グローバルディレクターに石原 孝尚氏の就任が決定

「FCふじざくら」チーム発足のクラブ開発アドバイザーに、
石原孝尚(いしはら たかよし)氏が『グローバルディレクター』として就任決定致しました。

石原氏は、なでしこ1部リーグに所属するINAC神戸レオネッサと浦和レッドダイヤモンズ・レディースの2チームで監督として指揮を執った実績を誇り、2013年にはINAC神戸レオネッサの監督として、国内大会の三冠(リーグ・リーグ杯・皇后杯)に加え、国際女子サッカークラブ選手権を制し、四冠を達成しました。

以下、石原氏の就任挨拶となります。


FCふじざくらグローバルディレクター就任挨拶

FCふじざくらのコンセプトを最初に聞いたときにぜひ一緒に関わって創っていきたいと思いました。
FCふじざくらが目指す「世界への挑戦」、そして女子のサッカー選手の「プレイングワーカー」という考え方。
日本のトップ選手を指導しアメリカ、そして今オーストラリアでチャレンジしている自分にとってもこのフィロソフィーがすごく共感できました。

アメリカ女子プロリーグSky Blue FCにはデンマーク代表のNadia Nadim(ナディアナディム)選手がいました。彼女は今、Manchester City FC Ladiesの10番ですが、当時から分厚い参考書を遠征中や練習の合間にいつも見ていました。

当時の僕は、メディカルの参考書を読んで自分のサッカーのために勉強しているとしか思っていませんでしたが、今年、彼女は大学を卒業し医者の免許も取得しました。
彼女は世界の第一線で活躍しながらセカンドキャリアのことも真剣に考えてプレーしていました。
アメリカの大学では文武両道が求められます。アメリカ代表選手のほとんどが大学で専門分野を学びキャリアに活かしています。

オーストラリア代表のEmily Gielnik(エミリーギルニック)選手は日本でプレーした2016年に地元ブリスベンに自分のフィットネスジムを開業し地域の人たちの健康作りに貢献しています。

日本ではサッカーをしているから仕事は選べないという状況も多いですが、ここFCふじざくらでは、『競技でも一流、社会でも一流』の世界に通用するプレイングワーカーを育成輩出することを目指しています。
最初は、一流じゃなくてもサッカーを通して仕事を通して競技でも社会でも日本でそして世界で活躍できる選手、人材を育てたいです。

スポーツが人の生活を支えることはできません。我々は料理を作って提供することも、困っている状況を解決することもできません。
ただ、我々の努力が人々に勇気と感動をそして少女たちに夢や憧れを与えられると思っています。

地域をスポーツで熱狂し、山梨地域全体や女子サッカー界におけるコミュニティシンボルとなり、地域・スポーツ界を盛り上げるための「繋がり」を創造します。
自分のこれまでの経験をこのFCふじざくらの発足に活かし、共に成長していきたいと思っています。

平成30年11月27日
石原 孝尚