【2023プレナスなでしこリーグ2部 第13節~試合結果~】VS 岡山湯郷Belle戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月24日に行われた2023プレナスなでしこリーグ2部第13節の岡山湯郷Belleの試合結果をお伝えいたします。

≪2023プレナスなでしこリーグ2部第13節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-3 岡山湯郷Belle
-前半 0-2
-後半 0-1

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濱名花子 加村ななみ 高山紗希 中村友香
MF 菅百花 脇田紗弥 金井奈苗 井原美波 辻野友実子
FW 鈴木和遥

(途中出場)
66分 OUT16 辻野友実子→ IN4 小鍛冶旭
78分 OUT14 脇田紗弥 → IN19 広沢実佳子

【今節の振り返り~マッチレポート】

(Photo by 北原 基行)

前節はアウェイ三重で試合終了間際に得点を取られ、1-2で悔しい逆転負け。
なでしこリーグで初の連敗を喫し、挑む岡山湯郷BELLE戦。

前回のホームゲームでの試合では、脇田のハットトリックの活躍もあり、4-2で勝利した相手。
来週のホームゲームに勢いを繋げたいFCふじざくら山梨は、今節ではアンカーに金井が入り、中盤は井原・脇田・金井という形で挑みます。

キックオフ直後の立ち上がりから、相手がボールを持つ展開となります。
立ち上がり開始1分でシュートを放たれると、その後も立て続けに自陣ゴール前までボールを運ばれます。

すると、前半8分にゴール前までボールを運ばれると、最後はペナルティエリア内で相手選手が振り抜いたシュートはゴールに突き刺さり、先制点を奪われます。

その後も、相手の前線からのプレスに対してボールが繋げず、相手にボールを奪われ、そのまま攻め込まれる時間が続きます。

苦しい状況が続くふじざくらですが、さらに1点を取られてしまいます。
前半24分、現在リーグ得点ランキング2位の岡山湯郷Belle横山選手がドリブルで左サイドから中に侵入し、右足を一閃。ゴール左隅に入り、追加点を奪われてしまいます。

チャンスを作りたいふじざくらは右サイドの菅、濵名が脇田との連携でチャンスを作るも、クロスに合わずシュートまで持ち込めません。
前半はシュートを放てず終了となります。

ハーフタイムに入り、渡辺海監督より「相手のプレッシャーが高い中で、テンポを上げてボールを動かし続けよう。相手の前線には、マッチアップの役割と受け渡しをはっきりすること。ここからだ!まだ終わってないぞ、下を向いてる暇はないぞ!一歩も引くな!最後まで戦い抜こう!」と声をかけて選手を送り出します。

後半キックオフ後に、ディフェンダーの加村がボールを持つと、相手自陣のサークル辺りからシュートを放ちます。
キック力が持ち味の加村らしいシュートで「後半いくぞ!」という気持ちが感じられるシュートにふじざくらサポーターから拍手が生まれます。
フォワードの鈴木も相手のプレスを受けながらも、ボールを持つと前を向き、シュートを狙うなど、勢いを付けます。

しかし、後半に入っても相手は攻撃の手をゆるめません。
53分には自陣の左サイドを抜けた相手選手が加村、高山を抑え、最後は出口を交わしてシュートを放ちゴールネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定となります。
その後もクロスから頭で合わせられるシーンも続きますが、キーパーの出口を中心に高山・加村が声を掛け合い、相手のクロスを跳ね返します。

後半に入り、徐々に相手自陣にボールを運ぶシーンが増えてきたふじざくらは、65分頃に、左サイドの中村のクロスに辻野がゴール前に飛び込みますが、シュートは僅かにそれます。


その辻野に代わり、小鍛冶が66分から入ると、自ら左サイドから中に仕掛け、チャンスを作ります。

渡辺海監督より「前から前からいけ!」の声に反応し、鈴木・脇田が前線からスプリントを見せ、相手にプレッシャーを与えると、中盤でボールを回収できるシーンが増え、ふじざくらがボールを回す時間帯に。
徐々にサイドから攻撃の形を作り、クロスを上げるところまで作りますが、中で合わせられず、逆にカウンターを与えてしまい、簡単に自陣ペナルティエリアまでボールを運ばれ、シュートを打たれてしまいます。

