【2024プレナスなでしこリーグ2部 第6節~試合結果~】VS SEISA OSAレイア湘南FC戦
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4月21日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第6節SEISA OSAレイア湘南FC戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第6節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-1 SEISA OSAレイア湘南FC
-前半 0-1
-後半 0-0
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 高山紗希 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 菅百花
FW 山本菜桜美 内田朱夏
(途中出場)
HT OUT 21 内田朱夏 → IN 14 脇田紗弥
HT OUT 10 菅百花 → IN 15 成迫実咲
HT OUT 11 中村友香 → IN 20 五味小暖
63分 OUT 17 井原美波 → IN 16 辻野友実子
74分 OUT 9 山本菜桜美 → IN 19 広沢実佳子
【今節の振り返り~マッチレポート】
前節のホームゲームで強敵JFAアカデミー福島に勝利して、連勝記録を4に伸ばしたふじざくら。
今節はアウェイに乗り込み、今シーズンからなでしこリーグに参戦するSEISA OSAレイア湘南FCとの一戦になりました。
鈴木・源関に代わり、開幕戦振りのスタメンとなった内田がフォワードに入り、高山が第3節ぶりにセンターバックに入り、菅も2試合ぶりにスタートに入りました。
試合は3バックの相手に対して、前からプレスをかけて中盤でボールを回収し、序盤はふじざくらがボールを落ち着かせる展開になります。
すると試合序盤からチャンスが生まれます。
この試合、フォワードとして出場を果たした内田が中央から左サイドに流れながら、ペナルティエリア内で左サイドの菅からパスを受けます。
小さいなフェイントを入れ、相手を交わして、ペナルティエリア手前でフリーの山本へマイナスのパスを出すも、わずかに相手が触り、シュートまでは放てず。内田が序盤から持ち味のスプリントを発揮し、相手にプレッシャーを与えていきます。
しかし、最初にゴールネットを揺らしたのは相手でした。
前半14分に、中盤でパスミスからボールを奪われると、ドリブルで仕掛けられ自陣のペナルティエリアに侵入されます。
シュートか、ドリブルで中に仕掛けるのか微妙な駆け引きの中、高山が対応をするも、わずかなニアのスペースに、右足一線で放ったボールは出口の手を上をすり抜け、ゴールを奪われます。
追いつきたいふじざくらは攻勢に出ます。
前半から相手のパスカットでマイボールを作る三田が、内田とのパス交換の中で、ペナルティエリアへ侵入。左足でシュートを放つもゴールポストに直撃。弾いたボールを回収し、サイドから攻撃を組み立て、最後はミドルレンジから中村がシュートを放つも、今度はクロスバーに直撃など、ゴールの匂いを漂わせますが、ゴールを奪えず、前半を折り返します。
ハーフタイムでは渡辺海監督より「相手の個人の優位性やチカラがあるのは想定していたこと。だから、自分たちが相手を上回ることをやっていこう。攻撃では、ポケットへの侵入した後の2列目の関わりをもっと強くしていこう。まだまだだぞ!結果を覆すことを全員でやっていこう!」とチームを鼓舞し、後半に入ります。
流れを変えたいふじざくらは、菅・中村・内田に変えて、成迫・五味・脇田の3枚を投入します。
後半序盤は相手のパスやドリブル突破などで、自陣に攻め込まれるシーンが増えます。特に前線の選手たちは仕掛けやシュートなど勢いがあり、ペナルティエリア内への侵入を許してしまいます。コーナーキックのピンチも迎えますが、出口を中心に、ゴール前で戦い、相手に追加点を与えません。
すると後半15分に、三田・山本・成迫・脇田と中盤で、小気味良いパス回しから中央を突破すると、流れの中から右サイドの成迫が抜けて、クロスを上げます。脇田が難しい体勢からヘディングシュートを放つもハンドの判定に泣きます。
更に攻勢を強めるふじざくらは、井原に代わり辻野が、山本に代わり、広沢がピッチに立ちます。
後半27分には左サイドの小鍛冶が、ポケットに侵入した脇田へパスをつなぎます。
脇田は正面を向き、相手2人に対し、右に左にクネクネボールをこねて、最後は左から抜くと、左足でシュートを振り抜きます。
シュートは相手キーパーのファインセーブにより、弾かれ、ここもゴールとはなりません。
