【2024プレナスなでしこリーグ2部 第16節~試合結果~】VS 今治FCレディース戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月23日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第16節今治FCレディース戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第16節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 今治FCレディース
-前半 1-0
-後半 1-0
(得点)
45分 辻野友実子
90分 源関清花
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥
(途中出場)
63分 OUT 13 鈴木和遥 → IN 14 脇田紗弥
77分 OUT 7 井原美波 → IN 10 菅百花
77分 OUT 29 三田幸望 → IN 27 加藤愛
88分 OUT 16 辻野友実子 → IN 15 成迫実咲
【今節の振り返り~マッチレポート】
前節ではホームにて、リーグ4位のSEISA OSAレイア湘南FCを 4-1で下し、リーグ3位をキープしたFCふじざくら山梨。
良い勢いで挑む今節の相手は、前回の試合でホームで1-1と引き分けたFC今治FCレディースとの一戦。
素晴らしいスタジアムで迎えた一戦は、前節と同じメンバーでスタートとなりました。
キックオフ直後から相手のプレッシャーを受け、攻撃に転じるための時間を与えてもらえず、苦しい時間が続きます。
チャンスを作りたいふじざくらは、前半15分に左サイドで辻野がボールを持ち仕掛け、コーナーキックを獲得します。
最初のチャンスとなるコーナーキックは、中村が蹴ったボールを鈴木がニアで反らすも、相手にクリアされシュートまでは至りません。
最初のシュートは前半30分。左サイドの小鍛冶がペナ角に位置した中村へパスを出します。
右サイドから中央に走り込んだ井原へ中村が浮き球を供給すると、井原がダイレクトで合わせますが、相手に防がれます。
試合の均衡が破れたのは前半終了間際。
ふじざくらが先制に成功します。
相手自陣でパスを受けた三田がボールを前進させ、左サイドからペナルティエリア中央に走り込んだ辻野へ低くて速いパスを供給します。
相手と競り合いながら、辻野が先に膝を出して、ボールを蹴りだすとゴール左隅に突き刺します。辻野は2試合連続のゴールとなります。
前半はこのまま終了となります。
ハーフタイムとなり、渡辺海監督から「このグラウンド状況だから、アーリークロス狙い続ける。それが得点に繋がった。あの形は素晴らしい!相手はこれで終わるチームじゃないのを全員が意識すること!最後の笛がなるまでやめない。まだ走れる、まだやれるぞ!いくぞ!」と鼓舞し、選手を送り出します。
後半スタートはメンバー変更なく、円陣を組み、大きな声を上げて、ピッチに入ります。
60分に自陣左サイドから相手に突破されるところを源関がタイミングよくスライティングするもファールの判定になります。
相手にフリーキックを与え、直接ゴールを狙われるも出口がスリッピーなピッチで難しい中、変則的なバウンドのボールもしっかりキャッチし、相手に同点の機会を与えません。
相手の勢いもあり、後半は球際での激しい攻防が繰り広げられる一進一退の展開になります。
こう着状態が続くなか、ふじざくらは75分に決定機が到来します。
右サイドをリズムよくパスで崩し、内田がスペースに抜けると井原からのパスが通ります。
内田がアーリー気味にグラウンダーの素早いボールを流すと、ゴール前の脇田がドンピシャで合わせるもボールが跳ねシュートのタイミングが合わず、ボールが流れてしまいます。
良い攻撃のリズムを作っていたふじざくらが後半終了間際に追加点を奪います。
左サイドでのコーナーキックのチャンスに、キッカーの中村は近くの小鍛治にパスを出します。
小鍛治が一度、中を確認した後、右足で蹴ったボールは円を描き、キーパーの上を通過し、相手選手と競っていた源関の背中にあたり、そのままゴールへ吸い込まれます。源関はなでしこリーグ初ゴールとなります。
試合はこのまま終了し、2-0で勝利することができました。
これで連勝を2とし、JFAアカデミー福島が今節で敗れたことで、勝ち点32で並びました。
雨の中、ご声援を頂き、ありがとうございました!