疲労が見えてきた後半終了間際に、カウンターから相手選手がボールを運び出し、前線の横山選手へボールが渡ると、ふじざくらの選手が3枚で対応するも強引に中に入り、シュートコースを見つけ左足を振りぬきます。ボールは左隅に入り、苦しい3点目を奪われてしまいます。

1点を返したいふじざくらは、フリーキックでディフェンダーの加村が前線に入り、なんとか1点をこじ開けたいところですが、相手に跳ね返され、そのまま試合終了のホイッスルが鳴りました。

0‐3という結果で敗れ、これで3連敗となりました。
シュート本数も、3-19と悔しいですが、チカラの差を見せつけられる結果となってしまいました。

次節はホームに戻ってきての首位ヴィアマテラス宮崎戦になります。
この試合が終わると、リーグ戦は中断期間となります。
次のホームゲームが10月1日となるため、約3か月ホームゲームでは試合が行われません。

チカラの差がある相手かもしれませんが、最高に良い準備をして、皆さんが奮い立つような試合をお届けします。
「こんな試合が見たかったんだよ」と思って頂けるような試合を選手たちは魅せてくれると思います。

どうか一人でも多くの方に足を運んで頂き、選手たちを鼓舞する声援を届けてください。

引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。

以下、渡辺海監督、菅百花、金井奈苗のコメントになります。

渡辺海監督

Q)試合を振り返って
「本日もアウェイの中、沢山のご声援、ありがとうございました。相手のアグレッシブなプレッシングに対して、自分達の時間や余裕を奪われてしまい、主導権を握る時間が作れなかったところが失点に繋がったと思います。しかし、後半の入りは間違いなく素晴らしい入りができたと思います。自分達の主導権を握るために、ボールを動かすことやそのテンポ、また状況に応じた速度など含め、相手を上回ることができました。主導権を握る中で得点を目指す形が多く作れたのですが、最終的にゴールネットを揺らすことができなかったところが課題だと感じています。」
Q)来週の試合に向けて
「これまでふじざくららしさというものを伝え、表現してきましたが、ここまで勝利がないのが現状です。次節の相手に対しては、負けない準備をしていかなければならないと思っています。戦う姿勢を見せるということを、守備から作っていきたいと思っています。」

菅百花

Q)試合を振り返って
「前回(ホームで)の対戦結果は良い意味で意識することなく、目の前の試合を90分間全員で闘い抜くことを意識してゲームに臨みました。実際に対戦すると、相手に主導権を握らせてしまい、自分たちが思うようにプレーさせてもらえない時間が長く続きましたが、ピッチ内では選手同士コミュニケーションを取りながら、消極的になるのではなく、全体でゴールを奪いにいく姿勢を緩めずに戦いました。」
Q)次の試合に向けて
「今節で出た課題をまた1週間でクリアにしていき、出来ている部分はさらに質を上げて、首位相手でも臆することなく、ピッチでふじざくららしいサッカーを体現出来るように、身体とメンタリティ共に良い準備をしていきたいと思います。」
Q)サポーターの皆様へ
「いつもたくさんの応援ありがとうございます。なかなか結果で恩返し出来ていませんが、諦めることなく、結果が出るまで自分たちの目指す「感動が駆け抜けるフットボール」を貫きますので、引き続き共に闘ってください。応援宜しくお願い致します。」

金井奈苗

Q)試合を振り返って
「前回(ホームにて)勝利した相手ですが、前回は後半に失点していたので相手は諦めずに得点を狙ってくると思い、集中してゲームに入るよう意識しました。ピッチ内では、失点をしてしまっても「やるぞ!」「得点をとりに行くぞ!」と全員で声を掛け合いながら最後まで戦いました。」
Q)次の試合に向けて
「チームとして失点してしまうと厳しい状況が続いてしまうので、練習から失点と得点にこだわっていかないといけないですし、自分自身は守備の弱さ粘り強さが足りなかったと思うのでそこを意識して練習していきたいと思います。」
Q)サポーターの皆様へ
「いつもたくさんの応援ありがとうございます。現状、厳しい状況が続いてますが、サポーターの皆さんの応援や温かい言葉があるからこそ私達はピッチに立ち、前を向けています。中断期間前のホーム戦となるので皆さんに勝利を届けられるように頑張ります!」