【2024プレナスなでしこリーグ2部 第17節~試合結果~】VS ディオッサ出雲FC戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月30日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第17節ディオッサ出雲FC戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第17節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-1 ディオッサ出雲FC
-前半 0-1
-後半 1-0
(得点)
65分 辻野友実子
(来場者数)1,261人
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 鈴木和遥
(途中出場)
HT OUT 13 鈴木和遥 → IN 14 脇田紗弥
HT OUT 7 井原美波 → IN 10 菅百花
63分 OUT 29 三田幸望 → IN 20 五味小暖
80分 OUT 21 内田朱夏 → IN 15 成迫実咲
【今節の振り返り~マッチレポート】
第14節でJFAアカデミー福島に敗れ、そこから15節、16節と連勝を重ねて、迎えたリーグ戦中断前の一戦。
本日のホームゲームは「ふじざくら夏祭り」をテーマに、夏祭りの屋台やキッズプール、そしてキッチンカーの皆さんには「夏祭りと言えば!」をテーマに、夏祭りを盛上げるフード・ドリンクをたくさん用意頂き、多くのお子さん、ご家族が足を運んでくださいました。そして、ボランティアスタッフには学生から、地元のおばあちゃんたちまで、本当にみんなでホームゲームを創りました。
また、夏祭りを盛上げるべく、アンプティサッカーとブランドサッカーの体験エリアを設けて、普段接することのないスポーツと子どもから大人まで皆さん触れ合い、皆さんの笑顔を見る限り、スポーツの楽しさを感じて頂けたそんな想いになりました。
試合前にはヨガコンディショニングコーチを務める鈴木一平氏による「FUJIYOGA」を開催。このイベントは昨年に続き2回目なのですが、1回目より多くの皆さんが参加してくださいました。梅雨の時期ですが、雨は降らず、皆さん心を整え、自分と向き合えた時間になってくださったと思います。
さて、リーグ戦中断前の一戦。
ここまで16戦を終え、10勝4敗2分の勝ち点を32まで積み上げ、2位勝ち点差で並び、3位につけるFCふじざくら山梨。
2連勝の良い流れ、勢いのまま、今節も前節、前々節と同じスターティングイレブンとなりました。
立ち上がりはオープンな展開でお互い前線にボールを集めます。前線に外国人選手を2名並べ、前線にボールを集めて攻撃を狙う相手に対して、ディフェンダーの松岡が激しいプレスで相手に自由を与えません。
徐々にボール保持率を高めていくと、20分にはアタッキングゾーンでボールを奪うと、鈴木がドリブルでペナルティエリア近くまで運び、豪快に右足でシュートを放つもゴールをそれます。
均衡した展開で試合が進む中、先制点を奪われます。
32分に相手がコーナーキックを得ると、ペナルティエリア中央に柔らかいボールを供給され、タイミングよく頭で合わせられ、失点します。
追いつきたいふじざくらは前半終了間際、中盤から右サイドへ大きく展開すると、井原が右サイドからクロスの折り返しに山本が頭で合わせるもキーパーがファインセーブで弾き、そのこぼれ球に三田、鈴木が詰めるも合わせられません。
チャンスを作るもゴールに結びつけられず、そのまま1点ビハインドで前半が終了します。
ハーフタイムとなり、渡辺海監督から「攻撃のところで、中盤二列目のモビリティ出していこう。その中で、ミドルシュート打てるチャンスあるから狙うこと。それと合わせて、こぼれを拾う意識も強く持って行こう!それぞれが役割を果たし焦れずにやり続ける!!そうすれば勝てるから大丈夫!いくぞ!」と鼓舞し、選手を送り出します。
ふじざくらはハーフタイムでフォワードの脇田、ミッドフィルダーの菅を投入し、状況の打開を図ります。
後半13分には内田が右サイドでボールをキープし、右サイド深い位置からマイナスに折り返します。脇田がボックス内右から仕掛けるも相手にクリアされますが、そのこぼれ球を拾った中村がペナルティエリア外から狙いすました右足のミドルシュートを放つも、ゴールはバーの上を通過します。
攻撃のリズムが生まれたふじざくらに、待望の同点ゴールが生まれます。
中盤で五味がヘディングで競り、そのボールを繋ぎ、山本がペナルティエリア手前から持ち出し、ボックス内左へ抜け出した辻野へパス。辻野が左足でシュートを放つと、キーパーの股の下をボールが通過し、同点ゴールを奪います。これで辻野は3試合連続ゴールになります。
後半は脇田を起点に、辻野、小鍛治の左サイドが敵陣深くまで侵入し、1対1やクロスでチャンスを再三作るも、ゴールネットを揺らすことができません。
終了間際には、小鍛治が左サイド深くから山なりのボールを供給。山本が打点の高いヘディングで合わせるも、ボールはバーを直撃し、追加点とはなりません。相手が4本に対して、13本のシュートを放つも得点は1点となり、試合は終了となりました。
6月は韮崎から始まり、リーグ戦5試合という日程でしたが、3勝1分1敗という結果となりました。
