【関東女子サッカーリーグ2部第3節~試合結果~】VS 水戸シルエラ


いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

4月24日に行われたFCふじざくら山梨第3節水戸シルエラ戦の試合結果をお伝えします。

≪関東女子サッカーリーグ2部第3節~結果~≫
FCふじざくら山梨 1-0 水戸シルエラ
‐前半 0-0
‐後半 1-0
来場者数 104人

■得点者
後半23分 金井奈苗

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 中村友香 松岡沙由理 高山紗希 戎谷亜美
MF 井原美波 金井奈苗 辻野友実子
FW 工藤麻未 脇田紗弥 鈴木和遥

(途中出場)
後半31分 14 脇田紗弥 out → 19 広沢実佳子 in

【今節の振返り~マッチレポート~】
朝から雨が降り注いだフジビレッジ。

今日は駄菓子屋フェスという形で、駄菓子屋ふじざくらを開店。
入場開始から地元の子供たちが多く訪れてくれました。

さて、本日は雨にも関わらず、多くのサポーターがご来場いただきました。

肌寒い中でしたが、ウォーミングアップから雰囲気が良く、声を出しながらコンディションを整えていきます。

第3節のスターティングメンバーは前節からトップに脇田入り、4-3-3での試合となりました。

前節に続いて、立ち上がりからボールを保持するFCふじざくら山梨は、ミドルゾーンまでボールを運び、攻撃を組み立てます。

守備に定評がある相手に対して、相手のサイドバックの裏への抜け出しでゴールに迫りますが、ディフェンダー5枚揃える相手に対して、
序盤はシュートまでもっていくことができません。

逆に相手に奪われカウンターを狙われると、相手10番のスピードあるドリブルで突破され、自陣ゴール前でピンチを迎えるシーンも生まれます。

前半25分を過ぎ、田口ヘッドコーチから井原・辻野の2列目が裏を付こうという指示が入り、ピッチの幅を使った攻撃を仕掛けます。

前半終了間際には井原からのパスを裏で抜け出した工藤が右サイドからクロスをあげるも、中に走り込んだ脇田には僅かに合わず。
そのまま前半が終了となり、スコアレスで折り返します。

ハーフタイムに田口ヘッドコーチから「我慢強く攻撃をしよう。狙いすぎないで、シンプルに繋いでいこう。こういった戦いを勝つことで成長に繋がるから、この展開を自分たちで破っていこう。」と指示を出し後半戦へと送り出します。

後半に入ると、ワントップに辻野が入り、2列目に金井・工藤、両サイドに鈴木・脇田、アンカーに井原が入るポジションに変更。
金井を起点として、辻野・工藤・脇田のスピードを活用した攻撃にシフトしたFCふじざくら山梨。

すると、左サイドの鈴木・戎谷が攻撃を組み立て、前線にボールを供給し、ゴール前で決定的なシーンが増え始めます。

後半6分には、中盤で相手からボールを奪い、辻野にボールを入れるとペナルティエリア内で後ろから相手のスライティングを受け倒れるも、PKとはならず。その後もコーナーキックから再三相手ゴールを脅かします。特に鈴木は得意のゴリゴリドリブルで左サイドを強引に突破しチャンスメイクをしますが、ゴールポスト・バーに3本も弾かれ、中々1点が遠い展開が続きます。

しかし、後半23分についに試合が動きます。

左サイドでボールを受けた戎谷がドライブしてボールを前に運ぶと、相手サイドバック選手が鈴木をマークすることで生まれたスペースに入り込み、ペナルティエリア正面の辻野へパスを送ります。
そのパスを辻野はヒールで落とし、走り込んでいた金井がダイレクトでボールを蹴りこむとキーパーの上をボールが通過し、先制点を奪います。
待望の1点に、ベンチも会場も沸きます。

その後も手を緩めないFCふじざくら山梨は左サイドを中心に攻撃を組み立て、鈴木のアーリークロスに対して、辻野・工藤が飛び込み、工藤が合わせるもキーパー正面にわたり、そのすぐ後にも辻野がクロスに合わせるもポストに弾かれ、追加点はならず。

試合はそのまま1-0で終了し、3試合連続でのクリーンシートを達成しました。


本日は雨にもかかわらずお越し頂いたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

 

以下、田口ヘッドコーチ、金井奈苗、戎谷亜美のインタビューとなります。

▼田口ヘッドコーチ


-Q)試合を振り返って
中々、点が奪えず僅差の試合になるのではと想定してましたが、予想通りの試合になりました。
決定機がありながらも決められないという難しい試合で、昨シーズン経験したなでしこリーグ入替戦予選大会のヴィアティン三重戦のような展開と同じ感覚があったのですが、あの経験が活き、後半戦い方を変えることができました。前半からメンバーのポジションを変更し、アンカーの金井奈苗(No.9)を1つ前にあげて。金井を中心に攻撃を組み立てることが上手くいったと思います。左サイドを活性化し、トップの辻野、2列目の工藤、脇田で得点を目指すシンプルな攻撃の組み立てを選手たちがトライしてくれたのが点に繋がりました。
こうした試合をモノにできたのはチームとして成長につながると思いますし、課題はありますが、次につながると思います。

▼金井奈苗


-Q)試合を振り返って
雨の影響もあり、パスミスやキックミスがあり、中々自分たちがやりたいサッカーをすることができませんでした。
その中でもボールを動かしてチャンスを作り、点を決められたことは良かったです。ゴールは右足だったのですが、あまり右足は使わなかったのでシュートシーンはかなり緊張しましたが、しっかりゴールを決めれてほっとしてますし、それが勝利につながり、嬉しかったです。
雨にもかかわらずこんなにたくさんのサポーターが集まってくださり、本当にありがとうございました。引き続き次節以降も応援を宜しくお願いいたします。

▼戎谷亜美


-Q)得点シーンを振り返って
相手のサイドハーフを食いつかせることで、のんちゃん(鈴木No.13)を活かすことでチャンスが作れるので、そういったプレーを意識した結果、ドライブで進入することができ、ゆみこ(No.16)に得点につながるパスを出すことができました。
チャンスがあれば攻撃参加に加わり、得点に関わりたいと思っていたので、得点につながったことは嬉しかったです。
チームとしては、3試合無失点で来れているので、引き続き無失点は継続したいです。その中で、サイドバックですが、攻撃に加わり、得点に貢献するプレーできればと思います。