【わたし日誌】2020年シーズンを振り返る ~田中里穂#14~

FCふじざくらの2シーズン目である2020年シーズンを選手自らが考え、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:田中里穂(本人)より

私にとってプレイングワーカーとは

私にとってのプレイングワーカーとは、自分で考えて行動をするということです。
これまでFCふじざくらの選手として過ごしてきて大事だと感じたことは、「今何をやるべきなのか」「今何が自分に必要なのか」を考えることです。
それはオンザピッチでも、オフザピッチでも言えることでした。その考えるきっかけやヒントをクラブが用意してくれることもありましたが、やはり自ら考えなければ自分のものにできる度合いも違ってくると感じました。また、ただ考えるだけでなく、それを行動に移すことで主体性が生まれてくるのだと思います。行動に移すこと、一歩踏み出すことは決して簡単なことではないですし、私自身まだまだ足りていません。ですが、周りにはサポートしてくださるスタッフやチームメイトがいます。
まずは当たり前のことですが、社会人としても選手としても何事にも一生懸命取り組んでいきます。

1年が経って感じる自分自身の成長

成長できたと感じることは、伝えるということです。
この1年を通して、日常生活においても、サッカーにおいても自分の考えを伝えるということの大切さをとても感じました。今まで以上に周りの人とコミュニケーションを取ることができて、私にとってプラスになったと感じています。また、メンタルコーチである辻先生がおっしゃってくださった「No Voice,No Win」という言葉が、私にとって印象的でもっと声を出して伝えなければいけないと気付かされました。伝えるということは同時に責任も伴うことだと思います。自分のプレーや行動により責任を持たなければ伝わるものも伝わらないと思うので、もっと高めていきたいと思います。

 

私が感じるこの1年でのチームの変化や成長

菅野さんのサッカーを自分たちで体現できるように、お互いが要求し合うことが1年を通して増えていきました。また、うまくいかない時期もありましたが、どこを目指すべきなのかを共有したことでチーム全員で切磋琢磨することができたと思います。自分自身、チームメイトからたくさん刺激を受けました。
今シーズンは結果に結びつけることができなかったですが、来シーズンはもっと切磋琢磨してチーム全員で戦っていきたいです。

2020年シーズンでもっとも印象に残っていること

山梨学院大学と日本航空高校の県リーグの試合です。私たちの試合が終わり、あとはこの試合の結果を待つのみという状況で試合を観ていました。
山梨学院大学が3点目を取った時の私の中でのどう表現したらいいのかわからない気持ちが忘れられないからです。
他力になってしまったこと、試合でもっとやれたことはあったのではないか、もっと点を取っていれば、と後悔と悔しさが頭の中をぐるぐるしていました。
また、周りにいたスタッフ、チームメイトの表情や雰囲気も忘れる事はないと思います。みんなが悔しいと感じたこの日は絶対に忘れてはいけないと思いましたし、来シーズンに繋げるバネにしないといけないと感じました。

私にとってサッカーとは

今年もサッカーを通してたくさんの人と出会うことができました。
また、今まで出会ってきた人が活躍している姿や頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと刺激を受けました。それが私の頑張れる源なんだと改めて感じた1年でした。
なので昨年と変わらず私にとってサッカーとは、人とのつながりです。改めて、たくさんの出会いに感謝して、サッカーで恩返しができるようにもっと精進していきます。