【選手日誌】2019年シーズンを振り返るわたし日誌 ~金井奈苗 #9~
FCふじざくらの記念すべき1シーズン目である2019年シーズンを選手自らの言葉で振り返り、言葉に起こしてもらいました。
文章:金井奈苗(本人)より
FCふじざくらに入団した理由
私もあさみさん(工藤麻未)同様、2018年シーズンの愛媛FCレディース所属を最後にサッカーを引退するつもりでした。
愛媛FCレディースには3年間所属し、試合に出れない時期もたくさんあり、頑張っても試合に出れないことが辛くなり、サッカーを辞めたいと思ってしまい、大好きなサッカーを嫌いになるぐらいなら引退してしまおうと思いました。
しかし、元チームメイトである吉見夏稀(現WKリーグ(韓国)KSPO)から連絡があり、「菅野さんが山梨で監督するから連絡してみなと」言ってくれました。
私は両親に相談もせず菅野さんに連絡しました。笑
当時、実家に帰るつもりでしたが「菅野さんが監督するならまた一緒にサッカーがしたい!大好きな菅野さんのもとでサッカー人生を終わらせたい!」と思い、FCふじざくらの入団を決めました。
1年経った今感じること
正直、発足当時はどんな人たちが来るんだろうと言う不安がすごくありました。
しかし、今感じるのは、チーム全体が仲良く、このスタッフ、チームメイトに出会えて本当によかったなと思います。
このチームでは中堅の位置になるのでもっと周りを見て、行動できるようにしていきたいと思います。
この1年でもっとも成長したこと
私が成長したことをあげるとすれば、「考えて・実行すること」です。
サッカーでも、仕事でもそうなのですが、「どうすれば良くなる」「どうするべきなのか」を考えるようになりました。
昔の私は、考えることから逃げてばっかりでしたが、FCふじざくらは「考える」事を提示してくれます。
自分の中で、考えをまとめ行動できるようになったかな、と思います。
自分にとってプレイングワーカーとは
プレイングワーカーとは、サッカー選手として見られるのではなく、社会人として認めてもらえるものだと思います。
サッカーと仕事を両立するのは当たり前だと思いますが、なかなか難しいことです。
しかし、サッカーをしてるから「これぐらいでいいだろう」という事はなく、サッカーも仕事も全力で取り組み、社会人として認められるよう努力し続けて行きたいと思います。
2019年シーズンで最も印象深いこと
やっぱり、プレナスなでしこチャレンジリーグ入れ替え戦予選大会の4日間です。
この大会に出場しているチームで14人で4日間を戦うチームはどこにもなく、苦しい試合になると思ったのですが、みんながいつも以上の力を発揮しサッカーを楽しむことができたからこそ、入替戦への切符を手に入れることができたと思います。
そして、もう一つ。
皇后杯山梨県大会の県予選決勝で山梨学院大学に大敗したことも忘れられません。
創部一年目にもかかわらず沢山のサポーターやパートナーの皆さんにご支援、ご声援もらったこともとっても印象深いのと感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
私にとってサッカーとは
「友達」みたいな存在です。
サッカーを辞めたいと思うことはあったけど、嫌いになることは一度もありませんでした。(嫌いになりかけたことはありますが。笑)
サッカーがあるから頑張れる。
楽しいことも、辛いことも一緒に経験でき成長もできる。
そう言った意味では友達とサッカーは一緒だなと思います。
サッカーを通してたくさんの友達にも出会い、人との繋がりを大事にこれから一生サッカーを続けて行くつもりなので、ずっと友達です。
私にとってサッカーは友達です。