【ちうさんぽ】グルメ編~ハンバーガーのマッチレポート~

元なでしこリーガーであり、FCふじざくら山梨公式ライターの伊藤千梅によるグルメレポートをお届けします。
第4節の試合で楽しみにしていたSUGEEZのハンバーガーとの出会い、そしてハンバーガーの魅力を感じてもらえればと思います。
文章:伊藤千梅より

6月26日は、試合の他にとっても楽しみにしていたことがある。
試合会場に着いて目に入ってきたのは明るい黄色のキッチンカー。ついに!!!とテンションのあがる私。ずっとずっと待ちわびていた、SUGEEZのハンバーガー。

サポーターさんが買ってあげるよと言ってくださったので、お言葉に甘えて買いにいくと「あ、開店はまだです〜」と言われた。
張り切ってるのバレバレ。はずかし。

試合レポートのために色々聞き込みもしたいし、ハンバーガーは試合後かなぁ…と思っていたら「買っといてあげるよ、試合みてな」と、どんな漫画のセリフよりイケメンな台詞を残して、颯爽とキッチンカーの前に並んでくださったサポーターさん。

「いえいえ!大丈夫ですよ!」
と言おうと思ってたのに

「……ありがとうございます!!」
という言葉しか出てこなくてびっくり。おかしいなぁ。ハンバーガーが食べたすぎて、遠慮というものがどこかへ逃げ出してしまったみたいです。改めて感謝。

試合が始まって、必死にペンを走らせる。一瞬だって試合から目を離せない。なんてったって、この瞬間、私はふじざくらのマッチレポートを任されたライター。
そんなそんな、絶対、試合に集中しないと…

「ハンバーガーできたよ〜」
はい、集中は一旦お休み。
本日の主役登場。てっぺんにふじざくらの旗がささったバーガーをうやうやしく受け取った。

あれ、待って。今試合中だし。目離しちゃダメだし。食べるのはハーフタイムじゃない…?
ごめんねって気持ちでハンバーガーをみると、いい匂いさせながら、え?今食べないの?って言ってくるんですね。

試合か…ハンバーガーか…試合…ええい!

ハンバーガーを手に取るとかぶりついた。
ライターとして有るまじき行為。許されぬ判断。

前歯がパンに突き刺さった瞬間の驚きに、罪悪感が吹っ飛ぶ。
挟むためのパンじゃない。ハンバーガーの1番上に君臨する、パン。只者じゃない…。
さすが地元・都留市にあるパン屋、なないろこむぎさんでの特注…。

お肉まで到達すると、ブロック肉を手切りしたガッツリの塊が、口の中に入ってきて荒々しく広がった。
なになに。お互いすごいじゃん。自分が1番!って主張が激しすぎませんか。

思わず「うまっ!」と声を上げると、同じようにかぶりついた状態のサポーターさんが、左前から振り返ってきて、アイコンタクトで頷き合った。
わかります。目だけで言いたいことはすごく伝わります。

二口目は野菜まで一緒に食べたくて、おっきな口を開けたらお肉が鼻についた。テカテカ。
しっかり存在感見せてくる中で、みんなの間を取り持つ野菜たち。一度グリルされたからこその食べやすい存在。
なるほど。肉もパンも、自分が自分がってお互い喧嘩売るくせに、結果仲良いのは野菜のおかげか…影の統率者。

そんな粋のいいバーガーを楽しんでいたら、横目でふじざくらの選手がバンバンシュートを打っているのが見えた。
いかにもずっと見てますよ〜みたいな顔してひっそりペンを握る。
あの至福の5分は、ここだけの秘密…。

今度はまた店舗でゆっくりといただこう。
SUGEEZさん、ありがとうございました🍔

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