【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会1回戦~結果~】VS 大東文化大学戦


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9月4日(土)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会1回戦の大東文化大学戦の結果をお知らせいたします。

≪皇后杯関東大会1回戦~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS 大東文化大学
3-0
-前半:1-0
-後半:2-0

■得点者
清水千陽
辻野友実子
井原美波

≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未 松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂(Cap) 金井奈苗 井原美波
FW 南條里緒 清水千陽 辻野友実子

(途中出場)
56分 広沢実佳子 in → 清水千陽 out
64分 風間優華 in → mino out
64分 戎谷亜美 in → 井原美波 out
72分 中塚理加 in → 金井奈苗 out
72分 杉村美星 in → 南條里緒 out

クラブとして初出場の皇后杯関東大会の開幕戦は、関東リーグ1部に所属する大東文化大学との一戦となりました。

試合開始は初戦の緊張からか硬さが目立ち、パスミスやキックミスなどで相手にボールを渡してしまう展開が多くなり、なかなか試合の主導権を握ることができません。
ディフェンスライン・中盤でボールを保持しながらも、ビルドアップに苦戦し、ボールを前まで運べず前半20分までシュートシーンがなく、入水タイムとなります。
菅野監督から「みんな硬いよ。これだとパスも動きも悪くなるから、もう少し楽にやろう。だいじょうぶ、できるから」という声掛けが入り、選手たちはピッチへ戻ります。


すると入水明けのプレーで、左サイドの崩しから、ペナルティエリアでパスを受けた井原がチーム最初のシュートを放ちます。
シュートが1本打てたことで、動きの硬さが徐々にほぐれ、ボールを動かす展開となり、ゴール前でプレーするシーンが増えます。

すると、前半アディショナルタイムに、右サイドを得意のドリブルで突破した南條がセンターリングを上げると、清水千陽が頭で合わせて先制点を挙げます。
そのまま、前半終了となり、1⁻0で前半を折り返します。

ハーフタイムに菅野監督からは「ボールは保持しているが、ビルドアップまでいけてない。後ろが重すぎるので、もっと思いきった展開も入れていこう。良いディフェンスで前から相手にプレッシャーをかけて、相手を押していこう」というゲキが入ります。

その言葉を体現するように選手たちは、前線からのプレスを強め、ボール奪い、主導権を握っていきます。


すると後半開始5分に最初のコーナーキックを獲得し、井原美波が蹴り上げたボールは両チームの競り合いから、最後はリーグ戦チーム得点王の辻野が押し込み、追加点を決めます。皇后杯決勝戦、準決勝に続き、3試合連続のゴールを決めました。

その後も、FCふじざくら山梨は相手にボールを奪われてもチームのテーマである「即時回収」でボール奪い、主導権を握り続け、後半15分には、同じくゴール前の混戦から井原美波がゴールを決め、さらに点差を広げます。

FCふじざくら山梨はその後、5人のメンバーを変更しますが、変わったメンバーも最後まで集中を切らさず、やるべきことを徹底して、試合はそのまま3⁻0で終了となりました。

初出場となった関東皇后杯大会の1回戦を突破し、クラブ史上初の関東皇后杯の1勝を挙げました。
以下、菅野監督、辻野友実子、清水千陽のコメントになります。

『菅野監督コメント』


‐‐‐Q)試合を振返って
菅野監督)初戦ということで試合の入りは選手たちが非常に硬かった。ただ、試合が流れるにつれて、徐々に慣れていったし、点数が取れてだいぶ楽になりました。
試合としては、ボールを保持していたが、後ろで回すことが多く、後ろでの動きが重い試合内容でした。そこで、前線の仕掛けや背後への動きを指示したりして、現状を変えていくプレーを選手たちは行ってくれたと思います。

‐‐‐Q)関東皇后杯を迎えるにあたってどのような意識でのぞんだのか
菅野監督)これまでの公式戦とは違い、格上の相手との戦いということで、守備の時間が長くなることが予想されるので、そういった状況でもメンタル的に落ちないように、守るときは守る、そして攻めるときは一気に攻めるという意識を持って戦おうということは伝えました。どうしても押されると弱気になってしまうので、今は守備の時間と割り切って戦うことが大事だと思ってます。

‐‐‐Q)次節に向けて
菅野監督)次節はバニーズ群馬ホワイトスターで、なでしこリーグ2部で首位を走るように力のあるチームです。格上相手のチームに対して弱気にならず、すべての力を出して戦いたいと思います。この関東大会はレベルの高いチームが集まる大会なので、1つ勝てると次に向けて自信に繋がる。そうやって、1つ1つ勝ちながらチームとして成長していきたいと思います。

『辻野友実子コメント』


‐‐‐Q)試合を振返って
辻野友実子)勝てたことは良かったですが、決めるところをきちんと決めていたらもっと楽な試合展開になってたと思います。多くのチャンスを作れたという点では、チームとして良かったと思います。個人的には、消極的なプレーが多かったと思うので、もっと仕掛けるべきだったという所が反省点です。

‐‐‐Q)得点シーンを振返って
辻野友実子)あのシーンは清水千陽がシュートを狙って打ってくれたことで、私のゴールに繋がりました。なので、ちはる(清水千陽)が取らせてくれたゴールだと思ってます。

『清水千陽コメント』


‐‐‐Q)得点シーンを振返って
清水千陽)あのシーンは、南條里緒がサイドを突破して、良いクロスを上げてくれたので、私は合わせるだけでした。先制点が欲しかったので、あのタイミングで決めることができて良かったです。

‐‐‐Q)次節に向けて
清水千陽)CFというポジションを任せられている以上、シュートを放ち、ゴールという結果を出さないといけないと思ってます。
次の試合でも、ゴールという意識を持つことはもちろんですが、それ以上に運動量を意識して、前線からプレッシャーをかけてチームに勢いを付けたいと思います。