【わたし日誌】2020年シーズンを振り返る ~中塚理加#11~
FCふじざくらの2シーズン目である2020年シーズンを選手自らが考え、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:中塚理加(本人)より
私にとってプレイングワーカーとは
私は今シーズン「主体性を持って仕事もサッカーも取り組むことができる選手、社会人」がプレイングワーカーと思い1年間過ごしてきました。その中で大きな変化として感じているのは、プレイングワーカーは決して目的ではないということです。プレイングワーカーになることでなく、プレイングワーカーは一流になるための手段であるということを1年間仕事やサッカーと向き合う中で思うようになり、今は一流になるためにプレイングワーカーを体現していきたいと思っています。
1年が経って感じる自分自身の成長
私は今年の目標として意識改革を掲げました。その中で、自分自身の体と向き合ってきました。その中でもコンディション調整、パフォーマンスアップのためのトレーニングや食事面を強化しました。毎日、毎日、自分の体と向き合いケガをしないでパフォーマンスを向上させるということを行ってきて、今年のシーズンの終わりに測定したタイムが入団してからの2年間でベストタイムを更新できたことは何よりの数値でわかる成長だと思っています。実際、試合の出場時間は減りましたが、自分自身パフォーマンスは昨年度より向上しているという実感は感じています。今年は30歳になり、最年少選手とは10歳ほどの年齢差がありましたが、年齢を言い訳にせずに過ごせた1年だったと思っています。仕事では、専門職としてお仕事をいただく数が増えたことが大きな成長だと感じています。昨年は上司の下で勉強させていただく機会が多かったですが、今年は一人立ちし、相談から選定、また改修工事まで経験をさせていただきました。もっとよりよい住宅環境をご提案できるように精進していきたいと思っております。
私が感じるこの1年でのチームの変化や成長
サッカーとしては、昨シーズンにはいないストロングを持った選手が入団し、チームとしてはもちろん、個としても強くなることをシーズンスタート時にも目標と掲げていました。その中で、最初は個の優位性をチームとして機能できずにいましたが、それぞれが自分のストロング、ウィークを理解し、仲間のストロング、ウィークを理解することでサッカーとしてもより面白くなったと感じています。また、オフザピッチでは地域の方々やパートナー企業様との交流が増えたことが大きな変化だと思います。選手たちの中にも、「私たちに何ができるか」という問いが増えたように感じています。
2020年シーズンでもっとも印象に残っていること
新型コロナウイルスの影響でサッカーができなかったことです。今シーズンのどの公式戦も試合ができることがどれだけ幸せなことなのかと改めて感じました。今年は公式戦も少なく、トレーニングやトレーニングマッチを見てもらう機会も減ってしまった中で「当たり前」を履き違えないことの大切さを学びました。
私にとってサッカーとは
昨年同様変わらず、人生の「ツール」です。今年も新型コロナウイルスの影響を受けながらもサッカーがあったから充実した1年を過ごせたと思っています。サッカーがなければ、自分の体、食事、行動を見直すことはできなかったと思います。サッカーがあるから、これだけ意識改革ができていると思っています。私にとってサッカーは、人生最高の「ツール」です。