【関東女子サッカーリーグ入替トーナメント~結果~】VS 1FC川越水上公園メニーナ

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

1月22日(土)に行われた関東女子サッカーリーグ入替戦の結果をお知らせいたします。

≪ 関東女子サッカーリーグ入替戦~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 VS 1FC川越水上公園メニーナ(埼玉県代表)
7-0
-前半:4-0
-後半:3-0

■得点者
清水千陽 2点
辻野友実子 2点
広沢実佳子
井原美波
中塚理加

≪スターティングメンバー≫
GK 風間優華
DF 工藤麻未 松岡沙由理 高山紗希 鈴木和遥
MF 井原美波 金井奈苗 広沢実佳子
FW 南條里緒 清水千陽 辻野友実子(CAP)

(途中出場)
41分 広沢実佳子 out → 戎谷亜美 in
61分 清水千陽 out → 中塚理加 in
61分 松岡沙由理 out → 松原ゆき in
71分 金井奈苗 out → 杉村美星 in

ゲームの振返り~マッチレポート~

試合前のMTGでは菅野監督より「判断を共有しよう。相手エリアに侵入して、お互い感じて崩しながら、点を奪っていこう!今日はキックオフから前にいこう!全員で戦っていきましょう!」と伝え、選手たちを送り出します。

この試合は、今シーズンで初めて広沢が中盤入り、4-3-3で試合に入りました。
立ち上がりは、久しぶりの試合というともあり、硬さが目立ちパスミスやイージーな連携ミスで相手にボールを奪われてしまいます。
それでも、徐々にリズムを作り出し、相手陣内にボールを回しチャンスをうかがうと、前半3分に、南條からのクロスに中央にいた清水が反応し、ヘディングで先制点を奪います。
この1点によって、選手たちの硬さが取れ、最終ラインでボールを回しながらビルドアップをはかり、相手陣内にボールを運んで相手選手が食いついたスペースにボールを供給し、チャンスを作っていきます。
序盤より、左サイドを起点とした攻撃の組み立てが成功し、鈴木・辻野が連携しての突破から、クロスや細かなパスでの崩しによるチャンスが多く見られます。
その形で崩しての得点が生まれます。前半21分頃に左サイドの崩しから井原のパスに、最後は広沢が決め、その後も立て続けに辻野、清水が得点を重ね、4点を奪い前半を終えます。


ハーフタイムに入り、菅野監督より「攻撃の形が良いね。位置的優位性をとって、フリーの選手を使って、クロスからいい形での得点を狙っていこう。守備は攻撃とのバランスをみて、リスク管理をしていこう」という指示が入り、後半に入ります。
後半は広沢に代わり、戎谷がそのまま中盤に入ると、試合にアクセントが加わります。
井原・清水・戎谷と中盤でパスを繋ぎ、相手を中央に寄せてから、サイドに展開する攻撃で、ゴールを目指します。
しかし、シュートシーンは多くありながらも、キーパーの正面やキーパーのファインセーブに合い、追加点が奪えないもどかしい時間が続きます。しかし、その均衡を破ったのは、今シーズンチーム得点王に輝いた辻野でした。


戎谷からのパスに抜け出した辻野がキーパーとの1VS1を制して、落ち着いてゴールへ流し込み待望の追加点を奪います。
その直後に、今シーズンで引退をする中塚、怪我で約2年間公式戦出場がなかった松原が投入されます。
攻撃の手を緩めないFCふじざくら山梨は、サイドからの攻撃を繰り返し、右サイド南條が供給したクロスを、最後は井原が決め、6点目を奪います。
すると、その直後、今シーズンで引退となる杉村が投入されると、その杉村と中塚の連携から、最後は中塚が相手選手を交わし、ペナルティエリア前から放ったシュートはゴールに吸い込まれ7点目を奪います。引退試合でゴールを決めた中塚のもとへ、ピッチにいた選手全員が駆け寄り祝福し、ベンチも総出で喜びを分かち合いました。


試合はそのまま終了となり、7-0で勝利し、この結果、2022年シーズンの関東リーグ昇格の切符を勝ち獲ることができました。

無観客試合ではありましたが、SNSで多くのご声援を頂きました。
本当にありがとうございました。

以下、菅野監督と本日先制点含む2ゴールの活躍の清水、引退試合で追加点を決めた中塚、そして、待望の公式戦デビューとなった松原にインタビューを行いました。

菅野監督:
Q)試合を振り返って
「まず早い時間に先取点がとれたのが大きかった。全員が関わるボールと人が動くプレーが出せたと思うし、みんなの成長が見れた試合だったと思います。目標としていた関東リーグ昇格を達成することが出来てよかったです。」

Q)引退する選手のプレーを振り返って
「いつも100%を出そうと努力するりっくん(中塚)がヒザの痛みがある中で、みんなに良い姿を見せてくれた、感動する1点でしたね。みほしもそうですが、1期生は苦しい初年度を一緒に乗り越えてくれて、しかも大きく成長してくれた。良い雰囲気を作ってくれる選手たちで本当に監督として助かったというのが率直な気持ちです。」

清水千陽:
Q)先制点を振り返って
「2022年に入り、最初の試合ということで、自分が今年初ゴールを決めたいと思っていました。自分が決めることによってチームが勢いづくし、それが勝利につながるので、なんとしても決めたい1点を決めることが出来てよかったです。ゴールシーンは、りおさん(南條)が中にボールを入れてくれると思って待っていたので、どんなボールが来ても決める気持ちでいました。結果、きれいなシュートではないですが、勢いがつくヘディングで決めれたのは良かったですね。」

中塚理加:
Q)試合を振り返って
「みんなが頑張って得点を重ねてくれたから、出場時間ができたので、まずはチームメイトに感謝ですね。全員が自分を見てくれて、点を決めてほしいという気持ちが伝わってきたのがうれしかったです。」

Q)実際に点を決めたときの気分は?
「もう最高だった!(笑)みんなが駆け寄ってきて、頭をはたかれたり、抱きついたり、本当に最高でした。本当にチームメイトにはありがとうって伝えたいですし、嬉しかったです。」

松原ゆき:
Q)公式戦初出場を振り返ってみて
「公式戦に出場するのは2年前の大学のインカレ以来となったのですが、緊張はなかったですね。試合勘は薄れかけてたのですが、試合に出場する以上はみんなと同じラインで戦えないといけないので、良い意味で周りに合わせてプレーすることを心掛けました。私が出場して失点するのではないかとドキドキしましたが、無失点で終わることができ、シンプルに嬉しかったです。私にとってはこれがスタートラインですし、ポジションをとれるようにこれから頑張っていきたいと思います。」