【2023プレナスなでしこリーグ2部 第8節~試合結果~】VS 吉備国際大学Charme岡山高梁戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月20日に行われた2023プレナスなでしこリーグ2部第8節の吉備国際大学Charme岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2023プレナスなでしこリーグ2部第8節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-2 吉備国際大学Charme岡山高梁
-前半 1-0
-後半 1-2
(得点)
10分 鈴木和遥
61分 辻野友実子
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濱名花子 加村ななみ 高山紗希 中村友香
MF 菅百花 脇田紗弥 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 鈴木和遥
(途中出場)
HT OUT9 金井奈苗 → IN19 広沢実佳子
【今節の振り返り~マッチレポート】
先週の試合では、なでしこリーグ昇格同期のヴィアマテラスとアウェイ宮崎で対戦。
リーグ首位を走る相手に対して0-1で惜敗し、今週こそは勝ち点を山梨に持ち帰るという強い想いを持って臨んだ一戦。
今節は、8位につける吉備国際大学Charme岡山高梁との試合であり、7位のふじざくらにとっては負けられない相手です。
スターティングメンバーは前節同様のメンバーで、この布陣での入りは、ヴィアティン三重戦から4試合連続となります。
キックオフからふじざくらがミドルゾーンでボールを回して、攻撃の形をうかがう展開になります。
序盤は左サイドで攻撃のリズムが生まれ、そこからチャンスを作ります。
特に、左サイドバックの中村、左サイドハーフの辻野、センターフォワードの鈴木が連動性ある動きを見せ、左サイドからクロス、シュートなどを狙います。
すると、前半10分に先制点が生まれます。左サイドで攻撃のリズムを作ると、辻野からのパスを受けた中村が、右足でゴール前にクロスを上げます。
競り合いから脇田が先にボールに触れると、フリーの鈴木にパス。鈴木が左足を振りぬくとボールはゴール隅に吸い込まれ、先制点となります。
鈴木は待望のなでしこリーグ初得点。
得点後も、攻撃の手を緩めないふじざくらは、左サイドを抜けた辻野から中央に走り込んだ脇田にパスが入り、ダイレクトでシュートを放つも、シュートは大きく脇をそれ、悔しい表情を見せます。
また、センターフォワードに入った鈴木にボールがおさまり、中盤も相手ディフェンスラインの間でボールを受けたり、スペースを抜けたりと、ふじざくららしい攻撃を仕掛けます。
前半終了間際には、加村が自陣エリアで相手のスライディングを受け倒れるも、必死の表情で立ち上がり、勝利への気持ちを魅せます。
1‐0で前半終了のホイッスルが鳴ります。
ハーフタイムに入り、渡辺海監督から「前半は良い攻撃ができた。後半もこの攻撃の形を続けられるかが課題。自分が決めきるという強い想いを持って挑もう!まだ試合は終わってないから、全員で勝つという姿を見せよう」と声をかけ、後半に挑みます。
後半は、金井代わり広沢がフォワードのポジションに付き、鈴木が左サイドバック、中村が中盤という布陣で試合に入ります。
後半に入ると、追いつきたい相手が前掛かりに攻撃を仕掛けます。
開始5分には、自陣右サイドから相手にクロスを上げられ、枚数は足りてはいましたが、中で相手に合わせられ同点に追いつかれてしまいます。
さらに、その僅か6分後には、同じくサイドからの攻撃で、相手選手にクロスを上げられると中で合わせられ、逆転を許してしまいます。
僅か6分で逆転されたということもあり、立て続けの失点で下を向く選手が多い中、GKの出口がディフェンスラインに声をかけ、田中、菅も全体に声をかけ、まだ追いつけるという雰囲気を創ります。
このまま離されたくないFCふじざくら山梨は脇田、広沢にボールを集め、全体的に攻撃の厚みをかけていきます。
すると、逆転から6分後の61分、この選手が試合を振り出しに戻します。
