【ご報告】清村 珠幸(#12)退団のお知らせ

いつもFCふじざくら山梨へのご声援いただきまして誠にありがとうございます。

この度、清村珠幸が2023シーズンをもちまして退団することになりましたので、お知らせいたします。

2023年シーズンに筑波大学より入団してくれましたが、入団当初より長期の怪我で離脱し、苦しいスタートとなりました。
その中でもひたむきにリハビリを続け、4月には、リーグ戦で初出場を果たすことができました。
多くのファン、サポーターの皆さんに愛され、清村自身も、ファンへの想いをSNSや地域交流というアクションを通して、示してくれました。
応援してくださる方々の「待ってました」という声や笑顔を見て、改めてファンの皆様が期待したい、応援したい選手であることを、感じることができました。

FCふじざくら山梨が大事にする「日本で一番、地域に愛される女子サッカークラブ」を体現してくれた選手の一人です。

以下、応援頂いた皆様へメッセージになります。

清村珠幸/SHIMURA MISAKI

■入団年 2023年(クラブ5期)
■生年月日 2000年6月29日
■ポジション GK
■出身地 埼玉県

本人からのメッセージはこちら

2023シーズンもFCふじざくら山梨にたくさんの応援ありがとうございました。
この度、FCふじざくら山梨から、移籍することを決めました。
最終戦の記憶がまだ鮮明に残る今日、退団の挨拶をさせていただく形になり、今まで応援いただいた皆さまには感謝と共に、申し訳なく思います。

この決断をするにあたり、まずはなでしこリーグ2部で結果を出すべきという考え、チャンスがある限り少しでも夢を叶えられる可能性が高い場所でプレーしたいという挑戦、そして、FCふじざくら山梨と共にWEリーグ参入を果たしたいという想い。
多くの葛藤があった中で、GMの五十嵐さん、スポーツダイレクターの田口さんをはじめ、監督、コーチなどスタッフの皆さんが私の夢への挑戦に、背中を押してくださいました。心から感謝しています。

FCふじざくら山梨に入団し、サッカー選手として生きていく中で、初めて越え方が分からない壁に遭遇し、悩む時間も多く、難しいシーズンでしたが、振り返ってみると、人として大切なことに気づくことができ、私にとって必要な時間であったと感じます。

応援してくださった皆様にお伝えしたいことがあります。
まるで家族のような温かさと優しさで、いつも拍手を送ってくださり、本当にありがとうございました。
皆様がつくりあげるホームゲームが大好きでした。
怪我から合流し、試合に絡めない中で、12番のユニフォームを購入してくださったり、横断幕やゲーフラを作ってくださったり、お店をお休みにして試合会場に足を運んでくださったり、ウォーミングアップを観てくださったり、「清村選手のファンです!」と声をかけてくださったり、SNSも含めいろいろな形でたくさんの力をいただき、言葉では伝えきれないありがとうの気持ちでいっぱいです。
FCふじざくら山梨に所属している間に、私が活躍して、結果という形で皆様の期待に応えられず非常に残念ですが、皆様からの応援を背に、自分を信じて、"なでしこジャパンに入りW杯で優勝する"というサッカーを始めたときから変わらない永遠の夢を叶え、皆様の期待に応えられるように頑張ります。

雇用先である富士観光開発株式会社の皆様には大変お世話になりました。
社会人1年目である私に、仕事の基本からご指導いただき、総務部として貴重な社会経験を積ませていただき、ありがとうございました。
また、私が試合に出たときは自分ごとのように喜んでくださり、出られなかったときも「みさきを出せ〜」と悔しがってくださり、こんなに幸せな職場はそう簡単に巡り会えないだろうなと思いながら、毎日働かせていただいています。
残りわずかの期間にはなりますが、よろしくお願いいたします。

そして、選手・スタッフの皆さんへ。
長期の怪我から合流した経緯もあり、今までたくさんの迷惑をかけてしまったと思います。
入団初日に「とんでもないところに来てしまった…」と思っていましたが、皆さんと過ごした日々は、今までの私の人生にはなかった経験と学びに満ちた8ヶ月でした。
事務所の壁には"帰宅推奨"の紙が貼られているけど夜遅くまでクラブのために動いてくださっているスタッフさん。私が言うのも難ですが、個性がない人がいない選手たち。皆さんとは、楽しかった日、嬉しかった日、面白かった日、悔しかった日、怒った日、泣いた日、いろいろな日がありましたが、素直に、もっと勝って、もっと笑い合いたかったという後悔があります。
目標達成に貢献できないまま、クラブを去る形になってしまい申し訳ありませんが、女子サッカー界の未来を担う唯一無二の存在として、FCふじざくら山梨の今後益々のご活躍をお祈りしております。

移籍先については今後決定いたしますが、皆さんに良いご報告ができるように全力を尽くします。

そう遠くない未来で、FCふじざくら山梨がWEリーグに参入したとき、大好きなFCふじざくら山梨のホームゲームのピッチで、胸を張って皆様ヘご挨拶に伺うことが私に新しくできた目標です。
何処へ行っても、何年経っても、
私のサッカー選手1年目のクラブがFCふじざくら山梨であることは永遠に変わりません。

愛される選手、愛せる自分で、
いつか皆様の自慢になれるように、謙虚に日々努力を重ねてまいります。

最後に。

FCふじざくら山梨ファミリーが、本当に本当に大好きです。
たくさんの愛をありがとうございました!!!
また会いましょう。