【2024プレナスなでしこリーグ2部 第8節~試合結果~】VS ディオッサ出雲FC戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月3日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第8節ディオッサ出雲FCの試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第8節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 ディオッサ出雲FC
-前半 0-0
-後半 2-0
(得点)
67分 鈴木和遥
82分 脇田紗弥

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 成迫実咲
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
HT OUT11 中村友香 → IN 20 五味小暖
60分 OUT7 井原美波 → IN 10 菅百花
60分 OUT9 山本菜桜美 → IN14 脇田紗弥
69分 OUT15 成迫実咲 → IN 16 辻野友実子
83分 OUT13 鈴木和遥 → IN21 内田朱夏

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節はホーム小瀬で引き分けたFCふじざくら山梨。
2戦勝ち星から遠ざかってる中、今節からのGW決戦はアウェイ2連戦となります。

対戦相手は、2022年11月になでしこリーグ入替戦で戦ったディオッサ出雲FC。
以前の対戦では押される苦しい状況の中、後半ロスタイムに広沢実佳子が均衡を破るヘディングシュートを決めて勝利をし、その勢いのまま、なでしこリーグ参入を果たしました。

昨シーズン、なでしこリーグ入替戦を勝ち上がり、今シーズンよりなでしこリーグ昇格を果たしたディオッサ出雲FCと、約1年半ぶりの戦いになります。

スターティングメンバーは前節と同じく、初ゴールを飾った成迫が左サイドハーフで今節も出場となります。

序盤はふじざくらが押しこみ、相手自陣で攻撃を組み立てます。
しかし、マンツーマンでボールを奪いに来る相手に対しロストする展開が続き、シュートまで持って行けません。
攻撃の糸口がつかめない中、前半15分以降は、ホームのディオッサ出雲FCに押し込まれます。
ディフェンスラインからのロングボールを前線に供給されると、相手前線選手のキープからパスが繋がり、ペナルティエリアに侵入されます。

最大のピンチは、前半20分頃。
相手にコーナーキックを与えると、スピードに乗ったボールがゴール前に供給され、相手選手が頭でドンピシャに合わせますが、ゴール前にいた小鍛冶が身体全身ではじき返します。
相手がボールを拾い、左サイドからクロスを上げらるも、中にいた松岡がダイビングヘッドで相手のボールをはじき返し、中の選手を自由にさせません。

チャンスを作ることができず、相手の攻撃を耐える形で前半を終えます。

ハーフタイムに入ると、渡辺海監督から「ゴール前で身体をはれてる守備の意識が良いので無失点が出来てる。後半も身体を張って続けよう!攻撃では相手の背後をもっと意識して、シンプルな形から自分たちのゲームを作ろう!自分たちが後悔することがないように、交代選手含め後半もみんなで戦おう!」と伝え、選手たちを送り出します。

試合の均衡が破れたのは後半22分。
相手自陣右サイドでボールを繋ぎ、途中出場の菅が右サイドからクロスを供給します。
鈴木が相手に囲まれる中でも、クロスに合わせてタイミングよくダイレクトボレーを叩き込み、先手を取ります。ゴラッソ!!と叫んでしまうゴールでした。

その後も攻勢を強めるふじざくらは後半36分に追加点を奪います。
後半から出場し、良いパスを供給してきた五味が敵陣ペナルティエリアの前にポジションを取った脇田へふんわりとしたパスを供給。
脇田はパスを受け、ドリブルで持ち運び右足でシュートを放つと、ゴール左隅に決まります。脇田は待望の今シーズン初ゴールとなります。

試合終了間際は相手が押し込む時間があったものの、相手にチャンスを作らせず、後半アディショナルタイムに、相手にフリーキックを与えるも、相手キッカーの鋭いシュートをGK出口春奈がファインセーブ!

審判の長い笛が鳴り、試合は終了となりました。

この結果により、3試合ぶりに白星を掴むことができました。

次節は3日後となる、5月6日(月)にアウェイ広島にてディアヴォロッソ広島との戦いになります。
中日が少ない中での試合になりますが、チーム一丸となって戦い、勝ち点3を持ち帰ります。

以下、渡辺海監督、鈴木和遥、脇田紗弥のコメントになります。

渡辺海監督


Q)今日の試合を振返って
「前半はなかなか相手に対して、フリーな状況や優位な空間を使うことができなかったので、前へのアクションやシンプルに選手を使うことはできなかったですね。後半に入って、選手たちが焦れずに、そういったところを改善し、できるようになってから自分たちで主導権を握れたのが後半のゴールに繋がったと思います。こんなに1点を獲るのが苦労するんだってことをこの試合を通して、チームとして立ち返れたのことは大きかったと思います。欲を言えば、ボールをもっと握ったり、前線に起点を作りながら相手の視点を目を動かせたらというのはあるので、そういった部分は追求していきたいと思います。」
Q)次の試合に向けて
「体力的な消耗や回復が難しい中で、メディカルスタッフを中心としてチームでサポートしながら、チームとして良い戦いが出来る準備をしていきます。スタッフ含め、これまで通り努力を通して、次の試合でもチーム全員でゴールを向かうシーン、ゴールを守るシーンを見せられるような試合を目指します。」

鈴木和遥


Q)先制ゴールのシーンを振りかえって
「右サイドでもか(菅)さんがボールを持ってくれたので、クロスを上げてくれることを信じてポジションを取りました。少し見えにくい確度だったのですが、良いボールを送ってくれたので、タイミングを合わせて蹴ることができ、ゴールに繋がったと思います。前半シュートを打ててなかったので、消極的にならず、積極的に行く気持ちがゴールに繋がり、チームとして先制点を奪えてよかったです。」
Q)次節に向けて
「今日は苦しい試合でしたので、次の試合では自分たちのサッカーをして、前半からゴールを奪えるようにアグレッシブな攻撃を仕掛けたいです。楽な試合にはならないと思いますが、山梨へ勝ち点3を持ち帰りたいと思いますし、ホームゲームに向けて良い流れを作りたいと思います!頑張ります!」

脇田紗弥


Q)今シーズンの初ゴールを振りかえって
「やっと今季初ゴールを決めることができてとても嬉しいです!いつかくるチャンスを掴むために、なおさん(山本)に色んなことをたくさん教えて頂きながら、自主練習を重ねてきました。今日のゴールの場面もずっと練習してきた角度だったので、シュートを打つ前は「キタ」と思いました。シュートの勢いは弱かったですが、ゴールにボールが入っていってよかったです。」
Q)次節に向けて
「アウェーでの連戦となり、疲労もある中で厳しい戦いになると思いますが、勝利を掴むためにやるべきことは変えずにまた全員で闘いたいです。」