【2024プレナスなでしこリーグ2部 第15節~試合結果~】VS SEISA OSAレイア湘南FC戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月16日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第15節SEISA OSAレイア湘南FC戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第15節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 4-1 SEISA OSAレイア湘南FC
-前半 1-0
-後半 3-1
(得点)
39分 脇田紗弥
57分 辻野友実子
63分 脇田紗弥
81分 山本菜桜美
(来場客数)
1,161人

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
15分 OUT 13 鈴木和遥 → IN 14 脇田紗弥
61分 OUT 29 三田幸望 → IN 27 加藤愛
80分 OUT 21 内田朱夏 → IN 10 菅百花
80分 OUT 4 小鍛治旭 → IN 5 高山紗希
80分 OUT 14 脇田紗弥 → IN 15 成迫実咲

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節では2位のJFAアカデミー福島と対戦し、0-1で敗れ、悔しさを味わいました。

今節は勝ち点差「2」で4位につけるSEISA OSA レイア湘南FCとの対戦になります。
4月の試合では0-1で敗れた相手だけに、今度こそはという負けられない想いが強いです。

本日はふじざくら沖縄ハイサイフェアということで、沖縄を感じてもらうイベントを開催。
沖縄物産展や沖縄のフードに、ドリンク、そして、沖縄の音楽に、琉球國祭り太鼓によるエイサーなど、沖縄を感じて頂く機会を皆さんへお届けしました。
太鼓隊の演奏は会場に鳴り響く太鼓の音は圧巻でした。

戦う雰囲気が出来上がったピッチに選手たちが入場します。

今節では右サイドバックに、開幕戦以来となる内田が入り、それ以外のメンバーは前節と同様の布陣でピッチに入ります。

前半の立ち上がりは相手がゴール前にボールを運ぶ展開になります。すると開始直後の2分に、自陣でボールを奪われ、相手選手がボールを運びペナルティエリアからシュートを放たれるも、出口がファインセーブを見せ、ゴールを許しません。

その後も相手がボールを回す展開になり、じわじわと自陣へ侵入されますが、松岡と源関のセンターバックを中心に相手のスリートップに対して厳しいマークでスペースを与えず、ボールを奪い返し、自分たちの攻撃の時間を作りだします。

しかし、前半15分、アクシデントが起こります。
フォワードとしてチームを支えてきた鈴木が相手との接触で負傷し、脇田が投入されます。

試合が動いたのは前半終了間際の39分。鈴木の代わりに出場した脇田が魅せます。
井原が自陣で相手のボールを奪うと、左サイドの辻野へ展開します。

そのボールは相手ペナルティエリア近くで、辻野と相手ゴールキーパーが追う形となり、先にボールに触れた辻野がゴールキーパーを交わし、ペナルティエリアに侵入していた脇田へパスを出すと、脇田が落ち着いて無人のゴールにシュートを流し込み、先制点を奪います。

前半終了間際の得点になり、1-0で折り返します。

ハーフタイムに入ると渡辺海監督から「前半をリードして折り返したことは素晴らしい。後半はサイドバックの選手がアクションを起こしたときのテンポを大事にして、そこから組み立てていこう。最後まで集中してこの試合、絶対獲ろう!」と鼓舞し、選手を送り出します。

後半に入ると、キックオフ直後は相手の勢いを受けながらも、監督が準備していたという守備で相手の攻撃を迎え撃ちます。左サイドからペナルティエリアに勝負をしてきた相手に対して、身体で侵入コースを防ぎ、ボールを奪い返します。

守備から良いリズムを作ると、57分に追加点が生まれます。


先制点のきっかけになった井原が右サイドでボールを持ち出し、逆サイドの辻野を狙ったボールは、相手ゴールキーパーとディフェンダー、辻野の間に流れこみ、先に足を伸ばした辻野がボールを蹴りだし、そのボールはキーパーの頭の上を超え、ゴールに吸い込まれます。

2点をリードしたふじざくらはその後も良い流れで攻撃を続けます。


63分には、2点目のゴールを決め、1点目のアシストを決め、勢いにのる辻野が左サイドを突破し、左足からの弾道の低いクロスを供給。
相手との駆け引きでフリーになっていた脇田がドンピシャ。頭で合わせて、本日2点目をたたき込みます。

その直後、80分に一瞬の隙から自陣でボールを奪われると左サイドを突破され、相手が打ったシュートがディフェンダーに当たる不運な1点を失いますが、その直後に試合を決定づけるゴールが生まれます。

自陣からパスを繋ぎ、ペナルティエリアから左サイドのスペースを狙ったパスが出されると、辻野がそのボールに追いつき、ダイレクトでクロスを上げます。ゴール目掛けて走り込んできた山本がタイミングよくヘディングを合わせると、ゴールに突き刺さり、試合を決定づけます。