前半から良い動きを見せていた辻野が、右サイドの菅から相手自陣の左サイドペナルティエリア付近でボールを受けます。
中にカットインしながら、細かなフェイントで相手のマークを外すと、右足でシュートを放つとゴール左隅に決まります。
このシュートで息を吹き返したFCふじざくら山梨は、脇田が辻野との連携で左サイドを突破するも、ゴールとはならず。
その後も、後半より1つ前にポジションを変えた濵名が果敢なドリブル突破で右サイドを活性化し、攻撃の糸口を作るも決定的な形は作れず、
試合はホイッスルがなり、2‐2の引き分けという結果となりました。
本日も多くのサポーターの皆さんが岡山まで足を運んでくださいました。
また、SNSでも多くのご声援を頂き、いつもふじざくら愛を届けて頂き、本当にありがとうございます。
次節は久しぶりに山梨でのホームゲームとなります。
イベント盛り沢山なので、是非会場に足をお運びください。そして、初の1,000人声を達成したいと思うので、是非お近くの方にお声がけの上、一緒にお越しください。
以下、渡辺海監督、鈴木和遥、辻野友実子に試合を振返ってもらいました。
渡辺海監督
Q)試合を振り返って
「本日もたくさんのご声援ありがとうございました。自分達がこの試合に向けて用意してきたことは今回のゲームの中で多く出すことができ、またその結果が得点を取ることに繋がったと思います。前半は優位に運べる場面が多かったのですが、後半は「このままでは終われない」「まだ油断できない状況にある」ということを選手に伝えて送り出しました。相手の圧力に対して準備はしていたものの、セットプレーで失点され、相手に勢いをつけてしまいました。ただ、そのような状況の中でも自分達がしっかりと自分達のサッカーをブレずにやり続けていたことで同点まで持ち込むことが出来たので、その点は大きな収穫であったと思います。ただ、勝ちまで持っていくためには自分達の要求の部分や掴めたはずの流れに対して今以上にこだわっていかなければならないと思っています。」
Q)来週のホームゲームに向けて
「今回のアウェイ2連戦を終え、気候状況やアウェイサポーターの中で試合を行うことに対して改めて難しさを実感しました。次節は相手をホームに迎え撃つことができるので、今自分達が必要とする勝利をサポーターの皆さんと共に作っていきたいと感じています。」
鈴木和遥
Q)試合を振り返って
「前節はシュート数が0本で不甲斐なさを感じた試合だったので、今日の試合は強引にでもシュートまで持っていこうと意識しました。また、コントラの動きでボールを受けて、攻撃のスイッチを入れようと意識しました。全体としては、前半はボールを持つ時間が長く、ボールを動かしつつビルドアップしてゴール前まで行くことができましたが、追加点を中々とることができませんでした。
後半は序盤から相手ペースでした。その中で2失点を許してしまい、自分たちに焦りが出てしまいましたが、同点に追いつけたことは良かった点だと思います。」
Q)来週のホームゲームに向けて
「次節は久々のホーム戦になります。もっと結果にこだわり、応援してくれるファン・サポーターの方々と勝利を掴み取りたいです!!次節こそは勝ちきります!!」
辻野友実子
Q)試合を振り返って
「本日も現地やSNSでの応援ありがとうございました!応援が本当に力になりました!!ありがとうございます!前半の立ち上がりに自分たちのペースで攻めることが出来て、早い時間に先制点を取れてたことはすごく良かったと思います。しかし、チャンスの時に決めきることができなかったこと、相手が戦い方を変えて来た時に攻略できなかったことで、相手のペースになってしまいました。もっと味方同士で要求するのもそうだし、個人としてもチームとしてもディテールにこだわっていかないといけないので、練習から修正していきたいと思います。得点のところは、もかさん(#10 菅百花)が良いパス出してくれたので感謝してます!もかさんに出して~って念を送ったのが届いて良かったです(笑)。やっと得意な形から決めれたので、嬉しかったです!」
Q)来週のホームゲームに向けて
「やっぱり勝ちたいです!チームのみんなとも喜びたいし、応援してくださる方とも一緒に喜びを分かち合いたいです!攻撃でも守備でもチームを勝たせられるような選手になれるように、また1週間頑張ります!応援よろしくお願いします!!」