【わたし日誌】2023年シーズンを振り返るVol.5 ~高山紗希#5~

FCふじざくら山梨の5シーズン目である2023年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:高山紗希(本人)より

〇今年もっとも印象的だったこと

今年最も印象的だったことは初戦と最終戦です。
初戦は初めてのなでしこリーグでの試合ということで、ワクワクする気持ちでいっぱいでした。これからどんなチームとたくさん試合できるのだろうと心が躍る感覚でした。実際に試合をしてやっぱり強くて、上手くてまだまだだなと悔しい気持ちもありましたが、これからこんなにレベルの高いリーグでサッカーできるんだと思うと嬉しい気持ちにもなりました。
最終戦は山梨に来てこれまで5年間共に闘って来たななさんの引退試合でした。個人的にすごく思い入れのある試合でした。
勝利で終えることが出来ずにほんとに悔しかったですが、最後ななさんと共にピッチで闘うことが出来て本当に嬉しかったし、最後の最後まで小さな巨人でした。
ななさんに何度救われ助けられて来たのかわからないです。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。そしてものすごく寂しくなりました。

〇この1年間で選手として、そして人間として成長したこと

選手として成長したことは厳しい時でも味方、相手の動きを観てプレーができるようになって来たことです。
自分で決めつけてパスしたり、自分のイメージだけでプレーしていたところから、最後までしっかりと見て自分のイメージと味方の動きが合っているのか、今そこにパスしてどうなるのかということを見て判断できるようになって来たと思います。
人間としては、あまり自分から発言したりしない方でしたが、今シーズンは自分の考えや悩んでいることわからないことを自ら発言したり、聞きに行ったりすることが増えて来たと思います。そうすることで自然と自分自身が明るくなった様な気がします。

〇私にとって「応援のチカラ」とは

私にとって応援のチカラとは、勇気を頂けるものです。応援を聞くと背中を押されるんです。
どんなにしんどくても、苦しくてもまた立ち上がろうと思える。まだまだできるしまだまだやれる。そう思わせてくれます。嬉しい時は一緒に喜びを分かち合える。喜びは何倍にもなって雰囲気が1つになるあの瞬間がとても嬉しいです。

〇FCふじざくら山梨は私にとってどんな存在

人と人を繋げてくれる場所です。
チームメイト、スタッフはもちろんですが、ファンの方やサポーターさん、パートナー企業の方々、私たちに関わってくださっている方と繋がることができているのはこのチームにいるからだと思いますし、オンザピッチ、オフザピッチ関係なく色んな方にお会いすることができてそこからまた色んなことを学ぶことができます。このチームにいるからこそできることなんだと思います。