本日も1200人以上を超える方が足を運んでくださいました。途中雨が降る中でも多くの皆さんにご来場を頂き、本当に感謝しております。
前半戦は、10勝4敗3分。順位は2位と昨シーズンより好成績を残すことができ、中断期間になります。
昨年、5勝しか勝利を重ねることができなかったチームが倍以上の勝利を積み重ねることができました。
それは本日も多くの皆さんが足を運んでくださったように、昨年以上のパワーが選手に、チームに届いてることは間違いありません。開幕戦となった北麓での1,329人、初の小瀬開催で2,000人プロジェクト達成した3,225人、大雨強風の中で開催された韮崎市では1,039名の方が足を運んだというふじざくらの新しい歴史が刻まれてます。
次節は9月29日。
この期間でどのクラブもチーム内競争が行われ、より強いチームを目指し、暑い夏を乗り越えてきます。FCふじざくら山梨もこの夏を乗り越え、皆さんの前でプレーする際は、より逞しいチームになったと思って頂けるよう、根気強く過ごして参ります。
9月29日、中断明けはホームからのスタートになります。
皆さん、また北麓でお会いしましょう。
以下、渡辺海監督、辻野友実子、五味小暖に試合の振返りのメッセージになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
A)前半はボールを保持することを優先してしまって、ゴール前のチャンスを作ることができず、良い流れが中々生みだせなかったです。もう少しシンプルには背後やバイタルエリアにアクションを起こしていく、そこにボールをいれていきたいという狙いがあったのですが、中々できなかったという印象でした。後半に入り、選手の特徴を変えて、菅と脇田を投入し、相手に対して勢いを与えることができたのは、収める選手と抜け出す選手が明確になったので、ボール保持者も選択肢が増えたというのが要因だったと思います。守備で人をかけて守る相手に対して、自分たちが相手を見て判断するという当たり前のことを得点のシーンでは、冷静に判断してくれたと思います。山本がパスを選択した冷静さとそして辻野のゴールも素晴らしかったと思います。その前のプレーでも、試合から遠ざかった選手ではあるけども、五味が競ったところからチャンスが生まれてるので、非常に頼もしい活躍を見せてくれました。得点のところは、非常に頼もしいプレーだったうえでの、得点だったと思います。
Q)中断期間を入るにあたって
A)後期に入ってから失点の可能性が高くなってきており、「0」で終えるゲームが無くなってきているので、何が課題なのかを探っていきたいと思います。攻撃の部分では、新たなバリエーションが上がってこれるように日常の練習の質を高められるように向き合っていきたいと思います。中断明けも多くのサポーターの皆さんに良いプレーをお届けできるように取り組んでいきますので、引き続きご声援をお願いします。
辻野友実子
Q)試合を振返って
A)今節の試合に向けて、相手のディフェンスが3バック、守備の時は5バックと可変するところで、ポケット取り方が大事になると想定していました。そこをどう打開するかということをあさひ(小鍜治旭)やなおさん(山本菜桜美)と目合わせしながらやってきました。あさひが私を使わないという選択をしてもなおさんや三人目の見方を使ったり、「1回で終わらずに何度もしかけようという」声を掛け合いながら攻撃のを仕掛けていました。
Q)ゴールシーンを振り返って
A)前半の失点は、私のところで弾ききれなかったため、絶対に取り返すという気持ちで後半に望んでいました。後半、なおさん(山本菜桜美)から良いボールが入り、私自身がフリーだったため、相手GKと駆け引きをしました。ボールを止めた際にキーパーが前に出てきたため、先に触ったら入るという印象の中、駆け引きしてゴールに結びついて良かったです。股を狙っていたわけではありませんが、タイミングをずらして狙うことができました。
Q)中断期間中、どう成長していきたいか
A)まだ2位を狙える位置にいます。個人としては今シーズン「7得点5アシスト」という目標を抱えている中、まだ足りていないため、結果を出せるようこの中断期間取り組んでいきたいです。また、正確なパス、コースにシュートを打つなどの細かい質にこだわるということは、チーム全体としても必要になってくるところだと思います。全員で同じ方向を向いてこの期間準備していきたいです。
五味小暖
Q)試合を振返って
A)今節、5試合ぶりの出場という中、まずは結果を出すことを前提に試合に臨みました。昨日のトレーニングで海監督に「明日のイメージをしておいて」と1つ言われており、気持ち的にも準備ができていたため、入りも良かったです。ファーストプレーのヘディングが得点に繋がったため、個人的には結果を残せたプレーだと思っています。また、今節までの試合を外から見ていた中、ミドルシュートが少ない印象でしたので、個人的には普段の練習からシュートを意識して準備をしてきましたが、ちょうど練習していた位置でのチャンスはあったものの打ちきれずに終わってしまったためその点は後悔が残っています。
Q)中断期間中、どう成長していきたいか
A)まず個人としては技術面でも体力面でも落とさないようにしていきたいです。今の私たちはまだ昇格圏内にいる中、チームとしてはこの中断期間が一番重要になってきます。十分準備する時間はあるのでキャンプやトレーニングからしっかり準備していきます。全員で下を向かず、一部昇格に向け、成長していきたいと思います。