【皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会決勝~結果~】VS 日テレ・東京ヴェルディメニーナ戦
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9月19日(日)に行われた皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会関東大会決勝の日テレ・東京ヴェルディメニーナ戦の結果をお知らせいたします。
≪皇后杯関東大会決勝~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS 日テレ・東京ヴェルディメニーナ
1-2
-前半:0-0
-後半:1-2
■得点者
辻野友実子
≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未 松岡沙由理(Cap) 高山紗希 鈴木和遥
MF 戎谷亜美 金井奈苗 井原美波
FW 広沢実佳子 清水千陽 辻野友実子
(途中出場)
60分 田中里穂 in → 戎谷亜美 out
クラブとして初めて挑む皇后杯関東大会において、決勝戦に進むことができました。
本日はWEリーグでも優勝候補とされる日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織である日テレ・東京ヴェルディメニーナとの試合となりました。
ここまで圧倒的な強さで勝ちあがってきた日テレ・東京ヴェルディメニーナに対して、菅野監督は試合前に、「コンパクトな守備で相手サイドに追い込んで戦おう。ラインの上げ下げをコントロールし、守備のギャップは作らないように」と守備を意識した指示を伝えて、試合に入りました。
試合は想定通り、相手がボールを保持する展開で進みます。
両サイドにスピード、テクニックのある選手をそろえ、ボールを動かしながら、サイドからの攻撃を狙う相手に対して、集中して相手を自由にさせない守備をみせます。
普段とは違い、ラインを引いて守り、1人1人が集中して、相手に決定機を与えません。
ふじざくらもボールを持つも、シュートまでの流れは作れないまま、前半が終了となります。
ハーフタイムでは菅野監督から「集中して守れている。後半は勝負してみよう。最初の10分で勝負をかけよう」と指示を伝え、選手を送り出します。
後半も前半と同じ展開で、試合がスタート。
すると後半3分に試合が動きます。
前からプレッシャーをかけていた清水が、相手ディフェンスラインのパスを読み、ボールを奪うと、ドリブルでゴールへと向かいます。
左サイドを駆け上がってきた辻野へ清水からパスが通ると、辻野がドリブルで相手を引き付けながら左足を振りぬきゴールを決めます。
辻野はこのゴールで準々決勝から3試合連続ゴールの活躍となります。
この得点からふじざくらがボールを動かす機会が増えます。
しかし、その10分後、相手の左サイドのペナルティエリア外から相手選手が右足でボールを蹴ると、ゴール右隅へシュートが決まります。
ここまでディフェンスラインを中心に耐えていたのですが、同点に追いつかれてしまいます。
試合は残り20分。
菅野監督から「残り20分は前から行って、うちらしいサッカーをしよう!残り20分が勝負だ!」と選手を鼓舞します。
相手も球際が激しく、相手がボールを保持する時間が続きますが、ふじざくらもカウンターでチャンスを伺います。
しかし、後半終了間際に、一度はクリアしたボールを押し込まれ、最後は混戦から1点を失い、逆転を許してしまいます。
試合はそのまま終了となりました。
初出場の皇后杯関東大会の結果は、準優勝という成績となりました。
以下、菅野監督、辻野友実子、松岡沙由理のコメントになります。
菅野監督コメント
‐Q)試合を振返って
守備から入りながら、戦っていこうという指示でしたが、選手たちは1試合を通してそれをやりきってくれました。
失点の場面については、相手の技術の高さでやられてしまった。後半に1点を先制して、追いつかれましたが、後半20分過ぎに選手たちにはギアを上げていこうと伝えましたが、相手がそれをさせてくれたなかったですね。
この大会を通して、みんなの成長、そしてそれに伴う成果がこの結果だと思ってます。じゃないと皇后杯関東大会決勝戦にはたどり着けませんから。非常によくやってくれました。
‐Q)なでしこリーグ入替戦予選大会に向けて
あと3日後には入替戦予選大会の初日になります。大事な試合なので、まずはコンディションを整えさせたいと思います。
選手たちには、全国のどの大会よりも、この関東大会のレベルが一番高いと伝えており、ここで勝つことで、なでしこリーグ入替戦予選大会に自信を持って望めるよと伝えてましたが、関東大会を準優勝で終えられたことは、非常にそこに繋がりやすいと思ってます。
関東大会第2代表として、入替戦予選大会にのぞみます。
辻野友実子コメント
‐Q)得点を振返って
あのシーンは、清水が抜けてチャンスになったので、きっと清水ならパスを出してくれるという想いもあったので、スペースに走りました。
パスをしっかりおさめて、ドリブルしながら、相手をギリギリまで引き付け、コースを狙ったシュートだったのですが、決められて良かったです。
‐Q)入替戦予選大会にむけて
チームとして絶対になでしこリーグに昇格するというのがチームの目標なので、この入替戦予選大会は絶対勝ちます。
まずはグループ1位で抜けて、早めに入替戦出場を決めたいと思います。負けられない戦いが始まりますので、チームとして必ず勝ちます。
松岡沙由理コメント
‐Q)試合を振返って
我慢する時間が多かったので、厳しい試合にはなりました。菅野監督からの指示通りの戦い方ができたのは良かったのですが、失点してしまってからは、チームとして緊張感が抜けた感じがして、その結果、失点を重ねてしまったことに繋がったと思います。ディフェンスの選手としてはこの失点を反省しないといけないですし、こういった形で失点をしないよう、練習から取り組んでいきたいですね。
‐Q)大会を振返って
今大会では5試合行ったのですが、非常に自信になりました。
このメンバーでこの過密日程を勝ちきれたことは間違いなくチームの財産になるし、次からの戦いにでも活きてくると思います。
次の大会も過密日程の中、始まりますが、気を引き締めて戦っていきたいと思います。