【2024プレナスなでしこリーグ2部 第1節~試合結果~】VS 岡山湯郷BELLE戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
3月17日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第1節岡山湯郷BELLEの試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第1節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-1 岡山湯郷BELLE
-前半 0-0
-後半 0-1
(来場者)
1,329人

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 田中里穂
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
HT OUT21 内田朱夏 → IN6 濵名花子
60分 OUT9 山本菜桜美 → IN14 脇田紗弥
70分 OUT11 中村友香 → IN 27 加藤愛
78分 OUT7 井原美波 → IN 4 小鍛冶旭
78分 OUT16 辻野友実子 → IN 10 菅百花

【今節の振り返り~マッチレポート】

つい最近まで雪が降り積もっていた富士山の銘水スタジアム。
3月17日の試合に向けて、3月11日には選手・スタッフ、そして施設の皆さんと雪片付けをして、なんとか間に合った開幕戦。
昨年の合言葉である「1122(いいふじ)登頂プロジェクト!1122人を達成しましょう!」を今年も掲げ、多くのご来場を共に創る、なでしこリーグ2年目の開幕戦。

開幕戦も多くのイベントをご用意し、試合前には親子サッカー教室を開催し、42組80名以上の方が参加してくれました。
また、外に目をむけると昨シーズンに引き続き、会場前では河口湖屋台村さんご協力のもとふじざくらマルシェを開催。


その奥では、名物となった馬やポニーと触れ合える「ふじざくら牧場」。
ふじざくらパークは、富士吉田市の小室浅間神社にある馬力屋を運営する「株式会社ナックス」さんご協力のもと開催。小室浅間神社に伝わる伝統の神事「流鏑馬祭」は800年以上の歴史があり、馬は人々の暮らしにも欠かせない存在として大切にされてきました。このように富士吉田市では、馬が文化として深く地域に根ざしています。

親子で競って楽しんでほしいということで「ふじざくらスポーツパーク」を設置。
キックターゲットやミニフットゴルフで家族連れで遊んでくれる様子が目立ちました。

キックオフの30分前には1000人の来場者を記録し、10店舗並んだキッチンカーでも売れきれが目立ち始める事態となり、試合前からクラブ最多来場客数を更新し、盛り上がりを見せました。

試合前には富士吉田市長から「なでしこリーグの活躍は地元の活力。今年も応援してます!頑張れ!」と熱いエールを送り、オープニングアクトでは富士山火焔太鼓の力強い演奏を受けて、FCふじざくら山梨ボールでキックオフ。

FCふじざくら山梨は、4-4-2のフォーメーションで開幕戦をスタート。
DF源関・内田、MF三田、FW山本の新加入選手を注目するサポーターの応援にも熱が入ります。

序盤はふじざくらがボールを持つシーンが増え、中盤でも中村・三田が顔を出し、攻撃のリズムを作ります。
そんなふじざくらのファーストシュートは相手ペナルティエリア手前で競り合いからこぼれたところを三田がシュートを放ち、ゴールは大きくそれるも、スタンドのサポーターからは拍手が届きます。

その直後、右サイドバックの内田がドリブルで相手を交わし、井原とワンツーでペナルティエリア近くまで侵入し、クロスも上げるもボールはは山本に合いませんが、なでしこリーグ初出場の内田が良いシーンを創り出します。

前半は相手をコントロールし、攻撃のチャンスを多く作るも、無失点で前半を折り返します。

後半は序盤から相手に攻め込まれ、自陣でプレーする時間が続きます。
相手がトップにボールを預けるシーンが増え、また、守備陣の状況に応じてボールを蹴り込んでくるため、全体的にラインを下げざるを得ません。しかし裏へのボールには、松岡、源関のセンターバックを中心に、DFラインが落ち着いて跳ね返します。

しかし、56分に均衡が破られます。

中盤でボールを奪われると、左サイドバックの裏に抜け出した横山がキーパーとの1対1を決め、先制ゴールを奪われます。

追いつきたいふじざくらは、昨年同じ相手でハットトリックを記録した脇田を投入すると、ピッチ中央からクネクネドリブルで相手を交わし、「おぉー」と歓声が沸きます。
すると、相手のパスミスから鈴木がボールを持ち出し、脇田にラストパスを出すと、脇田がゴール前でキーパーとディフェンダーとの混戦からシュートを放とうとするも、相手の粘り強いディフェンスの前にシュートを打たせてもらえません。

