【ご報告】山梨クィーンビーズと女子スポーツの機運醸成・スポーツ振興に関する連携協定を締結しました

一般社団法人ふじざくらスポーツクラブは、女子サッカーのプロリーグであるWEリーグへの参入を目指し活動をしておりますが、この度、山梨クィーンビーズと女子スポーツの機運醸成・スポーツ振興における連携協定を締結しましたのでご報告いたします。

この連携協定では、バスケットボール女子日本リーグに所属する山梨クィーンビーズと日本女子サッカーリーグに所属するFCふじざくら山梨が相互に連携し、山梨県における女子スポーツを盛り上げると共に、相互の発展を図ることが目的となります。

山梨県内では女の子がスポーツを行う機会の喪失や、競技人口の減少を課題とする中、山梨県の女子スポーツチームを代表する2チームが、今回の連携協定を皮切りに課題解決や女子スポーツの機運醸成及び振興のために連携協定を締結した次第でございます。

連携・協力内容

(1)山梨県における女子スポーツの機運醸成を図る施策を行うこと
(2)相互のイベント及びスポーツ振興に協力すること
(3)地域への貢献活動を相互に協力していくこと
(4)お互いへの理解を深める機会を作ること
(5)その他前条の目的を達成するために必要な事項に関すること

8月17日(木)に連携協定式が富士吉田市にあるふじさんホールで行われ、山梨クィーンビーズより逆瀬川慶浩GM、石川幸子HC、濱西七海キャプテン、FCふじざくら山梨より五十嵐雅彦GM、渡辺海監督、田中里穂キャプテンが出席。
記者会見には県内から8社ものメディアが来場し、山梨県における女子スポーツの注目度の高さを感じました。

初めに、各チームのGM、監督・HC、キャプテンが連携協定を締結する意義や今後実現したいこと、同じ女子スポーツが県内にあることでの相乗効果などについてメディアの皆様へ語りました。
下記、コメントとなります。

五十嵐雅彦GM(FCふじざくら山梨)
長年、山梨の女子スポーツを牽引してこられた山梨クィーンビーズさんと我々が、連携協定を締結することは非常に嬉しく思います。今年の春、(山梨クィーンビーズ)代表理事補佐の佐藤様、逆瀬川GMと山梨県の女子スポーツを盛り上げていこうという話があり、山梨県の女子スポーツの発展や女性の社会進出に関して、より密に連携を図りながら取り組んでいくことや経済を含めた地域の活性化に力を入れていくため、今回の協定を結ぶこととなりました。今後は、コラボイベントの開催やお互いのホームゲームおいてPRを行うこと、選手同士の交流を深めて女子スポーツ及び地域の発展に繋がるような活動に力を入れていきたい。また、山梨県に山梨クィーンビーズさんとFCふじざくら山梨があるということを価値化させ、山梨でスポーツをする女の子がこのクラブに入りたいと思えるような取り組みの実施や子供達の未来を造ることを目的に、活動を通して山梨県全体の女子スポーツの価値を上げていきたいと考えます。

逆瀬川慶浩GM(山梨クィーンビーズ)
山梨クィーンビーズは“山梨を女性のパワーで山梨を元気に!明るい笑顔の発信!”というクラブ理念のもと、目標であるWリーグのプレーオフ進出を目指して活動しています。地域連携、スポーツ推進、地域貢献をバスケットボールを通して活動をしていますが、我々、山梨クィーンビーズの力だけでは山梨県の女性スポーツは活発化しません。この度、FCふじざくら山梨さんと連携協定を結ぶことで女性スポーツとしてできることは何かを考えると共に、女性スポーツの素晴らしさや楽しさ、かっこよさなどを周知できるのではないかと考えます。また、お互いのクラブが情報発信基地になることがスポーツを観戦する第一歩となる機会の創出及び女性が豊かな未来を考える機会になると思いました。お互いの価値観がぶつかることで、地域におけるそれぞれのクラブの価値観がブラッシュアップした取り組みを目指しながらも、人が繋がる機会を有効に活用し、社会に貢献していくことができると考えます。

渡辺海監督(FCふじざくら山梨)
今回の連携協定の印象は、女子スポーツ全体にもたらす影響の1つとして、大きな要因に繋がるのではないかと期待しています。日本のスポーツにおいて、人材発掘などいろんな思惑を持って取り組んでいく側面がある中、我々クラブが求めている「人に与える影響や心の豊かさ」を創出することは、多くのスポーツで活動する方々と造り上げていくものであると思っているため、こういった輪を拡げていくことは非常に心強いパートナーシップであると考えます。他競技と交流することで生まれる新たな刺激や大きな変化をもたらしてくれるという点は、選手にとってプラスになる事業であると感じています。連携事業をもとに、パートナー企業の皆様やサポーターの皆様に向けて想いを伝えていく機会を作り、心の豊かさを提供していきたいです。

石川幸子HC(山梨クィーンビーズ)
私自身、連携協定を結ぶことが初めてのため、未知の世界ではありながらも、楽しみという気持ちで期待しています。今回の連携協定において、渡辺監督とコミュニケーションを図りながらも、サッカーからバスケットボールに活かせることをどんどん吸収したいです。また、地域への還元として、コラボイベントなどを通じて子供達と出逢い、私たちへ興味を持っていただき、私たちがいろんなことにチャレンジしている姿を見てもらいながらも、様々な活動を通して地域の皆様と一緒に戦っていけることを期待しています。

田中里穂キャプテン(FCふじざくら山梨)
同じ県にプロバスケットチームがあるということはなかなかないため、私たちにとっては非常に身近な存在であると思っています。また、山梨クィーンビーズさんの試合や地域活動を拝見すると、「私たちも頑張ろう」と、とても刺激を受けます。競技は違えど、お互い切磋琢磨できる存在でありたいです。また、今回の連携協定にあたり、今まで以上に交流する機会も増え、山梨クィーンビーズさんの、選手及び社会人としての価値観や在り方に触れることで、我々のコンセプトの幅をより一層広げられると思っています。

濱西七海キャプテン(山梨クィーンビーズ)
私にとってFCふじざくら山梨さんはライバルのような存在です。1つは結果の面において感じています。私たちは、昨シーズン、なかなか思うような結果が残せなかった中で、FCふじざくら山梨はなでしこリーグへ昇格したことに悔しい反面、嬉しさを感じています。私たちも結果で地域貢献をしていきたいですし、継いでいきたいと思っています。同じく、山梨をスポーツで盛り上げていることは嬉しいので、そういった存在がいることに価値を感じています。また、FCふじざくら山梨さんの「競技でも一流、社会人でも一流」というコンセプトは、かっこ良いという印象を持つと共に、そこをメリットとしている考え方やメンタリティについて交流を通じて学んでいきたいです。お互いがチームをより一層強くしていけたらと思います。

今後も、山梨クィーンビーズとFCふじざくら山梨は連携を密に行いながらも、山梨県の代表の女子スポーツとして、山梨県の女子スポーツの発展や機会の充実に強化して参ります。

今後ともよろしくお願いいたします。

山梨クィーンビーズ

山梨クィーンビーズは、『GO NEXT -次なるステージへ』を今季のスローガンに掲げ、「現状に満足せず、常に高みを目指し続ける組織を創造する」という想いを胸に2023-24シーズンを挑みます。
開幕戦は、10月14日対デンソー戦 鐘山スポーツセンター体育館にて開催。
山梨クィーンビーズの活躍に期待が高まります。