【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会2回戦~結果~】VS バニーズ群馬FCホワイトスター戦
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9月11日(土)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会2回戦のバニーズ群馬FCホワイトスター戦の結果をお知らせいたします。
≪皇后杯関東大会2回戦~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS バニーズ群馬FCホワイトスター
1-1
-前半:1-0
-後半:0-1
(PK:5-4)
■得点者
南條里緒
≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未(Cap) 松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂 金井奈苗 井原美波
FW 南條里緒 清水千陽 辻野友実子
(途中出場)
70分 広沢実佳子 in → 南條里緒 out
クラブとして初めて挑む皇后杯関東大会の2回戦は、なでしこリーグ2部首位のバニーズ群馬FCホワイトスターとの一戦となりました。
立ち上がりは相手のプレッシャーを受け、全くパスがつながらず、ボールを前に蹴りだすだけのシーンが多くなります。
前半20分間のほとんどが、相手がボールを保有することになり、非常に苦しい展開となります。
試合20分が経ち、クーリングブレイクの際に、菅野監督から「相手が前から来るから、いつも通り繋ぐサッカーをしていくと厳しい。無駄かもしれないけど、前から来る相手に対して、スペースを使って背後を取るようなボールを狙っていこう」という指示が入ります。
クーリングブレイク以降は、3トップの南條・清水・辻野がスペースでボールを受けて、パスで繋いでいく展開で徐々に相手ゴールに迫ります。
すると前半30分頃に、右サイドを抜け出した南條里緒から清水千陽へボールが繋がり、シュートを放つもキーパーの正面となります。
その後も、FCふじざくら山梨陣内でボールが回り、シュートまで持ち込むシーンが増え始めた前半36分頃、左サイドでボールを受けた金井奈苗のクロスに反応した南條里緒が押し込み、先制点を奪います。
前半40分が終了し、ハーフタイムを迎え菅野監督から「リードしてるから消極的に守ったらやられるぞ!点を取りに行くんだという気持ちで戦い続けないと。前掛かりな相手に対して、相手が嫌なサッカーを仕掛けていこう。1点勝負になるから、もう1点決めよう」と選手たちに伝えて、後半戦に入ります。
後半立ち上がりもFCふじざくら山梨がボールを保持する時間となり、右サイドの南條がスペースでボールを受けて、チャンスを作り、コーナーキックにするなど、相手ゴールに襲い掛かります。
後半10分には左サイドでボールを持った辻野が相手をかわし、中で待っていた清水にパスを流し、キーパーとの1対1となりましたが、シュートはキーパーの正面となり、追加点とはなりませんでしたが、その後も、コーナーキックやカウンターからチャンスを作ります。
残り10分となり、相手もディフェンスラインから前線にボールを供給するシーンが多くなる中で、フィジカルコンタクトも増え、試合が中断するシーンが増えます。
試合終了5分前に、相手選手が左サイドを突破し、中にクロスを上げます。
一度ははじき返したものの、混戦から詰められ、試合終了間際に同点に追いつかれてしまいます。
そのまま試合が終了となり、PK戦へとなります。
FCふじざくら山梨は後攻となり、相手が1本目を外し、FCふじざくら山梨は1本目の高山、2本目の松岡、3本目の辻野と立て続けに成功します。
4本目の工藤が失敗し、追いつかれるも、5本目の田中が決めて、PK延長戦に入ります。
相手6本目をキーパーminoがゴールを防ぎます。
6人目の鈴木が、落ち着いてゴール端に流し込み、PK戦を制し、勝利しました。
初出場となる関東皇后杯大会ですが、2回戦を突破し、これで準々決勝進出となりました。
以下、菅野監督、南條里緒のコメントになります。
『菅野監督コメント』
‐Q)試合を振返って
今まで戦った相手で間違いなく一番強いチームでした。
前半は相手の圧力で何も出せなくて、非常に厳しい時間が続きました。でもこの厳しい時間を切り抜けたのは、皇后杯山梨県大会決勝の山梨学院大学での経験があったからだと思います。あの試合で、厳しい中でも耐えるという経験をできたおかげで、チームとしても焦らず戦えたんだと思う。これはチームとして間違いなく根付いてきた部分ですね。
前半で1点を取れましたが、ハーフタイムで「もう1点取りにいかないと勝てないぞ」と伝えましたが、やはり後半決めれるときに決められないシーンが後々響いてしまいましたね。
PKでは順番を決めたのは私なので、負けたら監督の責任だから気軽に蹴ってこいと言って送り出しました。
その結果、みんなが頑張ってくれて勝利できたことは、非常に大きな意味を持ちますね。
‐Q)次戦に向けた意気込み
まずは連戦ということで、少しでも良い状態で試合に望んで欲しいと思います。
次のチームは高校生ですが、1人1人が120%のチカラで向かってくる、素晴らしいチームです。相手の勢いに負けないように、戦って全国大会出場を決めたい。
全国大会に出場できれば、多くの皆さんに知ってもらえますし、また、多くの人に応援してもらえると思いますので、絶対に目指したいと思います。
『南條里緒コメント』
‐Q)ゴールシーンを振返って
素直に嬉しいです。サイドにひらいていたのですが、相手選手のマークが来ていなかったので、サイドから中に侵入してのゴールを狙ってました。
ゴールの瞬間は嬉しすぎて覚えてないです。(笑)
ゴールを取った後は、怪我で約1年半以上試合に出場できてない松原ゆきにゴールを決めたことを伝えたくて、真っ先に向かいました。
チームで取れた1点だと思います。
‐Q)次節に向けて
今回、この相手に対してどれぐらいやれるのかというのがある中で、勝利できたことは非常に嬉しい結果です。勝てた要因はチームが1つに慣れたことだと思うので、次節もチーム一丸となり、勝利を目指し、そして全国大会出場を勝ち獲りたいと思います。