【2024プレナスなでしこリーグ2部 第12節~試合結果~】VS 大和シルフィード戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月26日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第12節大和シルフィード戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第12節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-1 大和シルフィード
-前半 1-1
-後半 0-0
(得点)
18分 三田幸望

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 菅百花 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
59分 OUT 10 菅百花 → IN 7 井原美波
59分 OUT 9 山本菜桜美 → IN 14 脇田紗弥
77分 OUT 13 鈴木和遥 → IN 21 内田朱夏
77分 OUT 16 辻野友実子 → IN 15 成迫実咲
77分 OUT 11 中村友香 → IN 25 田中里穂

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節ではアウェイ岡山で吉備国際大学シャルムを下し、2連勝のFCふじざくら山梨。

前半厳しい立ち上がりでしたが、後半立て直し、多くのチャンスを作り出し、勝利を掴み取りました。
今回の相手は前節で3‐0で勝利した大和シルフィードです。
本日の試合で久しぶりの3連勝を達成したいという想いを持って臨んだ試合。
 
前節で後半から出場し、決勝ゴールを挙げた辻野が左サイドハーフでスタメンを飾ります。
 
序盤から前線からのプレッシングで相手自陣でボールを奪うふじざくら。
ふじざくらが最初にシュートを放ったのは4分。自陣でリズムよくパスでボールを回すと、濵名が右サイドを抜け出します。
ペナルティエリア内で相手を一人交わすと、マイナス気味に鈴木へパスを出します。鈴木が少し持ち出し、右足でシュートもボールは僅かにそれます。
試合の均衡が破れたのは10分、相手の大和シルフィードに先制点を奪われます。
自陣右サイドからクロスを供給されると、松岡と源関が相手フォワードを挟むような形でクロスを対応しますが、その中で相手を倒したという判定を下され、ペナルティキックを与えてしまいます。相手選手がこのPKを決め、相手に先制を許す展開になります。
しかし、その8分後にふじざくらが同点に成功します。
追いつきたい中でも落ち着いてボールを保持し、相手自陣左サイドでパスを回しながら攻撃の形を作ると、辻野が抜け出します。
タイミングを見てクロスを上げるも相手にあたり、ふじざくらはこの試合最初のコーナーキックを獲得します。
コーナーキックのチャンスに中村が蹴りだしたボールは松岡がヘディングで競り、そのこぼれ球を三田が頭で押し込みます。
三田はFCふじざくら山梨、そしてなでしこリーグ初得点になります。
その後もファールを多くもらう展開の中、中盤でボールが行き来するこう着状態が続きます。
しかし、徐々にふじざくらが優勢な時間帯となり、再三相手のペナルティエリア内に侵入し、ゴールマウスを脅かします。
前半はそのまま終了し、ハーフタイムに入ると渡辺海監督より「分たちが前向きになった瞬間のカウンターをよくタイミング判断して実行できているし、競り合っている味方の背後のカバー、中盤のセカンドの準備もできてるので、トレーニングの成果が出てる。前半は、まだまだ満足いく結果じゃないから、このゲームを自分たちのものにできるか、後半粘り強く戦おう!最後に自分たち勝って。笑おう!」と言って送り出します。
 
後半は一進一退の攻防となった中、徐々にふじざくらが攻勢を強めます。
63分には、右サイドを崩し、濵名がクロスを送ると相手がクリアするも、すぐに脇田が回収し、パスでスペースを見つけると、脇田のクロスに対して、鈴木が飛び込むも相手が先に弾きます。そのボールも回収し、濵名が再びグラウンダーのクロスも供給するも相手守備陣の粘りもあり、得点には至りません。
73分頃には、脇田が自陣センターサークルでパスを受けると、中央を選択しドリブルでボールを運びます。
相手を交わし、そして背負いながらも左サイドのペナルティエリアまで侵入し、切り返したところで相手がクリアをし、コーナーキックのを獲得するなど、後半の苦しい時間で、途中出場の脇田、井原が躍動を見せ、チームにチャンスを引き寄せます。
しかし、逆転のゴールを奪うことはできないまま時計の針が進んでいきます。

一方、
苦しい展開を耐えた大和も前線選手の高さを活かし、ロングボールを蹴り込み、再三ふじざくらペナルティエリアに侵入しますが、松岡・源関のセンターラインが落ち着いて相手をはじき返します。
 