次節は中断前最後の北麓での試合となります。
前半戦をより高い順位で終えられるように、皆さんの応援パワーを現地届けて頂きたいです。
北麓での大応援団、お待ちしております。
以下、渡辺海監督、辻野友実子、源石清花のコメントになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
A)練習から準備してきたことはあったので攻守の切り替え、ボールの回収という所で、どれだけ自分たちが質を高く行えるかが、ゴールに結びつけていくかが大事だと選手に伝えてきました。
その中で相手の守備的なシステムをどう崩していくのかをスタッフと試行錯誤を重ねた上で成果を出せそうと考えていたので、今日の試合は非常に良い形が作れたと思います。
前半は雨が強くコンディションも難しい中でしたが、個人の技術で味方の選手にしっかりパスを付けること、狙いを持った相手の背後に走り抜くこと、そういったチームの狙いを質高くプレーできていたことが、前半終了間際というあの場面でのゴールだと思いますし、勝利の大きな要因だったと思います。
Q)次節に向けて
A)中断期間入る前の最後の試合なので、ホームでの試合ということでサポーターの皆さんの後押しを感じながら、共に戦えることできる舞台なので、チームの勢いを持って、このゲームに望めれれば良い結果に結びつくのではないかと思ってます。
ただ、前期勝利はしましたが、自分たちが苦しめらながらの勝利となりました。そんな甘い相手ではないため、自分たちがもう1度ディオッサ出雲さんを迎え入れる準備を何から始めるのかを考えていきたい。良い準備をして、前半戦を終えたいと思います。
最後になりますが、新たに離脱のニュースが出てしまい、須田が手術を選択しました。非常に悩んだ末の判断であり、競技に関わることができない選手の想いを仲間が背負って、我々らしい感動が駆け抜けるフットボールを、ファンサポーターの皆さんももちろんですが、須田、濵名の心にも届けられる試合をチーム全員で作りたいと思います。
辻野友実子
Q)試合を振返って
A)天候が雨であったことや湿度が高かった気候であったため、ボールがスリッピーでなかなかボールが収まらず難しい試合でした。前半は特に、上手く自分達の流れにもっていくのが大変だったという印象でした。そのため攻撃の際に、逆サイドの相手の背後がウィークポイントとなると思っていたため、そこを狙ってほしいと中盤のさんちゃん(三田幸望)、ちゅん(中村友香)には声をかけていました。それが実を結び、徐々に自分達の流れにもっていけたと思います。
Q)ゴールシーンを振り返って
A)逆サイドの裏を常に狙っていたため、中盤の二人の崩しから、最後さんちゃん(三田幸望)からのパスを裏で受けることができました。相手キーパーと見合った感じもあり、とにかく先に触ったら入ると確信したため、押し込みました。
Q)次節に向けて
A)次節は中断期間前最後のホームゲームになります。夏祭りなどのイベントも開催する中、たくさんのサポーターの方々のご来場が見込まれるため、皆さんと勝利を喜び合えるようにまた1週間準備していきたいです。
源関清花
Q)試合を振返って
A)全員が初めから簡単な試合になるとは思っておらず、相手は大きくボールを蹴ってくることを予想していたため、ディフェンスラインでしっかり対応しようと話していました。また、前からのプレスも相手の利き足を考慮しながら限定するなど、細かいところまで対策をしていました。相手がセカンドボールを狙ってくることも予想していたため、ボランチで回収することを常に意識していました。紅白戦でも対策をしていたため、それが自分たちのペースに持って行けた要因だったと思います。
Q)ゴールシーンを振り返って
A)試合終了間際、コーナーのシーンでは絶対に得点する気持ちで入りました。キッカーがリスタートを早くしてくれたため、ゴール前へ行こうと瞬時に判断しました。なおさん(山本菜桜美)が最初に相手キーパーとせってくれたため、そこで自分にくると確信し、そのまま押し込もうと思いました。肩での得点となりましたが、結果的に入ってよかったです(笑)
Q)次節に向けて
A)次節対戦する相手(ディオッサ出雲FC)は失点が少ない相手であるため、簡単に得点させてもらえない試合になると思います。中断期間前、私たちも絶対に落とせない試合になりますし、2位のJFAアカデミー福島と勝ち点が並んだいま、必ず勝利して終われるように全員でしっかり準備していきたいです。