【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会準決勝~結果~】VS ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18戦


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9月18日(土)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会準決勝のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18戦の結果をお知らせいたします。

≪皇后杯関東大会準決勝~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18
2-0
-前半:0-0
-後半:2-0

■得点者
清水千陽
辻野友実子

≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未 松岡沙由理(Cap) 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂 金井奈苗 井原美波
FW 中塚理加 清水千陽 辻野友実子

(途中出場)
41分 戎谷亜美 in → 中塚理科 out
64分 広沢実佳子 in → 井原美波 out

クラブとして初めて挑む皇后杯関東大会準決勝。
本日は関東女子サッカーリーグ1部のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18との戦いになりました。

立ち上がりの前半1分に相手右サイドからクロスが上がり、中で待っていたフォワード選手のヘディングがゴールポストの脇にそれ、ドキッとするプレーを見せられます。

その後は、FCふじざくら山梨がボールを保持する時間が増えます。
ピッチを広く使い、センターバック2枚とボランチでボールを回し、サイドへ展開しながら攻撃を組み立てます。

ふじざくらの最初のチャンスは前半6分に、右サイドをドリブルで突破した工藤が右足でセンターリングをあげると、清水が頭で合わせるもボールはわずかにゴールバーの上で先制ならず。その後も、センターフォワードの清水にボールが収まり、そこから中盤、両サイドとの連携でチャンスシーンを作ります。
前半の25分には左サイドのクロスから、ゴール前の混戦からペナルティエリアの外にこぼれたボールを田中がミドルシュートを放ち、相手キーパーのファインセーブにあいます。
チャンスを作りながらも、1点を奪えずに前半終了となります。

菅野監督から「相手に付き合ってサッカーをしている。同じペースでやるんじゃなくて、自分たちで雰囲気を作ろう。もっとアグレッシブに動いていこう!」と指示が入ります。「絶対勝てるから大丈夫!」という言葉で選手たちを送り出します。

後半も、ふじざくらがボール保持する展開で、試合が進みます。
特に今日の試合では右サイドの工藤が攻撃参加する機会が増え、中盤の田中・金井と連動性のあるパスで侵入し、チャンスを狙います。
右サイドでボールを保持する時間が増えると、一度ディフェンスラインにボールを戻し、逆サイドに展開してまた攻撃を組み立てます。

すると、後半11分に遂に均衡が破られます。
前からの守備で金井がボールを奪うと、相手ディフェンダーを背負いながらパスを受けた清水が、反転して相手をかわし右足でシュートを放ち先制を奪います。

今日の試合では守備の意識が非常に高く、松岡・高山を中心に、工藤そして途中出場の戎谷も相手に対して厳しくプレッシャーをかけ、ボール奪い、相手のチャンスの芽をつむプレーを見せ、チャンスを作らせません。
また、中盤の金井も、相手がゴールキーパーまでボールを戻すと、タイミングを見てボールを追い続け、それに前線の選手含め、チームが連動して動く守備を見せます。

後半、井原に代わり、広沢が出場すると、ボールを受けれる選手が増え、広沢にボールが集まります。
独特のタッチで前に向くと、右サイドからクロスを供給し、チームに流れを生み出します。

そして、後半終了間際に、左サイドの鈴木から、田中→金井と中盤で連携を見せ、左サイドのスペースに走り込んだ辻野へパスを出します。
辻野が左足でクロスを上げると、ボールはそのままゴールの中に。貴重な追加点となり、辻野は2試合連続ゴールになります。

試合はそのまま終了となりました。
初出場の皇后杯関東大会ですが、決勝戦へと駒を進めました。

以下、菅野監督、金井奈苗、清水千陽のコメントになります。

菅野監督コメント
‐Q)試合を振返って

まずは厳しい日程が続く中で、無失点で勝つことができてホッとしてます。
前半から攻撃のところで自分たちでボールを失ってしまうもったいないシーンやインテンシティの部分でもボールをプロテクトできないシーンがあり、1人1人が戦うという点ではまだまだのところもありました。それでも、攻撃では良いシーンを作れてましたし、得点のシーンも非常に良い形で決められた。
試合を通して、選手たちの成長を感じることができました。

‐Q)決勝に向けて
明日は連戦で決勝戦となりますが、来週の木曜日からはなでしこリーグ入替戦予選大会が始まります。
関東皇后杯決勝戦まで勝ち進めたことで、もちろん優勝を目指して取り組みたいが、来週からの公式戦にむけて選手のコンディション状況も考慮しないといけない。
チームとして戦い方やコンセプトを考えて、明日は試合にのぞみたいと思います。

金井奈苗コメント
‐Q)試合を振返って

前半上手くいかないシーンがある中で、菅野監督から今年に入ってずっとやってきやパス&ムーブが出来てないから、シンプルにやろうよと声をかけてもらってから、良い流れを作ることができた。今日の試合では、中盤の田中とはコミュニケーションを図りながら、ポジションやサポートの対応はよくできたと思います。
ただ試合を振り返るとピッチコンディションもありますが、足元にボールがつかなくて、もっとうちらしい攻撃ができたのかなと思うと、反省点になりますね。

‐Q)次の試合にむけて
一戦一戦やるべきことをやるだけだと思ってます。自分の持ち味は、チームのために動き続けることなので、チームが走れないときに、自分が率先して走ってみんなを助けたい。まだまだ動けますので、明日の試合も一所懸命走りたいと思います。

清水千陽コメント
‐Q)ゴールを振返って

あのシーンはゴール前でちょうど相手を背負ってのプレーになったのですが、私のストロングポイントが相手を背負ってのプレーになるため、自分が得意な形で点を決めることができて良かったと思います。
でも、前半に工藤からの良いクロスを頭で合わせにいって外してしまったため、そこは反省すべき点でした。
あそこで決めることができれば、もっと試合展開も変わっていたと思うし、もっと楽に試合を進めることができたと思います。
一番前でプレーする選手が得点を決めると、ピッチの中も、外も雰囲気が変わります。その意識を持って次の試合でも頑張りたいと思います。