【2024プレナスなでしこリーグ2部 第9節~試合結果~】VS ディアヴォロッソ広島戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月6日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第9節ディアヴォロッソ広島戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第9節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-1 ディアヴォロッソ広島
-前半 0-1
-後半 0-0

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 五味小暖 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
56分 OUT4 小鍛冶旭 → IN21 内田朱夏
66分 OUT9 山本菜桜美 → IN15 成迫実咲
66分 OUT7 井原美波 → IN 10 菅百花

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節ではディオッサ出雲FCに勝利し、中2日で開催されるなでしこリーグ2部第9節。

本日の対戦相手は、昨シーズン2戦し1勝1分け、今シーズンは現在11位のディアヴォロッソ広島。
お互いの直近3試合ですが、FCふじざくら山梨は1勝2分、対するディアヴォロッソ広島は1分2敗になります。

今節では、五味がクラブ史上最年少スタメンを飾り、成迫に代わって辻野が左サイドハーフに入ります。

立ち上がりからふじざくらがボールを保持し、攻撃を作ります。
しかし、濡れたピッチコンディションでパスがうまく繋がらず、ロストするシーンが目立つ中、前半はピンチを迎えます。

前半19分に、自陣左サイドを突破されグラウンダーのクロスを供給されると、相手が自陣ペナルティエリア内でクロスに反応するもゴールのサイドネットに。
前半は自陣の左サイドからクロスを上げられるシーンが何度かありましたが、出口が良い飛び出しを見せ、相手にシュートを打たせません。

先制点を奪いたいふじざくらは連動したプレスで中盤で優位性を保ち、前線の山本、鈴木を起点に先制点のチャンスをうかがいます。
20分頃にはバイタルエリアでのパス交換から右へ展開し、濵名の素早いクロスは流れるも小鍛冶が左サイドからのクロスで中央の山本を狙うも、山本のヘディングシュートはキーパーの上を通過します。

ふじざくらが流れを掴み始めた中で、試合が動きます。
相手選手が中央をドリブルで突破してくる中、松岡・源関がオーガナイズをしてコースを限定化して防ぎますが、相手が蹴ったボールがペナルティエリア内でルーズボールとなり、相手選手の対応をしていた井原と松岡が見合わせた一瞬の隙にボールを奪われ、そのままゴール目掛け放ったシュートがネットを揺らし、先制点を奪われます。

前半終了間際には小鍛冶のパスで左ニアゾーンでボールを持った辻野が突破を図るも、シュートに繋げることはできません。

ハーフタイムに入ると、渡辺海監督から「ピッチコンディションも違うからそこも考えながらプレーしよう。0-1から後半2-1にひっくり返す、こういうゲームを逃さないでやれるようにしよう。決定機ではなく、絶対機が間違いなく来るから、それを逃さずに仕留める。自分たちが歴史を変えるゲームをしよう!」と伝え、選手たちを送り出します。

後半開始早々の50分に、松岡が敵陣右サイドへ抜け出す井原へ大きく展開します。
相手との駆け引きをしながらドリブルでボールを運び、タイミング良く右足を振り抜くとキーパーがかろうじて触れられ、ゴールとはなりません。

その後もふじざくらがボールを持ち、右サイドバックの濵名が起点となるロングボールを山本へ供給するも、相手がセンターバックを中心にヘディングではじき返され、起点を作ることが難しくなります。

ふじざくらは前掛かりになったところで攻撃のこぼれ球を相手に奪われ、相手ディフェンスラインから大きく蹴りだされたボールが自陣に残る相手前線選手に渡り、カウンターをもらうシーンがありますが、松岡・源関が懸命に戻り、身体を張ってチームのピンチを救います。

90分を回り、焦りが見える中、試合を通してサイドで上下運動を繰り返してきた辻野がチカラを振り絞り、左サイドをドリブル突破し中央へ鋭いクロスを供給します。
中央には成迫が走り込みますが、わずかにボールに触れることができず、濵名がボールを回収するも、試合終了のホイッスルが鳴り響きました。

この結果、前半の1点に泣き、0-1で敗れました。
連勝してホームに戻ってくることはできませんでしたが、次節は約1か月ぶりに富士山の銘水スタジアムのホームゲームとなります。
連戦が続きますが、チーム一丸となり、勝利を重ね、これから前回以上の連勝記録を皆さんと共に創っていきたいと思います。

以下、渡辺海監督、三田幸望、内田朱夏のコメントになります。

渡辺海監督


Q)試合を振返って
「相手がゲームの中で狙ってくることに対して想定し準備はできていたので、良いシーンをゲーム中で作れる時間帯はあったのですが、それ以上に相手の時間帯を凌ぐことができませんでした。失点のシーンも中央から来る相手に対してオーガナイズして守れていて、人も中にいた状況だったので、その中でコミュニケーションエラーで失点しまったことを考えると、個人のディティールのところの質を高める必要があると思います。自分たちが組織的に崩された状況ではなかったことを考えると、試合を通して守備のところはオーガナイズは出来ていたと思います。今日の試合ではピッチコンディションも難しいくミスも目立つ中、選手の疲労や連戦を加味し、采配を進めた自分に責任がありますし、悔しさが残ります。」

Q)次節に向けて
「5月3日の出雲さんとの試合を含め、次節は連戦の3試合目と位置してます。今日の結果に納得してる選手はだれもいないですし、この試合で感じた悔しさはもちろん、こないだの試合で自分たちが必死に戦って奪った勝ち点を取り戻す試合を全員で見せたい。つくばFCさんとの試合では、この連戦を通してこんな風に成長したという姿をホームでサポーターの皆さんにお見せしたいですし、勝利を目指したい、ただそれだけです。」

三田幸望


Q)試合を振返って
「先制点を取られてしまうことの苦しさを改めて感じた試合でした。前半、相手に勢いがある中で自分たちがボールを持つ時間をつくれず失点をしてしまいました。セカンドボールの回収も相手より拾えなかった印象があります。しかし、後半に入り、セカンドボールを拾える回数も増え、相手の背後やサイドからのクロスでゴール前まで行けるシーンが多く作れたので修正できてよかったと思います。ゴール前のチャンスでは、シュートの質やクロスに対しての入り方をもっと向上させていく必要を感じました。」
Q)次節に向けて
「今回の試合で出たチームとしての課題や個人としての課題をこの1週間でしっかり修正し、次節はホーム戦になりますので、サポーターの皆さんと喜び合えるように頑張りたいと思います!」

内田朱夏


Q)試合を振返って
「勝ち点を積み重ねたいと思っていた中で望んだ試合でした。0-1で負けている中、後半から途中出場をしてチームの流れを変え、逆転へと持っていきたかったのですが、ゴールに繋がりませんでした。勝ち点を積み重ねることが出来ずに悔しいです。」
Q)次節に向けて
「次節はホーム戦となりますので、今日の敗戦を良い方向へ持っていけるように、チーム一丸となって準備します。個人としては、どんなポジションでも与えられた時間と役割でチームの勝利に貢献できるよう、準備していきます。」