決定機を作りながらも決めることが出来ない中、後半終了間際、左サイドでコーナーキックを獲得します。
キッカーを務めた小鍛治がファーへボールを送ると、松岡が打点の高いヘディングで押し込んだようにみえましたが、サイドネットを揺らし得点とはならず。
 
試合はこのまま終了となり、1‐1の引き分けという結果になりました。

本日もホームのように多くの方がお越し頂きました。本当にいつも選手への後押しをありがとうございます。

リーグ後半開幕戦は引分けですが、ここ3試合は2勝1分け。
次節は初の韮崎市で開催されるホームゲーム。日本を代表するサッカーの聖地で、FCふじざくら山梨の国中初勝利を目指します。
以下、渡辺海監督、三田幸望、中村友香のコメントになります。

渡辺海監督


Q)試合を振返って
「後期1試合目というところもあり、相手の試合の望む想いを感じた立ち上がりでした。主導権を握ることや連動したプレッシングではがすというところで、相手の守備の圧力を上回れなかった部分が出てしまい、ゲームとして苦しくなったところだと思います。失点してからは、チームとして立て直すということを約束事としてたので、しっかり立て直せたのはチームとして成長を感じた所ですね。
しかし、後半は自分たちで得点を重ねるというところで、勝負の際を仕留めることができないというのは引き続きの課題ではあるので、絶対に決めなくてはいけないことは選手自身も認識して、準備させることが改めてチームとして必要でした。
そういった意味では役割を与えられた選手へタスク、コンセプトをもっと分かりやすく提示して送り出す必要性があると認識したので、このような落とせない試合が続く中で、チームとして修正ができるようにしたいと思います。」

Q)次節に向けて
「毎試合ホームで行うゲームでは、フロントスタッフが何週間も前から、多くのお客様がお越しになるように集客し、準備して「感動が駆け抜けるフットボール」を見せる場を用意してくれます。次節は、サッカーの聖地である韮崎市で試合をするにあたり、引き続き良い舞台を用意してくれてますので、サポーターの皆さんを喜んでもらうのはもちろんのこと、一緒に働くクラブの人たちにも良い結果を届けて、クラブ全体で、フロントチームやスタッフ、選手、ボランティアの方もサポーター、地域の皆さんと共に喜びたい。そのためにも、現場のコーティングスタッフ、選手が言葉だけでなく、行動に伴った戦いをして、一丸のなり勝利を目指し、そして、韮崎の地で山梨県の皆さんに勝利を届けれるように戦いたいと思います。」

三田幸望


Q)試合を振返って
「先制点は取られてしまいましたが、「全員が取り返してやる」と前向きで臨めたと思います。失点後に全員で声を掛け合いながらお互いを鼓舞し合い、連続失点をせずに追いつけたことはチームとして大きな成果だったと思います。しかし、多くのチャンスがある中で勝ちきれなかったのは課題だと思うので練習から改善していきたいと思います。チーム入団後の初得点はコーナーからでしたが、練習からこぼれ球を狙う意識はしていたので、キッカーの質や仲間が競り勝ってくれたおかげで取れた得点だと思っています。素直になでしこリーグ初得点ができて、とても嬉しいです!」
Q)次節に向けて
「目標である優勝、1部昇格に向けてこれからの一戦一戦がとても大事になってきます。まずは、6月2日にある韮崎でのホーム戦で勝ち点3をとり、上位との差を縮められるように頑張ります!!応援よろしくお願いします!」

中村友香


Q)試合を振返って
「早い時間に失点を許してしまいましたが、全員で声を掛け合いながら立て直すことができていたので良かったと思います。徐々に自分達が主導権を握る時間が増える展開の中、ゆみこさん(辻野)の積極的な突破がコーナーキックのチャンスを作ってくれていたと思います。今日はアップからキックの調子が良い感覚があったので、試合でも得点に繋がるボールを蹴ることができたので良かったです。しかし、0-1から1-1まで持って行くことができたことは成果ですが、勝ち切る強さはまだまだ足りていないと感じるゲームでした。」

Q)次節に向けて
「次節は、韮崎市での行われる初の試合です。小瀬では勝利をお届けすることができず悔しい気持ちでいっぱいだったので、次節こそは国中地区で応援してくれている方へ勝利をお届けできるように頑張ります。また1週間チーム全員で高め合いながら勝利に向けて良い準備をしていきます!」