【わたし日誌】2023年シーズンを振り返るVol.8 ~小鍜治旭#4~

FCふじざくら山梨の5シーズン目である2023年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:小鍜治旭(本人)より

〇今年もっとも印象的だったこと

私の中で今年最も印象的だったことは、“ファン・サポーターの皆さんがほっっっんとうに温かすぎることでした。
私は、めちゃくちゃの負けず嫌いです。負ければ悔しいし、引き分けでも悔しい。
時には勝っても内容が悪いと悔しいこともあります。そして、それにプラスしてとてもの泣き虫です。悔しいと自然と涙が出ます。
そこからすぐ立ち上がり前を向ける、そんな強い選手であればいいのですが、私はまだまだ未熟で弱いので、自信を失くしたり、戻れることのできない過去に振り返って考えたり、悩んだり、、、。足止めをしてしまう私です。
そんな私にいつも“頑張れる力”と“足を動かしてくれる力”を皆さんにいつも頂いてました。
いつ・どんな時も、誰よりも強く、「前に進もう!」と、「次は勝つんだ!」と私の背中を押して下さいました。
そんな皆さんに、私は“感謝”と“原動力”をいただき続けたことに凄く印象的でお伝えしました。本当にありがとうございました!

〇この1年間で選手として、そして人間として成長したこと

選手として、私は今年、新加入選手としてチームに入団し、と同時に最年少でした。
私以外、チームの選手全員が年上の中、私は年齢関係なく要求したり、勝つために厳しい言葉をチームメイトに伝えました。
それは、私にとって前所属チームとは別人のようでした。
前に所属したチームでは、要求したいことも言わず、求めらることをできるようにと頑張ったり、どこか自分を押し殺していました。もちろん、成長したことも沢山ありましたが、後悔の方が多かったんです。もっと要求をしていれば、もっと自分を主張していれば、、、と、そしたらもっと試合に絡めたり、評価を得られたり、もっと成長したんじゃないか?と思いました。
いつまでこのチームでプレーできるか分からないサッカー人生だからこそ、“後悔しない1日を!”と、入団する前から決め、嫌われてもいい、そんな覚悟でこの1年間プレーしました。
1年間やってきたことが良かったのか、悪かったのか正解は分かりませんが、萎縮した弱い自分から、とっても成長したんじゃないかなと思いました。

人としての部分は、私はこのチームに入団して、人として1番成長したと思うことは、人との関わり方だと思います。
私自身、人見知りの性格なんです…初めて会う人、全く知らない人、そんな方々に私から声をかけ掛けに行くのは大の苦手でして、、、。
でもこのチームに来て、いろんな方々に出会い、知らない人と話すことの楽しさを知りました。
自分の知らないことが増えたり、お互い知らない関係ないでも自然と“笑い”が起こったり、全部楽しいな!ってそう思えるようになりました。
それが私が成長を感じたところになります。

〇私にとって「応援のチカラ」とは

私にとって「応援のチカラ」は、サッカーを続けるチカラになっています。
何度も何度も辞めたい。そう思った時も、皆さんが応援してくださっていることを思い出すと、私はまだ何も返せていない、まだやらなきゃいけない!そう思い、チカラが湧いてきます。
1人のファンの方が、私にとってどれだけの力になっているか、言葉では表せません。
だからこそ、プレーで笑顔にしたい、応援して良かったと言ってもらえるような選手でありたい。いつも、本当にありがとうございます。
そして、これからもらこんな私をよろしくお願いします!

〇FCふじざくら山梨は私にとってどんな存在

私にとってFCふじざくらに山梨は、私のサッカー人生に光を与えてくれた場所です。
自分自身に自信を失くし、サッカーをやめたい。そう思ったことも。どこかどん底に落ちたようなそんな毎日でした。
だけど、もう一度頑張りたい!まだ夢を諦めたくない!そう思わせて頂けた場所でした。
私のサッカー人生、真っ暗で光の見えない場所で諦めかけた私に、1つの光をさしてくれたそんな様な気がしたんです。
だからこのチームにとても感謝してます。