【ご案内】パートナー企業の旭陽電気株式会社様に訪問しました(11月30日)

いつもFCふじざくら山梨へご声援を頂きありがとうございます。

昨日、オフィシャルウェアパートナーであります旭陽電気株式会社様に松岡沙由理(背番号3番)、辻野友実子(背番号16番)、田中里穂(背番号25番)の3選手が訪問させて頂き、会社並びに工場見学、そして女性社員の皆さんと交流をさせて頂きました。

この活動は、FCふじざくら山梨のコンセプトである「社会でも一流」を目指すために、プロ意識を持ち社会で働いている方と交流や見学を通して社会を知ることで、1人の社会人としての視野、考えを拡げることを目的としてます。
社会で活躍している方と触れ合うことが少ないため、今回の企画については、私たちFCふじざくら山梨の選手が、パートナー企業様を訪問し、社員の皆さんに触れ、交流することで、より会社を知り、そして、社員の方からの学びや気づきが社会人としての一流、そして成長につながると考えます。
一方、パートナー企業の社員の皆さまには、FCふじざくら山梨の選手と交流頂くことによって、選手のことやチームのことを少しでも知って頂き、そして、選手、チームとしての想い・本気度を感じ取って頂き、応援したい、試合会場で試合を観てみたいと思って頂けることが狙いになります。

旭陽電気株式会社様は、会社の使命として、「私たちKYOKUYOグループは、電子部品(ケーブル・ハーネス)の接続技術とEMSによる一貫製造を軸とし、社会の進歩を開発・生産するお客様を支える、’万能コネクターカンパニー’です。」
と掲げており、電子機器・製造装置メーカー様と連携し、ケーブル・ハーネス、部品、モジュール、機器などあらゆる物を考えてつくり、それら繋ぎ合わせ、命を吹き込むところまでお客様へ提供しております。

企業ブランディングやビジョン設計など、社外内に素晴らしい発信をされています。
本日見学させていただいた韮崎工業は、今年の7月に新たに竣工し、県内初となる再生可能エネルギー使用認証工場となっており、施設内に託児所や従業員の健康を考慮した社員食堂、会社のユニフォームにリサイクルTシャツを導入するなど、CSR活動も積極的に行なっております。

今回は、初年度よりお世話になっている旭陽電気株式会社の金山専務と社員の船津様、馬場様、山内様に1日ご協力頂き、会社及び工場のご説明や旭陽電気様が大切にされている理念などについて学ばせていただき、交流させていただきました。

まず、入口を目の前にした選手が口を揃えて放ったのは「わぁ、キレイ…これは仕事がしたくなる空間だね」という言葉でした。
2階の食堂は一面ガラス張りの開放的な空間になっており、各所に木や緑の温もりが感じられる造りとなっていました。
空間のこだわりや従業員の方々が、リラックスして業務を遂行できるよう配慮された環境は大変参考になります。

初めに、金山専務、社員で入社3年目の船津様、入社1年目の馬場様、山内様にご挨拶をさせていただき、双方の会社及びクラブ概要や活動内容、魅力などについてお話し、交流させていただきました。
私たちのコンセプトである「プレイングワーカー」について、ゴミ拾い活動や農業活動、資格や特技を活かした商品の販売など、ピッチ内外での活動をご紹介させていただいた際、馬場様より「弊社もゴミ拾いなどの活動を行なっておりますが、地元の課題を突き詰めてやられていることはすごいですね。」と仰っていただきました。
また、イラストレーターを得意とする辻野友実子の取り組みに興味関心を持っていただき、製作したものをご紹介させていただくなど、非常に和やかな交流会となりました。

続いて、施設及び併設する工場を見学させていただきました。
工場というと閉鎖的な空間が多い印象ですが、旭陽電気様は植物や木材をふんだんに使用した温かみのある空間が再現されておりました。
また、作業場内に天窓を導入することで従業員の時間感覚を築いているとのことですが、製品にも問題がないようなフィルムを用いているそうです。

社内にはこんな遊び心も…
お手洗いは、ハーネスをイメージした標識となっており、旭陽電気様ならではの表現方法でした。

工場内では、製造、検査、梱包、仕分け、発送などの一連の流れを間近で見学させていただきました。
同じ作業が繰り返される中、業務スピードのアップや不良品を出さないようにすることなど、製造業における技術者の方々の知恵と工夫を、見学を通して学ばせていただきました。

工場見学の後は、皆様と食堂にて昼食をいただきました。
社員食堂には、従業員の健康を考慮した体と心にやさしい食事が提供されており、食べることが好きな3選手は彩り豊かで食欲をそそられるメニューに目を輝かせていました。

写真)白米&玄米、もやしとネギの味噌汁、鶏のチリソース、ナスのチーズマリネ、厚焼き玉子、サラダ

美味しい食事をいただいた後は、金山専務より直々に「ウェルビーング研修」について研修をしていただきました。
ウェルビーングとは、身体的にも精神的にも社会的にも良い状態のことをいい、Well(=良い) Being(=状態)を掛け合わせた言葉です。
旭陽電気さんが行動規範として掲げられている、「まずは、自分が幸せになる。」というお言葉から、幸せについての知識を深め、新たな価値観を醸成し、ひとりひとりが成長するために本研修が設けられています。

