【わたし日誌】2023年シーズンを振り返るVol.4 ~菅百花#10~

FCふじざくら山梨の5シーズン目である2023年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:菅百花(本人)より

〇今年もっとも印象的だったこと

“なでしこリーグ元年”を戦い抜けたこと、そして、一つの目標としていた100試合をこの歴史あるクラブで達成出来たことです。
昨年、引退を考えていましたが、素晴らしいクラブと出会え、新しい景色を見る事ができた事、それが何よりここまで続けてきた自分へのご褒美だなぁ。と感じられたことが、印象に残っている事です。
決して当たり前じゃない日々を送り、毎日幸せだ!と感じられた事、サッカーを続けてよかったと心から思えるシーズンでしたし、そう思わせてくれたクラブ、仲間、関わってくださる全ての方々に本当に感謝しています。また、ホームゲームの素晴らしい雰囲気も印象に残っています。
何より、会場に足を運んでくださった皆さんが作り出してくださる一体感。これが本当に力になりましたし、あの雰囲気が大好きです。

〇この1年間で選手として、そして人間として成長したこと

行動力、実行力です。
今まで、自分がやりたい事に対しての主体性やイメージを持つことまでは出来ていましたが、それをどうやって形にすればいいかわからず、実行するまでいきませんでした。
クラブに所属し、五十嵐さんの講義等でヒントをもらう事で、それを実行したり、実現まで持っていけたところが成長出来たかなと思っています。
また、”現役選手である”という価値に気付き、自分の興味があることなどを具現化して、発信する事を意識出来るようになったところも成長した部分だと思います。

〇私にとって「応援のチカラ」とは

全力で走り続けるための原動力です。
そして、恩返ししたい。という気持ちが燃料になって、走れています!

下を向いたり、立ち止まりそうになったり、諦めそうになった時に、奮い立たせてくれる、まだやるべきことがある。と思わせてくれるものです。誰かのために。は強い。今後はその”誰か”に、”自分自身”のことも、もう少し入れてあげられるようにしたいです。笑

〇FCふじざくら山梨は私にとってどんな存在

新しいビジョンを描かせてくれる、様々な可能性を与えてくれる、刺激を与えてくれる存在です。
サッカーはもちろんですが、今年はピッチ外の面で学ばせてもらうことも多く、どんどん新しいことに挑戦しているチームに置いていかれないように、成長し続けようと思わせてもらっていますし、やってみたい!と思う事をクラブがサポートしてくれる事で積極的にチャレンジ出来ています。そして、何をとっても”このチームの為に”と思える大好きで大切な、家族みたいな存在です。