【2021プレナスなでしこリーグ2部入替戦予選大会 Bグループ 第1節~結果~】VS ディアヴォロッソ広島戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
9月23日(木)に行われた2021プレナスなでしこリーグ2部入替戦予選大会 Bグループ 第1節のディアヴォロッソ広島戦の結果をお知らせいたします。
≪2021プレナスなでしこリーグ2部入替戦予選大会 Bグループ 第1節≫
(35分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS ディアヴォロッソ広島
0-0
(PK4:3)
-前半:0-0
-後半:0-0
≪スターティングメンバー≫
GK mino
DF 工藤麻未 松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 田中里穂 金井奈苗 井原美波
FW 広沢実佳子 清水千陽 辻野友実子(Cap)
(途中出場)
ハーフタイム In 南條里緒 → Out 広沢実佳子
56分 In 戎谷亜美 → Out 井原美波
なでしこリーグ2部昇格に向けて、まずは最初の関門となるなでしこリーグ2部入替戦予選大会を突破し、なでしこリーグ2部入替戦に進む必要があります。
まずは、なでしこリーグ入替戦予選大会Bグループのリーグを突破し、2位以上になることが求められます。
本日はBグループ第1節のディアヴォロッソ広島戦となりました。
菅野監督は試合前のMTGで「今日の試合は右サイドは数的優位で繋いで崩したいから麻未(工藤)を高い位置でプレーさせる。逆に左サイドの場合は、友実子(辻野)にどんどん勝負させるような攻撃の展開を意識してみよう。0-0の試合展開になるかもしれないが、うちが優位に進めていければ絶対勝てるから大丈夫。自信を持っていこう!」と話して、選手を送り出します。
序盤は、「前半5分ぐらいはロングボールをスペースに流し込んでいこう」という菅野監督の指示に応える形で、ディフェンスラインの選手が前線のスペースにボールを供給し、相手自陣でボールを動かす展開を作ります。
しかし、相手もフォワードに向けて、ディフェンスラインからボールを供給してチャンスを狙う展開となり、前半20分間は空中戦が多い展開となります。
FCふじざくら山梨のディフェンダー松岡を中心に、空中戦でも競り負けず、相手フォワードに自由にプレーさせません。
すると、前半23分頃に工藤、金井、広沢とパスが繋がり、右サイドのスペースに走り込んだ清水が広沢からパスを受取り、中に入ってきた井原へパスを出します。
フリーでパスを受けた井原がシュートを放つも、キーパーのファインセーブに合い、先制点とはならず。
35分間という普段よりも短い前半を終了し、菅野監督から「相手は前からどんどん来るけど、周りをよく見てみよう。サイドはフリーになっているから、そこを使っていかないと。パスを出して動くといういつもやっていることを行って、どんどん相手を動かしていけるから。もっとやれるよ!」と伝えます。
後半も相手が前からプレッシャーをかけてきますが、後半から出場の南條の右サイドを有効に使い、チャンスを作ります。
1対1で仕掛けてゴール前にボールを供給したり、裏のスペースに走り込み、相手を振り切ってコーナーキックを獲得するなど、南條のプレーはチームに勢いをもたらします。すると南條からの仕掛けで得たコーナーキックで、金井の左足から上がったクロスに松岡が頭で合わせるも、相手キーパーがボールをかきだし、なかなか1点が遠い状況が続きます。
逆に、相手のロングボールからピンチを迎え、後半終了間際にはキーパーと1対1のシーンを作られてしまいますが、ここはminoがスーパーセーブを見せ、相手にゴールを与えません。
決定機らしいシュートシーンは作れないまま、後半終了となり、PK戦を迎えます。
FCふじざくら山梨は後攻となり、相手が3本決める中、こちらも1本目の南條、2本目の高山、3本目の松岡と立て続けに成功します。
そして相手4人目の選手のシュートをminoが止めますが、続いての4人目の辻野のシュートも相手のセーブに合い、同点のままとなります。
続く、相手5人目が蹴ったボールはゴールの脇にそれ失敗となります。
ふじざくらの5人目は工藤。関東皇后杯2回戦でPK戦の際に、4人目のキッカーとしてシュートを放つも失敗し、今回は挽回したい強い気持ちで放ったシュートはゴール右上に決まり、4-3でPK戦を勝利しました。
苦しみながら初戦を勝利することができ、明日のヴィアティン三重レディースに勝利することができれば、グループ1位通過となり、なでしこリーグ2部入替戦に進むことができます。
以下、菅野監督、南條里緒のコメントになります。
『菅野監督コメント』
‐Q)試合を振返って
時間が35分ハーフと短い試合のため、とにかく守備から入ってリズムを作っていくというプランでした。
相手は前からプレッシャーをかけてきたり、ロングボールやクロスを多く蹴ってくる中で、ピッチで戦う選手たちにとっては、厳しい試合だったと思います。
その中でもチャンスを作り、点が取れるシーンもありましたが、振り返るともっとチャンスが作れた試合でした。
チーム全体としては、部分部分では良いシーンを作れてるので、そういったシーンをもっと出していきたい。
中盤の金井奈苗が関東皇后杯大会から良いプレーをしており、今日の試合でもチャンスを作ったり、守備で相手の攻撃機会の芽を摘んだりと、良いプレーを見せてくれました。
‐Q)次節に向けて
明日勝てば予選グループを1位で通過できます。
短い時間の試合となるため、どんどん相手が来たり、ワンチャンスを狙いに来たりと、いつもよりも厳しい戦いとなる。
中身にもこだわってサッカーをしたいが、この大会は負けてしまうとなでしこリーグ2部昇格の道が絶たれてしまいます。ふじざくららしいサッカーも大事にしますが、それ以上に今大会は勝負に徹したいと思います。
『minoのコメント』
‐Q)試合を振返って
試合全体を通して非常に楽しかったです。相手チームはハイボールでの攻撃が多いため、落ち着いてプレーすれば大丈夫といつも通りの気持ちでプレーしました。
PK戦になりましたが、チームのみんなを信じているので、私は自分の仕事をすることに集中しました。最後、勝てた瞬間は本当に嬉しかったです。
2年前(なでしこチャレンジリーグ入替戦)は非常に悔しい想いをしたのえ、今年は全部勝って、みんなともになでしこリーグに行きたい。
‐Q)次節に向けて
次の試合に勝てばなでしこリーグ入替戦進出決定となりますが、いつも通りプレーしたい。
いつも通りのプレーができれば絶対に勝つことができると思ってます。
『金井奈苗のコメント』
‐Q)試合を振返って
相手がプレッシャーをかけてくる中で、自分たちでボールを持つことが中々難しい試合でした。
その中でも、サイドで崩せるシーンもあり、こういったシーンを作り得点に結びつけてたかったです。
‐Q)菅野監督から調子が良いとコメントが出ているが
自分が動いて行かないとチームのリズムが作れないため、そこを意識してる結果だと思います。
田口コーチとMTGを重ねているおかげで、中盤同士のコミュニケーションの回数や質が上がり、自分の動き方も少しずつですが、変わってきた。
それが結果に繋がり始めてるのは嬉しいことです。また、使ってもらってる以上は期待に応えたいと思ってるので、素直に嬉しいですね。
‐Q)次節に向けて
誰よりも動いて、チームのために走りぬきたい。それが勝利に直結すると信じてます。
次の試合では、アシストはもちろん、得点も狙って、勝利を目指します。