鈴木も、相手キーパーが前にポジションをしているところをつき、ロングシュートも放つも僅かにゴールの上に流れるなど、相手のプレッシャーの中でも少ないチャンスから得点を狙うも、試合終了のホイッスルがなり、開幕戦勝利とはなりませんでした。

勝利には届かなかったものの、本日はクラブ最多の1,329名の観客動員を記録することができました。
観客数を発表した際に、「おぉー!」「すごい!」「やったー!」という声がスタンドから聞けたとき、この数字はみんなで創り上げた数字だということを実感できました。

多くの方が見続けたい、友達や家族に観てほしい・行きたい場所であり続けることが必要となりますので、本日の数字はクラブの新しいスタートになります。

と同時に、これだけたくさんの皆さんに来て頂きながらも、勝利を届けられなかった選手は悔しい想いをしております。

ここから先もさらに厳しい闘いが待ち受けているかと思いますが、一戦一戦勝負にこだわりながら「感動が駆け抜けるフットボール」届けられるように励んでいきたいと思います。

3月31日(日)のホーム戦は、13:00から富士山の銘水スタジアムで行われます。今日の試合以上のハードワークで、初勝利を飾れるよう来週も準備してまいりますので、ぜひ会場でご声援のほどよろしくお願いいたします。

以下、渡辺海監督、菅百花、山本菜桜美のコメントになります。

渡辺海監督


Q試合を振り返って
「なんとしても、どんな相手だったとしても勝ちたかったです。この開幕戦に向けて準備は怠らずにやってきましたが、(勝利という)結果をお届けできなかったことが非常に残念です。試合の内容としては、前後半通して自分たちが引くことなく主導権を握る時間を作るために、アグレッシブにアクションを起こすことを選手に多く伝えていきました。また守備ではセカンドボールの回収など、主導権を握れた結果、ゴールまで行く機会が増えたと思います。」
Q過去最多である「1329名」のサポーターさんを迎え、感じたこと
「改めて自分達がいる意味、頑張らなければならない理由がここにあると改めて痛感ました。一人一人の歓声やため息などたくさんの方の感情の渦が大きくなっているのを実感し、期待が大きかったと思います。」
Q次節に向けて
「勝つことです。常にゲームに勝利することに尽きます。また次回アウェイになりますが、自分達がどんなものを発揮できるのかをトレーニングの中で追求していきます。」

菅百花


Q試合を振り返って
「試合展開としてはボール保持がしっかりとていねいにできているなという印象がありました。攻撃の時間帯も多く、相手コートへ蹴り込むというよりは、しっかりと下から繋ぐ意識がゲームで出せていたので、自分達が優位に立っていると思いました。その後失点はしてしまいましたが、攻撃のチャンスを生かしきれず、課題が残りました。」

Qホーム開幕戦の雰囲気や感じたこと
「本日、目標人数(1122名)を達成できましたし、サポーターの皆さんにとてもいい雰囲気を作ってもらい、私たちも一緒に作り上げれた試合だったのではないかと思います。試合前までの選手の発信も含めて、みんなで作り上げれたホームゲームでした。」

Q次節に向けて
「黒星スタートとなりましたが、22試合中の1試合が終わっただけなので、この敗戦をどう捉えるかだと思います。次節はアウェイですが、勝ち点3を持ち帰ってこれるように今回の課題をしっかりとチームとしても個人としても向き合っていきたいと思います。」

山本菜桜美


Q山梨に戻ってきて初めての試合はどうだったか
「試合前、いろんな人から「応援にいくよ」と連絡をもらっており、その人たちの気持ちに応えられるようにと思い試合に挑みました。試合内容としては、相手のロングボールが多い中、自分たちの良さを出した中で攻撃につなげたかったのですが、なかなかうまく相手の守備を攻略できなかったと思います。」

Qはじめてのふじざくらでのゲームはどうだったか
「たくさんのサポーターさんがふじざくらカラーの服を着てくれていて、本当にたくさんの方に愛されている、見てもらえるのは素晴らしいことだと思いました。」

Q次節に向けて
「敗戦してしまいましたが、まだまだ始まったばかりなので、いい意味で切り替えて勝ち点3を絶対に取りに行けるようまた練習から頑張ります。」