【2024プレナスなでしこリーグ2部 第13節~試合結果~】VS ヴィアティン三重レディース戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月2日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第13節ヴィアティン三重レディースの試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第13節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-1 ヴィアティン三重レディース
-前半 0-0
-後半 2-1
(得点)
75分 脇田紗弥
91分 辻野友実子
(来場者)
1,039名
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由理 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥
(途中出場)
HT OUT7 井原美波 → IN 10 菅百花
64分 OUT13 鈴木和遥 → IN 14 脇田紗弥
75分 OUT11 中村友香 → IN 27 加藤愛
86分 OUT 29 三田幸望 → IN25 田中里穂
【今節の振り返り~マッチレポート】
本日は初の韮崎市でのなでしこリーグ開催となりました。
前日には韮崎市ふじざくらサッカーフェスとして、韮崎市に事務所を置くパートナー企業様とダイバシティフットボール大会を開催し、250名以上の方が参加してくださいました。
そして本日の会場にも、前日参加してくださった方やご家族など、多く訪問頂きました。
約3週間ぶりのホーム戦。
試合前の大雨の影響でピッチがスリッピーになる中、キックオフの笛が鳴ります。
スリッピーピッチでボールの勢いが増し、パスをつないでのボール運びが難しい中、序盤はシュートシーンが作れない状況が続きます。
最初のチャンスは前半20分頃。
左サイドでコーナーキックを獲得すると、中村が蹴りだしたボールはファーの松岡に。
相手と競りながらも打点が高いヘディングで叩きつけるも、サイドネットにあたりゴールとはなりません。
その後も、右サイドでパスを繋ぎ、濵名がクロスを供給すると、辻野がダイレクトボレーで合わせます。
ボールはゴールを僅かにそれ、枠を捉えられません。
前半は安定の守備を見せ、相手のシュートを1本に抑えるディフェンスをみせ、試合の主導権を握るも、決定的なシーンを作れず前半が終了します。
ハーフタイムに入ると渡辺海監督より「相手を食いつかせたスペースを有効に使おう。サイドで密集したときに逆サイドに当てて攻撃に展開できるように、背後に対してのアクションを遅らせないこと!ファーストは相手よりも先に!ピッチコンディションを怖がらず、チャレンジする!!勝つよ!!!」と言って送り出します。
ハーフタイムに菅、64分には脇田が入り、攻撃の活性化を図ります。
後半に入ると相手が前からのプレスでディフェンスラインにプレッシャーを与えます。
相手のディフェンスラインからのロングボールに対して、ピンチを迎える場面も多くなりますが、身体を張って守ります。
すると試合が動きます。
後半から出場した脇田が左サイドで仕掛け、コーナーキックを獲得します。
中村が蹴ったボールを山本が反らせ、脇田が頭で合わせて先制点を奪います。ふじざくらの4期生、同級生同期コンビで1点を獲りました。
しかし、その5分後に、ディフェンスラインのミスからボールを奪われると、ドリブルからゴールを決められ同点に追いつかれます。
初の国中開催で勝利を目指すふじざくらは最後まであきらめません。
88分には、相手ディフェンスラインで蹴りだしたボールがカウンターとなり、ゴール前まで侵入されシュートも打たれるも、出口が足をのばし、シュートをはじき返します。
その直後、試合が動きます。
ロスタイム3分の表示が出され、残り時間あと2分。
後半途中出場の田中が中盤でボールを運び出し、左サイドの辻野へボールを預けます。
辻野が1対1の状況から、フェイントを挟み、右足を一閃。ゴール左隅にボールが入り、決勝点を奪います。
その瞬間、会場から大きな歓声が包み、選手たちが喜びを爆発させます。
最後まで戦う姿勢を貫いたふじざくらが勝利を掴み取りました。
小瀬に続き、2試合目の国中での開催。
本日は雨や風が激しい中、1000名以上の方が会場に足を運んでくれました。
まさにサッカーの街、韮崎市がチカラをくれた試合でした。
また、この試合では山梨クィーンビーズの選手たちが応援に駆けつけてくれました。
「女性のチカラで山梨のスポーツを盛上げましょう」井上キャプテンがあいさつで伝えた言葉です。
10月には共同開催を調整しておりますので、共に盛り上げていきたいと思います。
次節はアウェイで勝ち点で並ぶJFAアカデミー福島との一戦になります。
勝利を収め、順位を一つ上げれるように戦います。
以下、渡辺海監督、脇田紗弥、辻野友実子のコメントになります。
渡辺海監督
Q)今日の試合を振返って
「決して良い立ち上がりではなかった中で、自分たちの堅さやそして相手の勢い、迫力などを受けてしまい、ゲームが難しくなった場面が多かった前半でした。ハーフタイムで、選手たちへ技術にこだわることや味方を見て、状況を認知してプレーをしようという話をしました。後半は、相手がよりプレッシャーを与えてくる中でも、それに太刀打ちしにいけたというのが勝利につながったと思いますし、何よりも選手たちが辛抱強く戦ってくれました。」
Q)次節に向けて
「この試合の結果はまさに、感動が駆け抜けるフットボール、だったと思いますし、それに見合う選手たちの努力や迫力があってこその勝利だったと思います。次節も継続して皆さんに見せれるように戦いたい。相手は2位と自分達より上のチームなので、この直接対決を制して、一つ上の順位に行くことを目指します。」
脇田紗弥
Q)今日の試合を振返って
「国中開催ということで、チームが勝たなきゃいけない、雰囲気にのまれないように自分のチカラを発揮することを意識して試合に入りました。ゴールを決めることができたのはうれしかったのですが、ちゅん(中村)からの良いボールに合わせて決めることができたので、それが本当に嬉しかったです。コーナーキック前のシーンも、自分が仕掛けたことでコーナーキックを得ることができたので、得点への意識を持っていたことが、ゴールに繋がってたと思います。」
Q)次節に向けて
「私たちがなでしこリーグ1部昇格のために、負けられない相手になります。この勢いを持って、勝利に向けて頑張りたいです!」
辻野友実子
Q)今日の試合を振返って
「りほ(田中)が仕掛けやすいパスを出してくれて、左足で振ろうと思ったのですが、なり(成迫)とトレーニングしてるカットインのコースだったので、右足で持ち替えて、練習の成果がゴールになって嬉しかったです。雨の日にも関わらず1,000人のお客様が入るのは本当にありがたいですし、応援のチカラを感じることができました。たくさんの方と勝利を分かち合えるのは、本当にうれしいです。」
Q)次節に向けて
「2位のアカデミーとの対戦なので、自分たちのチカラでひっくり返したい。勝利を目指して頑張りたいです!」