【わたし日誌】2020年シーズンを振り返る ~金井奈苗#9~
FCふじざくらの2シーズン目である2020年シーズンを選手自らが考え、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:金井奈苗(本人)より
私にとってプレイングワーカーとは
「競技でも一流、社会でも一流」をコンセプトに私たちは取組んでいて、サッカーを頑張るのはもちろん、社会に出てもサッカー選手としてではなく、1人の人間として認められることだと思います。サッカーも、仕事同様に自ら考え、主体性を持って行動できることが一番大切だと思います。
このチームは素晴らしいことに、主体性を持って行動する機会をたくさん与えてくださり、ネクストキャリアにも活かせることをたくさん学ばせてもらっています。
1年が経って感じる自分自身の成長
サッカーの技術も少しは上がったと感じますが、私がこの一年で成長したと思うことは「メンタル」の部分が成長したと思います。
ただメンタルが強くなったという訳ではなく、辻秀一先生のメンタルトレーニングのおかげで考えることの大切さ、「今ここ自分」「FLOW DO IT=やるべきことを質高く」という部分を意識できるようになりました。
まだまだできていない部分は沢山ありますが、試合や練習でも考えて取り組んでいるとプレーの質も良くなり、気持ちに余裕が持てるようなって体を動かすことが出来たので、引き続き学びを深めたいと思っています。
私が感じるこの1年でのチームの変化や成長
2020年は、FCふじざくらとして初めての新入団が加入し、どんなチームになっていくのかすごい楽しみな反面、プレッシャーも沢山感じながらのシーズンでした。
新メンバーが入ったことで、サッカー的にもレベルが上がり、ポジション争いが激しくなりました。うまく行かないことが沢山あった中、どうすればチームが良くなるのか、もっと良いサッカーができるのか、意見交換ができるようになったなと思います。
まだまだ、チームとしても成長していかないといけないので現状に満足せず頑張っていきたいと思います。
2020年シーズンでもっとも印象に残っていること
まずはじめに、コロナ禍の中で厳しい状況にもかかわらず、沢山のパートナー様のご支援、ご声援があり、2020年シーズンを乗り越えることが出来ました。本当にありがとうございます。
山梨県女子サッカー1部リーグ「山梨学院大学」の試合が印象に残ってます。
前半は両チーム譲らず0-0で折り返し、後半に入り、開始早々南條里緒の得点で先制点を取れた時のあの喜びは忘れられません。得点を取れたことは良かったですが、残り少ない時間に失点をしてしまい、勝たなきゃいけない試合を引き分けで終わってしまったことがとても悔しかったです。
辻先生がおっしゃていたように「勝利に相応しいチーム」ではなかったんだなと実感させられました。
私にとってサッカーとは
昨年は「友達」みたいな存在だと言いましたが今年は「かけがえのないもの」だと思います。
コロナ禍の中、サッカーができない日々が続き、心にぽっかり穴が空いた感じがしました。自分の人生の一部になくてはならないと実感したからです。
サッカーをしていたからみんなに出会えて、FCふじざくらに入団でき、サッカーを続けることが出来ているので私にとってかけがえのないものです。