【2023プレナスなでしこリーグ2部 第15節~試合結果~】VS つくばFCレディース戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
9月23日に行われた2023プレナスなでしこリーグ2部第15節のつくばFCレディースの試合結果をお伝えいたします。

≪2023プレナスなでしこリーグ2部第15節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-0 つくばFCレディース
-前半 0-0
-後半 1-0

(得点)
79分 菅百花

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濱名花子 松岡沙由理 高山紗希 小鍜治旭
MF 中村友香 田中里穂 井原美波 鈴木和遥 辻野友実子
FW 広沢実佳子

(途中出場)
HT OUT19 広沢実佳子 → IN14 脇田紗弥
72分 OUT7 井原美波→ IN10 菅百花
78分 OUT13 鈴木和遥 → IN9 金井奈苗
92分 OUT14 脇田紗弥 → IN15 永木真理子

【今節の振り返り~マッチレポート】

(Photo by 北原 基行)
皇后杯関東大会では1回戦負けという結果を受け止め、挑むリーグ戦。
この2週間のトレーニングマッチでは勝利を重ね、良い準備をしてきました。

6月4日のノルディーア北海道戦以来の白星を掴みたいFCふじざくら山梨は、4-2-3-1の布陣でボランチには田中、中村が入り、センターバックには、松岡、高山が入り、ワントップには久しぶりのスタートとなる広沢という布陣で入ります。
キックオフ前には、FCふじざくら山梨JEアカデミーU-12の選手たちが応援に駆け付け、一緒にピッチを歩きました。

この試合では山梨よりバスツアー、マイカーで駆けつけてくださった大応援団の声援を受け、序盤からふじざくらがボールを保持する展開が続きます。

序盤から、松岡・高山から落ち着いたビルドアップでボールを前進させると、左サイドの小鍛冶、辻野がチャンスを作ります。
ふじざくらの最初のシュートはその小鍛冶。自陣エリアで、中村・田中・辻野・田中とパスが繋がり、最後は、左サイドバックの小鍛冶が大外からペナルティエリアに侵入しシュートを放つも、ボールはゴールバーの上を通過します。

前半12分にはコーナーキックのチャンスから、松岡が頭で合わせるもクロスバーに直撃でゴールならず。
さらに、その6分後には、右サイドを井原とのワンツーで抜け出した濵名がクロスを供給。広沢がダイレクトで合わせるもゴールポスト直撃と、先制点が奪えません。立て続けのポスト直撃に、サポーターさんからため息がもれます。

すると、徐々に相手が自陣でプレーする時間が増え、前半終了間際には相手の反撃を受け、自陣左サイドを突破され、クロスを上げられるも、中に人を集めクリア。こぼれ球をダイレクトにシュートを放たれるも、ボールは枠外に。そのまま前半が終了となります。

ハーフタイムには海監督から、「主導権を握れてるけど、このままだといい試合したで終わってしまう。パス1つ、シュート1つにこだわること!1,2点取れるときに取らないと勝てない。この試合をゼッタイモノにするぞ!」と厳しい声で選手を鼓舞し、ピッチに送り出します。

後半は広沢に代わり、脇田がピッチに入ります。
後半最初のチャンスは、51分。相手のファールでペナルティエリアで間接フリーキックのチャンスを迎えると、キッカーは小鍛冶。
中村がパスを出し、小鍛冶がシュートを放つもゴールバーの上を通過し、先制点とはなりません。

その後も、松岡や高山からロングフィードのパスを供給し、脇田や鈴木が裏へ抜け出し、ゴール前まで迫るも、相手の粘り強いディフェンスを前にあと一歩ゴールまで届きません。

ボールを奪われたら、全員が連動してボールを回収するなど、攻守にわたってハードワークをみせる選手たち。
72分に井原が足をつってしまい、菅がピッチへ導入されます。菅は今シーズン初の途中出場となりました。
すると、その菅から待望の先制点が生まれます。
同じく、後半途中出場の金井が自陣エリアでボールを運ぶと、左サイドからゴール前に入ってきた辻野へのパスが通り、最後は右サイドからペナルティエリアに侵入してきた菅へ辻野からラストパス。丁寧にドリブルでボールを前に運び、左足でシュートを放つと、ゴール右隅へ突き刺さります。
菅百花の貴重なゴールで先制点を奪います。

その後、相手の圧力を受けながらも、後半耐え抜き、試合終了のホイッスルが鳴ります。
6月4日のノルディーア北海道戦以来の約3か月振りの勝利に、選手も、スタンドのサポーターからも安堵の表情と共に、笑顔がこぼれます。
試合後の挨拶では、サポーターの皆さんと勝利を祝いました。

これで今シーズン、4勝目。非常に価値がある、アウェイでの、そして、リーグ再開後の初戦での勝利です。
本日は遠方より多くの方に来場頂きました。そして小さな子どもたちもスタンドから声を届けてくれました。

来週は、約3か月ぶりのホームゲームです。久しぶりの連勝を皆さんと共に目指しましょう。

以下、渡辺海監督、菅百花、中村友香のコメントになります。

渡辺海監督


Q)試合を振り返って
「本日も沢山のご声援、ありがとうございました。攻撃・守備含め、相手を上回ること、主導権を握ることを徹底した結果、様々な局面で発揮することができました。これまで練習してきたこと、ミーティングで話してきたことが得点という形に繋がり、選手たちが日頃からやってきたパワーが実ったと思います。ただ、それをゴールに結びつけた回数は一回だったため、ここの課題を修正していかなければならないです。これまでの悔しい思いを、私たちはもう惜しかったねでは終われません。今回の試合の入りや、それぞれが責任を持ってプレーするという面では、一人一人が頑張ってくれたと思います。」

Q)次節に向けて
「前期は、自分たちがやりたいことができなかったため、どんな状況であれ、試合に勝つことにコミットして残り4試合を戦っていきます。次節のホームゲームはたくさんのサポーターさんの前でプレーすることになると思いますが、皆さんに誇りを持ってもらえるよう、戦うシーンをたくさん出していきたいです。」

菅百花



Q)どんな気持ちでピッチに入りましたか?
「外から試合を見てて、なかなかお互い点を取れない状況が続き、チャンスを生かせず苦しい展開だったため、試合に入った時は「自分が絶対に決める!」という気持ちでピッチに入りました。」

Q)得点シーンを振り返って
「辻野友実子(#16 )から良いボールが入り、悩まずに思い切ってシュートを打つことができましたね。シュートを打った時は、スローで入っていく感覚を味わいました。左足のシュートを練習し続けていたため、振り切った瞬間、得点を確信しました。」

Q)次節に向けての意気込み
「今日の勝利は非常に大きいですが、勝ち続けることが大事だと思いますので、今日の課題を整理し、この1週間また良い準備をしていきたいです。」

中村友香



Q)試合を振り返って
「チャンスはあったもののなかなか得点を奪うことができず、苦しい時間帯が多かったため、自分達で良い流れを作るということが前半の課題でした。ハーフタイムで「最後を決め切る」「勝ちきる」ということを再度全員で再認識し、後半でそれを得点に繋げられたことはとても大きかったです。」

Q)次節に向けての意気込み
「前期はホーム戦で良い結果を出すことができなかったため、次節は今日の喜びを皆さんと分かち合えるよう、また準備していきたいです!」