【わたし日誌】2020年シーズンを振り返る ~杉村美星#6~
FCふじざくらの2シーズン目である2020年シーズンを選手自らが考え、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:杉村美星(本人)より
私にとってプレイングワーカーとは
仕事にも競技にも主体性を持って取り組み、お互いを結びつけて考えることだと思います。
昨年の春、コロナウィルスの影響により、私が働くゴルフ場のお客様が減ってしまった時、このゴルフ場のために何か出来ないかと考えました。そこで私はたくさんの人に富士レイクサイドカントリー倶楽部を知ってもらいたい!ゴルフ場に来れなくても映像で楽しんでもらいたい!と思いました。
会社の方や、ゴルフ場の所属プロにも協力してもらい「リフティング対決」をしました。その結果、集客に繋がったかはわかりませんが、「対決見たよ!」と声をかけてくれる方もいて、プレイングワーカーとしての階段を1歩上がれたかなと思いました。
また、仕事以外でもクラブとして様々な活動があり、オブザピッチの部分でも主体性を持って取り組むということを学びました。
キカク部として、クラブの認知度をあげるためにたくさんの企画を発案し、発信してきました。SNS上でもリアクションがあったり、数字として結果が出た部分もあり、やりがいも感じた1年でした。
1年が経って感じる自分自身の成長
「考えて、実行すること」だと思います。
先程お伝えしたように、プレイングワーカーとして、ゴルフ場のために何かできないかと考え、ひとつのコンテンツを配信するという、思っていることを行動に移すことが出来ました。今までは、何か思っていても実際に行動することはあまりなくて、自分が成長できた出来事だったと感じています。またプレイヤーとしても、考えることで出来ることが増えたように思います。私は身体能力が高くはないので、ひとつひとつ考えてプレーすることが必要です。自分のストロングポイント・ウィークポイントを分析して受け入れて、やらなければいけないことを実行することで成長していきたいと思っています。
私が感じるこの1年でのチームの変化や成長
1年目と比べて、チーム全体のレベルが上がったと思います。それはオンザピッチだけでなく、オフザピッチにおいてもです。今年は人数も増えて、チーム内での競争心や向上心も上がり、ひとりひとりが成長を意識してできていたと思います。オフザピッチの面でも、それぞれのプロジェクトリーダーを中心に、協力して考えて行動する力も上がり、自主性や主体性をもって取り組めるようになったと感じています。オンザピッチでもオフザピッチでも、まだまだ出来ることもあるし、改善できる所もたくさんあると思うので、これからチームとして少しずつ成長を積み重ねていきたいと思います。
2020年シーズンでもっとも印象に残っていること
2020年シーズンは、サッカーが出来ることが当たり前ではないと改めて感じた1年でした。コロナ禍にも関わらず、パートナー企業の方々や、サポーターの皆様、会社の方や地域の皆様、どんなときも応援してくれる家族など、私たちの周りにはいつも支えてくださる方がいました。また、試合会場にも多くの方に足を運んでいただき、その中でプレー出来ること、たくさんの方に応援して頂けたこと、どれも当たり前な事は1つもありません。心から感謝しています。しかし、そんな中でチームとして結果を残せなかったことは、申し訳ない気持ちでいっぱいです。個人としてまだまだ足りない事、チームとして改善していくところ、しっかり受け入れて、向き合って成長していきます!2021シーズンは、たくさんの方々に応援したい!と思ってもらえるように、支えてくださる方々に結果で恩返しが出来るよう、1日1日を大切に過ごします。
私にとってサッカーとは
人生の軸となるものです。私はどこにいても、周りの人達はいい人ばかりで、恵まれているなと感じます。そんな素敵な人達に出逢わせてくれたのもサッカーだし、自分をここまで創り上げてくれたのもサッカーがあったからです。私がサッカーに出会うのは遅かったですが、そのままサッカーをしない人生は想像もつきません。サッカーに逢わせてくれた友達や、サッカーを通じて関わってくださる方々に感謝しています。1度サッカーを辞めた時は、仕事にやりがいも感じていたし本当に楽しかったですが、ずっと何か物足りない気がしていました。多分それはサッカーがなかったからで、それだけ自分はサッカーが好きなんだと感じたし、この先も私の人生からサッカーがなくなるということはないのかもしれません。出来ているので私にとってかけがえのないものです。