試合はそのまま終了となり、勝利となりました。
この試合では辻野が1ゴール、3アシストの活躍を見せ、チームを牽引しました。

富士北麓では約1か月のホームゲームでの勝利となりました。
今日も1,000人を超えるサポーターの皆さん、ビジターの皆さんが足を運んでくださいました。
これで1,000人越えの試合は、4試合目となり、本当に多くの皆さんが足を運んでくださり、会場でパワーを届けてくださってます。パワーの届け方は様々ですが、何より会場に足を運び、拍手をしたり、タオルを掲げたり、フラッグを振ってくれたり、本当にそれがパワーになってます。

前期のリーグも残り2試合となりました。

ここまで来たら、2試合勝って中断期間に入りましょう。
サポーターの皆さん、6月30日は前期ラストのホームゲームです。勝利を共に目指すために、是非会場へお待ちしてます。

以下、渡辺海監督、山本菜桜美、脇田紗弥のコメントになります。

渡辺海監督

Q)試合を振返って
A)相手のストロングに向けて、どう戦うかってところをにフォーカスして望んだ試合でした。まず、濵名に代わって出場した内田についても、相手に襲い掛かる部分や1対1の部分などまだまだ粗削りだけども頼もしく、本当に25人全員が試合のために1週間準備している証拠だと思います。相手に主導権を握られましたが、90分間で粘り強く戦えたと思います。足をつる選手がいるぐらい、それでもハードワークで来たのが、4-1という結果を出せたんじゃないかなと思います。

Q)次節に向けて
A)まず、怪我で離脱する仲間がいる中で、ピッチに立ちたくても立てない仲間のためにも、次の試合も、その先も、ピッチに立てる仲間がその想いを背負って戦うことが大事だと思ってます。
今日の試合で見えた成果と課題というのが表裏になっている部分があり、1対1の守備の部分でボールを奪いきれなかったり、誘導した先でボールを取るところで対人のスキルが低かったり、守備から組み立てて攻撃をしていくうえではまだ課題が残るので、そういった部分をトレーニングでトライしていきたい。
次節は、前回の対戦で3,200人という多くのサポーターの皆さんが駆けつけてくださった試合の中で、勝ち点1をもぎとれる今治さんにになりますので、「絶対負けない」という所でのメンタリティはもちろん、タフな試合が予想されます。なので、自分たちが主導権を握ったときに、主導権を放棄しないように、ボールを握る・奪うというところをよりコミットできる準備をこの1週間していきたいと思います。

脇田紗弥


Q)試合を振返って
A)試合開始早々にのどかさん(鈴木和遥)が負傷するというアクシデントはありましたが、いつ出ても良いように常に準備はしていたため、すんなり試合に入ることができました。前半、外から見ていて入りが悪かったため、守備を前からかけることを意識して試合に挑みました。

Q)ゴールシーンを振り返って
A)ゴールシーンのついて、1点目はゆみこさん(辻野友実子)から高いボールが上がってきて、少し難しいボールではありましたが、うまく相手DFがさわれないところに吸い込まれていってよかったです。2点目も、ゆみこさん(辻野友実子)ならここは絶対上げてくれるだろうと信じて走ったところ、ドンピシャのボールが来たので頭で合わせるだけでした。

Q)次節に向けて
A)毎試合変わりませんが、1部昇格に向けて負けられない試合が続くため、引き続き全員で良い準備をしていきたいです。また、個人的には前説(vsJFAアカデミー福島)で1点も決められなかったため、今節はFWとしての責任を果たしたいという気持ちがあったため、また次節も得点を重ね、チームを勝利に導きたいです。

山本菜桜美


Q)試合を振返って
A)入りは相手に流れを持っていかれ、ピンチの場面も多かったのですが、はる(出口春奈)が1対1を止めてくれたり、前半を失点0で抑えてくれたことはよかったと思います。また、前半にのん(鈴木和遥)にアクシデントがあり、わっきー(脇田紗弥)が入ることになった中でも、守備は練習通り、相手に主導権を握らせないよう対応できたと思います。後半は、前半、守備が上手くはまっていたため継続して挑むことができました。ゆみこ(辻野友実子)、わっきー(脇田紗弥)に続いて追加点を重ねることができ、失点はしてしまいましたが、絶対に負けられない1戦でしたので大きな勝ち点を取ることができてホッとしています。得点シーンについては、ゆみこ(辻野友実子)がかなりサイドをえぐれていたため、中にくるのを信じて入り、素晴らしいクロスが来たので合わせるだけでした。

Q)次節に向けて
A)前回、引き分けに終わっているので、なんとしても勝ちたいです。2位に上がらないと何も始まらないため、次回は失点をゼロに抑え、次も得点を重ねられるよう全員でしっかり準備していきたいです。