その後も猛攻を見せ、試合終了5分前には右サイドを完璧に崩し、小鍛冶から最高のグラウンダーのクロス。
それに脇田がドンピシャで合わせるも、相手キーパーのビックセーブに阻まれ、本当に1点が遠い。再三のチャンスに、山梨から訪れたサポーターの皆さんから、歓声とため息が漏れます。
アディショナルタイムには、キーパーの出口もコーナーキックの際に、ゴール前に呼び、1点への執念を見せますが、1点が遠く、0-1と開幕戦以来の黒星となりました。
4試合連続得点中の自慢の攻撃陣が不発に終わり、連勝は4でストップとなりました。
結果として、シュート17本を打つも、決めきれずに1点に泣きました。
本日はアウェイにも関わらず、ふじざくらのユニフォーム、ベースボールシャツを着用した方が多く見かけることができました。
一緒に連勝を創りたいという想いを持ってくださった方が多くいらっしゃった中で、勝ちきれなかったこと、選手たちも悔しい気持ちでいっぱいです。
次節は初の小瀬開催になります。
勝利をして連勝で望みたかった一戦でしたが、気持ちを切り替え、ふじざくらの応援に来てくださる皆さんのために、勝利を届けたいと思います。
以下、渡辺海監督、井原美波、広沢実佳子のコメントになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
「17本というシュートの数は、自分たちがゴールに向けてアクションできた数になりますので、目指すべき攻撃できたと思います。しかし、それを得点として、1、2点という結果に変えられなかったのが、課題として挙げられると思います。試合を通して、相手の攻撃の形に対して、この1週間しっかりと準備ができた上で、試合では対処を施すことはできたのですが、ファーストディフェンダーを決定したけど逃げられたときに、相手の個の優位性に対して組織で対抗するというのは立ち向かえてるところはあったんですけど、相手のカウンターの中で間延びしてしまったところが、失点につながってしまい、難しい戦いになってしまいました。」
Q)次節に向けて
「1週間ちゃんと準備をしてくれた選手たちが役割を果たしてくれた中での結果なので、この結果はチームとして真摯に受け止めたいと思います。そのうえで、まだまだ自分たち一人一人のできること、質に目を向けていきたいと思います。今日の試合で感じた相手との個の差を埋めていく作業は、練習や試合を通して選手の成長を育みたいと思いますが、急激に成長することは難しいので、シーズンを通して、今足りてない部分に対しては組織として強くなっていくことで、良い戦いを目指したいと思います。次に向けて、改めて良い準備を進め、勝利を目指します。」
井原美波
Q)試合を振返って
「まず、アウェイまでたくさんの方が足を運んでくださり嬉しかったです。たくさんの応援ありがとうございました。
試合は、前半の早いタイミングで失点してしまい、相手のペースにもってかせてしまったなと思います。足元の技術がある相手だったので、より相手に余裕を与えてしまったなと思います。個人的には、攻撃時のかこ(濵名)との立ち位置を、相手を見ながら修正できたのは良かったと思います。守備的になることが多い中で、相手の特徴の分析をもっと早くできること、より高い位置でボールをどう奪えるかまで考えられて修正できてたらというのが反省点になります。」
Q)次節に向けて
「次の試合は、国中での初めての試合で、今まで「観にいきたいけど山越えるのはなぁ」とおもっていた方々も多く来場してくれると思います。次の試合でどれだけ自分達の良さを出せるか、観客を楽しませることができるかで「また、次も観に行こう」を作れると思うので、勝つ為の準備をチーム全員でしていきます。また、ヴァンフォーレさんが前節でホーム戦初勝利をあげられていたので、そのパワーももらいながら、負けないくらいの熱量で頑張りたいと思います。」
広沢実佳子
Q)試合を振り返って
後半途中から出場する機会をいただいて、1点ビハインドでもあったので、シュートを積極的に狙っていこうと臨みました。シュートは打つことは出来ましたが、ゴールを奪うまで出来なかったので、試行錯誤していき、よりいい攻撃へ繋げられるようにしたいです。自分がシュートを打つことでチャンスを広げたり、マークを集めることで、フリーの選手を作ったりと、攻撃を上手く循環させられようにしていきたいです。
Q)次の試合に向けて
来週の試合はなでしこリーグ初の小瀬での開催です。多くの方に応援に来ていただけると予想しています。皆さんの目の前で勝利を届けることだけを考えています。1週間、全員が勝利を届けられるように準備していきたいです。また自身の初ゴールも達成を目指します。来週も引き続き応援よろしくお願いします!