【わたし日誌】2023年シーズンを振り返るVol.7 ~中村友香#11~
FCふじざくら山梨の5シーズン目である2023年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:中村友香(本人)より
〇今年もっとも印象的だったこと
なでしこリーグ第5節ホームで行われた「ヴィアティン三重レディース」との一戦において、応援してくださる方へ初勝利をお届けできた事です。
なでしこリーグ元年と位置付けた今シーズン、なかなか結果を出すことができず、チームとしても、個人としても苦しい時期が続いていました。今思い返しても苦しかったなと感じます。それでも前を向いて闘い抜く事ができたのは、応援してくれる方々やどんな時でも味方でいてくれる家族がいてくれたからです。
そんな、応援してくれている方へ直接勝利をお届けする事ができた瞬間は2023年シーズンの中で一番嬉しかった出来事です。
〇この1年間で選手として、そして人間として成長したこと
選手とのコミュニケーションが増えたことです。
入団した2022年シーズンでは、クラブハウス内ではほぼ無口、話すとしてもこそこそ話で、あまり自分から他の選手と会話をする事がありませんでした。ですが、2023年シーズンはクラブハウスで紗弥(脇田)と大声でケンカができるほどになりました。笑
以前よりも選手と話す機会が多くなり、サッカーの会話もそれ以外のプライベートな会話も増えたと思います。これは、私にとって大きな成長です!
〇私にとって「応援のチカラ」とは
偉大なパワーをくれる存在です。
試合中、足が止まりそうな時、諦めかけそうな時、良い時も悪い時もどんな時もスタンドを見るとそんな気持ちは一切なく、ただ真っ直ぐに私達を応援してくれる熱いサポーターの方がいます。今シーズン何度奮い立たされ、パワーを分けてもらったのか数え切れません。
スタンド以外でも、パートナー企業の皆様、地域の皆様、職場の方、友達、家族などたくさんの方からパワーを頂いています。「頑張れ!」の一言が私のパワーの源です。
これからも多くの方にパワーを分けてもらえるように、パワーを送ってくれる方を増やしていけるように、私自身もパワーを与えられる存在になれるように頑張っていきたいと思います。
〇FCふじざくら山梨は私にとってどんな存在
自分自身を成長させてくれる存在です。
サッカーの面で成長することはもちろんですが、サッカー以外の面でも、成長する事ができます。
クラブがプレイングワーカーというコンセプトを掲げ、社会でも一流を目指しているからこそ、社会性も成長する事ができます。
私は、入団当初から富士桜カントリー倶楽部に勤務をしていますが、2022年と比較すると昨年の方がお客様に感謝をしてもらえる回数が増えたと感じています。
実際にキャディのお仕事をさせて頂く機会が昨年よりも増え、お客様から「ありがとう。キャディさんのおかげで楽しかったよ!」
と言ってもらえる事があり、とても嬉しい気持ちになります。それと同時に、社会に出て働く事の大切さや苦難を学ぶことができています。
FCふじざくら山梨はこの先の人生において必要なものを学び、様々な面で成長する事ができます。