただき、ありがとうございました!

最初はボールタッチを行いました。ドリブルでちゃんとボールをコントロールできたり、行き過ぎそうなボールを止められたり、さすが年長さんだなと感じました!

次にドリブルからシュートを行いました。ドリブル中に指示をして、そのタイミングでシュートするという少し難しいことをしましたが、しっかりと指示を聞いて、正しいタイミングでシュートをしてくれていました。自分がシュートを打てる場所までドリブルすることを自然とやってくれていたので、考えながらプレーしてくれているんだなと感じました!

最後にゲームを行いました。みんな一生懸命にゴールを目指す姿が可愛かったです。攻撃側のメニューしか行いませんでしたが、しっかりとゴールを守ることもしてくれて、ナイスゴールもナイス守備もたくさんありました!

ちょうど1年前くらいに同じ子どもたちにサッカー教室をさせていただきましたが、その時よりもみんな動き方やボールの扱い方がとっても上手になっていました!子どもたちの成長をサッカーで感じることができてとても嬉しく、良い経験をさせて頂きました!

船津保育所のこどもたちへ

こどもたちへ
ことしもいっしょにサッカーをしてくれてありがとう!みんなすごくじょうずになってて、こーちはとてもうれしかったです!またいっしょにサッカーしようね!

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