【2023プレナスなでしこリーグ2部 第17節~試合結果~】VS ディアヴォロッソ広島戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月7日に行われた2023プレナスなでしこリーグ2部第17節の ディアヴォロッソ広島の試合結果をお伝えいたします。

≪2023プレナスなでしこリーグ2部第17節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 ディアヴォロッソ広島
-前半 1-0
-後半 1-0
(得点)
24分 辻野友実子
60分 鈴木和遥

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濱名花子 松岡沙由里 高山紗希 小鍛治旭
MF 菅百花 田中里穂 中村友香 鈴木和遥 辻野友実子
FW 広沢実佳子

(途中出場)
HT OUT 25 田中里穂 → IN 9金井奈苗
61分 OUT 16辻野友実子 → IN 14脇田紗弥
61分 OUT 11中村友香 → IN 17徳田優香
75分 OUT 19広沢実佳子 → IN 15永木真理子
86分 OUT 10菅百花 → IN 21田尻沙妃

【今節の振り返り~マッチレポート】

(Photo by 北原基行)
今節は前回の戦いでは、0-0と引き分けたディアヴォロッソ広島との対戦。
FCふじざくら山梨は、前節に引き続き4-2-3-1のフォーメーション、メンバーでスタートしました。

試合は序盤からFCふじざくら山梨がボールを動かす展開になります。
ファーストシュートは前半12分に、相手自陣右サイドでボールを動かす中、広沢がボールを受けた裏のスペースに濵名がパスを送り、走り込んだ田中がトラップからシュートも放つも、ゴールはファーに流れます。

その後も、ボールを保持しつつ、右サイドの菅・濵名・鈴木が連動し、クロスをあげるも、相手にディフェンス陣に弾かれ、シュートまではいけない展開が続きますが、積極的な攻撃を仕掛けます。

試合が動いたのは前半23分。
再三攻撃を仕掛けてきた右サイドにおいて、濵名がボールを運び出し、アーリー気味にクロスを供給します。
相手のマークを外した広沢がドンピシャで頭で合わせるも、ボールは相手キーパーが弾きバーに直撃。そのこぼれ球を辻野が押し込み、先制点を奪います。
辻野は6月に吉備国際大学Charme岡山高梁戦以来の今シーズン3ゴール目を決めました。

その後も、前半終了間際には、相手自陣右サイドより、濵名・中村とのパス交換から、菅がスルーしたボールを濵名が受け、グラウンダーのクロス。
早いボールに鈴木が合わせるも、シュートは相手キーパーが弾き、ゴールとはならずも、良い攻撃を見せます。
ふじざくらが終始ボールを保持する形で前半を終えます。

ハーフタイムに入り、渡辺海監督より「前半しっかり点を取って帰ってきたのは非常に良い!ただ、仲間に状況を伝える声がけがもっと必要だから、声をかけ続けよう!インサイドの選手は幅を取りながらも、縦のスペースを狙って攻撃を意識していこう!さあ、まだ点取るよ!勝つよ!」と伝え送り出します。

ハーフタイムでは、前半で足を痛めた田中に代わり、金井がピッチに入ります。

キックオフ直後はふじざくらがボールを保持する形で試合が続きますが、徐々に相手に主導権を握られます。
後半6分には、コーナーキックからカウンターを受け、相手選手にドリブルでペナルティエリアまで持ち込まれシュートを放たれるも、出口がファインセーブを見せます。

その後も、前線からのアプローチが弱くなったところで、ディフェンスラインから良い状態でロングボールを供給されると、セカンドボールが回収できずに、苦しい状況が続きます。

後半11分には、自陣で相手にフリーキックを与えると、ゴール前の混戦から相手にシュートを立て続けに放たれるも、中村、濵名が身体を投げうってクリアをします。
その3分後にも、中盤でボールを奪われ、ミドルシュートを放たれるなど、後半開始から15分間で6本のシュートを打たれます。

しかし、次のゴールネットを揺らしたのはまたしてもFCふじざくら山梨でした。

相手自陣でフリーキックのチャンスを掴むと、ゴール前の混戦から、ペナルティエリア右手前でゴールを背にする形で鈴木がボールキープ。
そのまま身体を反転させ、左足でシュートを放ちます。緩やかな放物線を描いたシュートはゴール左隅に決まり、追加点を奪います。
鈴木は2試合連続のゴールになります。

鈴木のゴールで落着きを見せたFCふじざくら山梨は、前半のようにボールを保持する時間を作ります。
その後、脇田、徳田、永木、田尻と4枚の選手を変えるも、変わった選手が熱いプレーを見せ、相手に主導権を渡しません。

シュート数は相手よりも劣りますが、相手2本に対して、9本のコーナーキックを獲得するなど、攻め続けたFCふじざくら山梨がクリーンシートで勝利しました。

本日も遠方広島にも関わらず、お越し頂いたサポーターの皆様には改めて感謝申し上げます。

この結果、後半戦3戦2勝1分と良い流れを作り、最終戦に挑みます。最終戦はホームでの試合となります。

多くの皆さんと感動が駆け抜けるフットボールを共有できる試合を目指したいので、次節は皆さん会場に是非足を運んでください!

