【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会準々決勝~結果~】VS 鹿島学園高校戦
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9月12日(日)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会準々決勝の鹿島学園高校戦の結果をお知らせいたします。
≪皇后杯関東大会準々決勝~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS 鹿島学園高校
3-1
-前半:2-0
-後半:1-1
■得点者
松岡沙由理
井原美波
辻野友実子
≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未(Cap)松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂 金井奈苗 井原美波
FW 中塚理加 広沢実佳子 辻野友実子
(途中出場)
41分 清水千陽 in → 広沢実佳子 out
52分 戎谷亜美 in → 中塚理加 out
62分 風間優華 in → mino out
70分 杉村美星 in → 井原美波 out
クラブとして初めて挑む皇后杯関東大会準々決勝。
連戦となり、昨日の疲れがある中での試合となりました。
関東女子サッカー1部リーグの東洋大学を破り、準々決勝に進出した鹿島学園高校との試合になりました。
前日の試合で、前から奪いにくるプレーを魅せていた相手チームを想定して試合に入りましたが、キックオフ直後からブロックを引いて守る相手を中々打開できず、試合は進んでいきます。
FCふじざくら山梨がボールを回しチャンスを伺いますが、ブロックを崩せず、逆に相手チームにパスを奪われ、カウンターで一気にゴール前まで攻められるシーンもあり、菅野監督から厳しいゲキが飛びます。
菅野監督から「両サイドを広く使え」という指示で、右サイドバックの工藤、左サイドバックの鈴木がワンツーで前へと出て、前線の停滞感を少しずつ打破します。
すると両サイドから、クロスを供給するシーンが増え、そのこぼれ球に反応した、井原・田中の中盤の選手がゴールを狙います。
試合が動いたのは前半30分。
コーナーキックのチャンスに、金井の左足からのボールに松岡が頭で合わせて、先制点を奪います。
その直後、右サイドでボールを持った工藤を追い越す形で松岡がオーバーラップでパスを受けて、そのまま右サイドを突破しペナルティエリアに侵入し、中で待っていた辻野へパスを出します。辻野が放ったシュートのこぼれ球に反応した井原が詰めて、追加点を奪います。
ハーフタイムとなり、菅野監督からは「シンプルにパスを繋いでいこう。パスミスが多いから、1つ1つ丁寧にプレーしていこう」ということで、選手を送り出します。
後半に入り、清水千陽、戎谷亜美がピッチに入ると、清水にボールが収まり、攻撃のバリエーションが増え、戎谷、辻野、清水の3トップでチャンスを作るシーンが増えます。
後半10分には、攻撃の起点となった清水がパスを受けると、ゴール中央にいた辻野を繋ぎ、難しい体勢から足をのばしてボールを蹴りだし、追加点を奪います。
その後も、再三ゴール前でシュートを放つも相手キーパーのファインセーブもあり、追加点が奪えません。
逆に後半30分にはカウンターから右サイドを破られ、ゴール前に飛び出した選手がクロスに合わせて1点を取られてしまいます。
最後も戎谷が左サイドを抜けて、中央に走ってきた杉村とつないで、ゴール前でシュートを放ちますが、相手のキーパーのファインセーブもあり、追加点を奪うことができませんでしたが、そのまま3-1で試合終了となりました。
初出場となる関東皇后杯大会ですが、準々決勝を突破し、これで準決勝進出となりました。
以下、菅野監督、工藤、井原、金井のコメントになります。
菅野監督コメント
‐Q)試合を振返って
昨日試合を観させて頂いて、すごく全員がハードワークに戦うチームだと思ってましたので、厳しい戦いを覚悟してました。
序盤はブロックで引いて守る相手に対して、チャンスらしいチャンスが作れませんでした。でも、セットプレーが一つ、チャンスになるという話を選手には伝えていたので、その通りのゲーム展開となり、良い内容だったと思います。
ただ、全体的なパスの精度やプレーの判断というところでのミスが多かった。勝利するということでは嬉しい結果ですが、このクラブの目指すところを考えると、まだまだやらなきゃいけないことは多い。そういった次に繋がる課題を修正していきたい。
‐Q)次節に向けて
皇后杯本選出場というクラブが今年掲げた目標を手に入れることができたのは、非常に嬉しいです。
ただ、来週も試合が続き、その先にはなでしこリーグ入替戦予選大会が控えます。この関東大会でしっかり良い流れを作り、入替戦予選大会も良い流れのまま戦えればと思ってますので、来週の2連戦も良い準備をしたいと思います。
工藤麻未コメント
‐Q)試合を振返って
昨日の試合では、プレッシャーが強い相手に対して、自分たちの試合ができなかったという反省を踏まえ、今日はボールと人が動く流動的なサッカーができてたと思います。そういった意味では、ミスが多かったところもありますが、良い内容で出来たと思います。
‐Q)次節に向けて
皇后杯本選に進むことができたのは嬉しいですが、それに安心せずに来週の試合もしっかり戦いたいと思います。
そのために、明後日からのトレーニングではチームとして引き締めていきたい。それがこの先にあるなでしこリーグ入替戦予選大会に繋がると思ってますので、しっかり準備をして戦い抜きたいと思います。
井原美波コメント
‐Q)試合を振返って
自分たちのミスでボールを失うシーンが目立った試合だったと思います。途中、菅野監督からの指示でボールが動き始め、ゴール前までボールを運べるようになりましたが、自分たちでそういった修正を図りながら、試合を進める必要を感じた試合でした。
‐Q)次節に向けて
準決勝となると、より強い相手との戦いになりますので、自分たちのプレー、戦術を高めていく必要があると思います。守備ではセカンドボールを拾えないと厳しい状況になってしまうので、その辺りの守備の意識も次戦に向けては高めていきたいと思います。
金井奈苗コメント
‐Q)コーナーキックのシーンを振返って
松岡選手の高さを活かしたいという狙いがあったため、あのシーンではファーにボールを蹴って合わせるというイメージがありました。
その前のシーンで少しずれがあったので、なるべくゴールに近いところにボールを供給しようという意識が生まれました。その中で、松岡選手がうまくボールに合わせてくれて、点を決めてくれたのはチームとしても良かったです。
‐Q)次節に向けて
よりレベルの高いチームと戦う上で、1つ1つのプレーの精度を上げていく必要があると思います。
自分としては精度の高いボールを蹴り、チームの勝利に貢献したいと思います。