幸せとは何か、どういった時に幸せを感じ、幸福の段階を踏んでいくのか、あらゆる面から幸せについてを深く学ばせていただきました。
”自分の幸せを見つけられるのは自分だけ。”
”自分の幸せについて自分自身が研究者となり、幸せを手に入れる。”

様々な本やご経験から「幸せ」について研究され、それを従業員の幸福やその家族、会社の未来へと反映させる金山専務の姿勢に、選手一同釘付けでした。

これまでは「幸せ」というものが、感覚的かつ漠然的なものでありましたが、金山専務が追求されたこられた幸せの定義や考え方をお聞きし、これまで以上に鮮明になりました。
私たちFCふじざくら山梨も、応援してくださるサポーターさんに「感動が駆け抜けるフットボール」を届け、我々に関わるすべての人の人生が豊かで幸せなものとなるよう、まずは私たち自身が幸せになる必要があるということを、金山専務の素晴らしいお考えを通して学ばせていただきました。

研修後は双方で感想を述べさせていただき、研修を受けての学びや気づきを再認識させていただくことができました。
また1日を通して、入社3年目、1年目となるお三方の言語力や仕事に対する姿勢、コミュニケーション能力に終始圧倒されていました。
こういった志を持った社員が活躍しているからこそ、お客様や地域からの信頼・評価を得ており、長年愛され、利用し続けられている会社様であることを改めて実感しました。

最後には、旭陽電気様がCSR活動で取り組まれているリサイクルTシャツと創業55周年を記念して作られたワインをいただきました。
また、私たちからもクラブの公式グッズをプレゼントさせていただきました。
旭陽電気の皆様、この度はお忙しい中、お時間頂きましてありがとうございました。
今後も、より良いパートナー関係として応援頂けるよう、引き続きよろしくお願いいたします。

下記、3選手のコメントとなります。

松岡沙由理(NO.3)によるコメント

旭陽電気株式会社様への企業訪問は何度かさせて頂きましたが、初めて新工場を見学させて頂きました。
工場というと密室的なイメージが多いですが旭陽電気様の工場は開放感がある造りとなっており、緑も多く、事務作業をする場もまるでカフェのようにリラックスできる環境が整っていました。
社員の皆様がいかに働きやすい環境で仕事するためにとてもこだわりをもたれていました。
去年に引き続き、社員交流もさせていただきましたが、去年同様に感じたのが皆さん仕事にやりがいをもって楽しんでいるところが会話の中で伝わってきました。
新入社員が普通の企業ではなかなかやらさせてもらえないことを旭陽電気様では経験させてもらっていて、社会人としても人としても成長できる企業様であると改めて感じました。
最後には企業理念の中にある「まずは自分が幸せになる」の「幸せとは」について金山専務による研修まで受けさせていただきました。
会社が抱える仕事だけでなく、社員のこれからの幸せについてやその先の未来について考える金山専務の話を聞けたことは、他の女子サッカー選手には経験できない私たちの自慢です。
いつもサポートをしていただき、このような機会を作ってくださってありがとうございました。また是非、交流させてください!

辻野友実子(NO.16)によるコメント

旭陽電気株式会社様の韮崎工場に訪問させていただきました。
新しくできた韮崎工場ですが、「本当にここが工場なの?」というくらい綺麗で、工場見学をさせていただくまで、ずっと半信半疑でした。
工場見学では社員の方の作業を見させていただいたり、施設の説明をしていただきました。
すごく素敵な環境で、私もここで働いてみたいと思いましたし、働いていて楽しそう、やりがいもありそうだなと感じました。
お昼ご飯は社員食堂でいただきました。とっても美味しかったですし、多くの社員の方がご利用されていて、一緒にご飯を食べることで、親睦が深まったり、コミュニケーションが活発になっているなと感じました。
午後からは、金山専務にWell-Beingの研修をしていただき、幸せについて考えを深めました。
旭陽電気株式会社様の企業理念には「まずは、自分が幸せになる」とあり、社員食堂や託児所があったり、働く環境が整備されていたり。

今回していただいた、幸せについて考える研修を社員の方にもされており、社員の幸せを想い、それを実行して下さる上司がいるおいう環境は本当に素晴らしい組織だと思いました。
今回交流させていただいた社員の方も本当に尊敬できる部分がたくさんあり、有意義な時間を過ごさせていただきました。
旭陽電気株式会社の皆様、お忙しい中、貴重なお時間いただきまして本当にありがとうございました。

田中里穂(NO.25)によるコメント

社員の方の仕事に対するマインドややりがいなどをお伺いし、自分の軸となるものが明確化、言語化されていて素直に素晴らしいなと感じました。
常に向上心を持って仕事に取り組んでいらっしゃる姿が目に浮かびました。
また、金山専務にもウェルビーイングについて貴重なお話をしていただきました。
ウェルビーイングとは良い状態でいることを指すそうですが、幸せについて深掘りしたり、再現性を高めるための具体的なお話はとても面白く、興味深いものでした。
その中でも、「利己ではなく利他」というワードが印象的で、誰かのために行動できる人になりたいと感じました。
私たち選手は、サッカーがメインになりますが、今回聞かせていただいたお話すべてがサッカーにも通ずるものがあると感じましたし、選手としても社会人としても活かしていきたいと思いました。
今回の訪問を通して、多くのことを学ばせていただき、刺激を受けることができとても楽しい時間でした!
貴重な機会をいただきありがとうございました。