残り1試合。1戦1戦を大切に、全員で勝利を目指して戦います。

以下、渡辺海監督、鈴木和遥、辻野友実子のコメントになります。

渡辺海監督

Q)試合を振り返って
「本日もご声援ありがとうございました。前節でコメントさせて頂いた「勝利を皆さんに届ける」ということに対して、まずは勝ち点を取れたことに満足しています。「攻守におけるハードワーク」と「コンビネーションプレー」という部分に対して1つ1つこだわりを感じるゲームだったため、これまでの成長を感じました。後半から出場した選手含め、それぞれが組織の役割を果たしてくれたことが、後半失速しない要因の一つになりました。この粘り強さは、7、8月の中断期間にしっかりと取り組んできた成果だと思っており、それが今回の結果に繋がったと思います。」

Q)最終戦に向けて
「北麓公園でのホームゲーム初戦や、もか(菅百花)のなでしこリーグ100試合出場など、節目節目に特別感を持つことはこれまで沢山ありましたが、勝利に結びつけることができた試合が少なかったため、次節も結果にフォーカスした内容をお届けできたらと思っています。次節はリーグ戦、ホームゲームの最終節でもあるので、集大成をお見せすることは自覚しておりますが、今自分達に与えられている課題は生半可なものではありません。サポーターの皆さんの前で勝利をお見せし、その感動を皆さんで分かち合うことが全てなので、最終節、なんとしてでも皆さんと掴み取りたいです。前回のホームゲームでは非常に沢山のサポーターの方に背中を押してもらいました。私たちは本当に幸せだなということを実感しながらサッカーさせて頂いていますので、このチームにいるからこその豊かさを皆さんと一緒に作っていきたいなと思います。」

辻野友実子

Q)試合を振り返って
「自分の持ち味である、ドリブルの仕掛けや裏への抜け出しを意識してゲームに臨みました。上手くいった部分、いかなかった部分両方ありましたが、上手くいなかった部分は修正して、次のホーム戦でぶつけたいと思います。」

Q)得点を振り返って
「直前に、かこ(濵名)にもっと中に入ってきてと言われてたので、かこ(濵名)のお陰の得点です。みかこ(広沢)も上手く合わせてくれたので、落ち着いてこぼれ球を合わせれました。みなみ(井原)とゴールパフォーマンス約束してたんですけど、一緒にやりたかったのと、1人でやるの恥ずかしかったので、来週決めて一緒にできるように頑張ります(笑)」

Q)最終戦に向けての意気込み
「リーグの最終節がホーム戦で、ふじざくらサンクスデーなので、今シーズンの感謝を結果で伝えたいし、応援に来てくれるサポーターの方と一緒に喜びたいです!良い準備をして、自分の持ち味を出せるように頑張ります!勝ちましょう!!!」

鈴木和遥

Q)試合を振り返って
「アウェイでの最後の試合だったので、「現地に足を運んでくれるファン・サポーターの皆さんと勝利を喜びたい!!」あわよくば「自分がシュートを決めて勝ちたい!!」という気持ちで試合に入りました。試合は相手チームの応援の音でなかなかコミュニケーションをうまく取ることができず相手の勢いに押される時間が多かったです。その中で前半に先制することができて少しゲームを落ち着かせることができました。後半は前半よりも相手が前から強くプレッシャーをかけてきてボールを保持する時間が少なかったですが、交代で入ってきた選手たちがアグレッシブにプレーしてくれたので相手の背後を取れたりゴール前まで侵入する回数が増えました。」

Q)得点を振り返って
「ここで前を向けたらシュートを打つという気持ちでパスを受けて、上手く前を向く事が出来たので迷わずシュートを打ちました。パワーはあまり無かったですが、いいコースに打つことができました。」

Q)最終戦に向けての意気込み
「内容、結果、共に満足のいく試合にしたいです。私たちが今シーズン目指してきた”感動が駆け抜けるフットボール”をこのメンバーで体現できる最後の試合なのでブレずに全員でやるべき事をやります。FCふじざくら山梨に関わる皆さんのために、感動が駆け抜けるために、最後まで全力でふじざくららしいサッカーをするので引き続き熱い応援宜しくお願いします!」