【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会山梨大会準決勝~結果~】VS 山梨学院大学レッドサンダーズ戦
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7月17日(土)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会山梨大会準決勝の山梨学院大学レッドサンダーズ戦の結果をお知らせいたします。
≪皇后杯山梨大会準決勝~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS 山梨学院大学レッドサンダーズ
2-1
-前半:1-0
-後半:1-1
■得点者
辻野友実子
井原美波
≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未(Cap) 松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂 戎谷亜美 井原美波
FW 南條里緒 清水千陽 辻野友実子
(途中出場)
41分 金井奈苗 in → 戎谷亜美 out
59分 風間優華 in → mino out
71分 杉村美星 in → 田中里穂 out
前節のリーグ戦より、中盤に戎谷亜美が入り、左サイドバックに鈴木和遥が入り、4-3-3で試合に臨みました。
本日の対戦相手の山梨学院大学レッドサンダーズはリーグ戦第4節で3-1で勝利した相手であり、約1か月ぶりの再戦になります。
試合は序盤からFCふじざくら山梨がボールを保持し、ビルドアップからボールを回し、相手のポジションを剥がしながら相手自陣に侵入します。菅野監督からも「ナイス!そう!いいよ!」という声が飛び、FCふじざくら山梨らしい連動したプレーを魅せます。
特に、辻野・南條の両ウィングがスペースでのスピード感ある突破を魅せ、相手ゴールに迫ります。
前半25分、辻野友実子がゴール前の良い位置で倒されファールをもらいます。フリーキックのチャンスに、倒された辻野がキッカーとしてボールをセットし、フリーキックを放つと、相手選手の壁に当たり軌道が変わり、ゴールに吸い込まれ先制します。頼れるチーム得点王が、この試合でも先制点を決めます。
このまま、1-0で前半が終了。ハーフタイム中に菅野監督から「非常に良い形を作れてる。ビルドアップをしながら、相手をよく見て、相手の裏へのスペースをもっと使って攻めていこう」と声をかけ、後半に入ります。
後半に入ると、DFの松岡からFWの南條へのスペースを狙ったパスの供給が生まれ、前半同様、攻撃の手を緩めず攻めます。そして、後半8分、清水千陽の折り返しを井原美波が詰めて、追加点を獲得し、2-0でリードします。
しかし、後半30分以降は相手の前からのプレスに苦しみ、DFラインでのパスミスが目立ち、相手にボールを奪われピンチのシーンが増えます。そして、後半31分に、ミスからボールを奪われ、相手のシュートが決まり、1点を失います。
1点を返したことで、相手チームは勢いが増し「追いつける!」という雰囲気が高まり盛上りを見せる一方、劣勢な雰囲気となり、チーム全体相手の前からのプレスに対応しきれずに、防戦一方になります。
しかし、一人一人が最後まで集中力をきらさず粘り強く守り切り、なんとか1点リードで試合終了となりました。
最後の10分間が劣勢な状況もあり、試合終了後は、悔しさやもどかしさを見せる選手が多く、こういった経験は次戦や今後に活かしていきたいと思います。
試合終了後の菅野監督のインタビューになります。
—-Q)試合を振返って
試合としては非常に整理できた試合だった。攻撃におけるビルドアップからの組み立ては非常に良く、これまでの試合でも一番だったかもしれない。
後半最後の10分間は相手のプレッシャーに対して、いつも通りの変わらないサッカーをしてしまい、逆に苦しくなってしまった。何が何でもこの形をやり通すという考えではなく、状況よってプレーを変えなくてはならない、ということを選手たちが経験できたという意味では、今後においても非常に良い経験になったと思います。
—-Q)印象的なシーンやチームとして良かった点について
先ほども話した点の、全体としてのビルドアップからの組み立ては良かった。そうした中で相手が中盤を締めてくる中で、裏への狙いを持とうとハーフタイムに伝えて、後半に入ってそういった形を作っていけたのは、攻撃の形としては良かったと思います。
特に、右サイドの南條が裏へ抜出していく形は個の優位性をうまく活かした形となりました。
—-Q)次戦となる皇后杯決勝戦の山梨学院大学にむけて
山梨学院大学は我々がこの山梨でチームを立ち上げてから、立ちはばかる壁です。
クラブ初年度となる2019年(●2-7)、昨年の2020年7月(●1-2)、2020年11月(▲1-1)と確実に近づいてはいるが、客観的に見ても、絶対勝ちきれるという考えは出てこないチームです。
こういったチームに勝つためには、今年のテーマである成長と団結ということを意識して、一つになって戦うことを意識しないと勝つのは難しいと思ってます。
しかし、FCふじざくら山梨として、なでしこリーグ参戦も見据えた次のステップに向かう意味では、山梨学院大学には絶対勝たなければいけないし、クラブ名の山梨に相応しい、山梨を代表するチームになるために、この決勝戦は負けられない。サポーターの皆さん、次節も無観客となりますが、応援を宜しくお願いします。
いよいよ次節は山梨学院大学との皇后杯山梨大会の決勝戦となります。
≪皇后杯山梨県大会決勝≫
日程:8月1日(日)
キックオフ:1500(予定)
会場:無観客試合のため開示不可
皆さまの熱い応援をお願いいたします。