【関東女子サッカーリーグ2部第4節~試合結果~】VS 1FC川越水上公園メニーナ


いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

5月15日に行われたFCふじざくら山梨第3節の1FC川越水上公園メニーナ戦の試合結果をお伝えします。

≪関東女子サッカーリーグ2部第4節~結果~≫
FCふじざくら山梨 8-0 1FC川越水上公園メニーナ
‐前半 1-0
‐後半 7-0

■得点者
44分 鈴木和遥
55分 鈴木和遥
56分 清水千陽
61分 清水千陽
62分 工藤麻未
67分 金井奈苗
77分 清水千陽
82分 清水千陽

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 中村友香 松原ゆき 高山紗希 戎谷亜美
MF 松岡沙由理 井原美波 金井奈苗
FW 工藤麻未 辻野友実子 鈴木和遥

(途中出場)
後半1分 OUT11 中村友香 → IN6 濱名花子/OUT15 戎谷亜美 → IN10 清水千陽
後半30分 OUT7 工藤麻未 → IN14 脇田紗弥/OUT13 鈴木和遥 → IN19 広沢実佳子

【今節の振返り~マッチレポート~】
3週間空いての公式戦となった第4節。

アウェイの会場にもかかわらず本日も多くのサポーターに来場いただきました。いつもありがとうございます。

今日の試合も前節からポジションが変わり、センターバックとして守備の要の松岡が1つ前のアンカーに入り、松原ゆきが今シーズン初のスタメンを飾りました。

今節も過去3試合同様、キックオフ直後より相手陣内でボールを動かす展開となります。
サイドを起点として攻撃を組み立てチャンスをうかがうFCふじざくら山梨は、左サイドでチャンスを作り、鈴木からクロスを供給するもボールはキーパーにキャッチされる形が続きます。

田口ヘッドコーチより「逆サイドまで見て、サイドを変えても良いぞ」という指示が飛び、右サイドから工藤や辻野のスピードを生かした攻撃でクロスからチャンスを作るもシュートまでもっていけない展開となり、苦しい時間帯が続きます。

相手陣内でボールを保持しながらも、決定的なシーンが作れないFCふじざくら山梨でしたが、前半終了間際に試合が動きます。

ペナルティエリア内に走り込んだ鈴木和遥が井原美波からのパスに反応して、ゴールを決めて先制点を奪います。
相手の堅い守備を破れなかった中、貴重な先制点を前半に取ることができ、選手もホッとした表情が見えます。

ハーフタイムに入り田口ヘッドコーチより「両サイドバックが攻撃に仕掛けていくことでゴール前のチャンスが生まれるからそこを突いていこう。数的優位を作れればゴールは生まれるから、じれないで攻撃すること。守備はカウンターだけ気を付けていこう。」と指示を与えます。

後半は、15.戎谷に代わり、10.清水、11.中村に代わり、6.濵名が入り、センターフォワードの位置に清水が入り、辻野が一列ポジションを下げた布陣で後半に入ります。

田口ヘッドコーチの指示通り、今シーズン怪我で出遅れ、初出場となった右サイドバックの濵名が積極的なオーバーラップで攻撃を仕掛けます。


後半に入り、途中出場の清水にボールが収まることでサイドと中央でボールを動かしながら相手ゴールに攻め込みます。

すると、右サイドを工藤・濵名・井原とパスで連動し、相手を振り切り濵名が右サイドよりクロスを上げると、鈴木が頭で合わせて追加点を奪います。

その1分後には、清水が今シーズン初ゴールを決めると、その直後にも中央で井原とのワンツーで抜け出し、相手を背負いながらもシュートを決め、4点目を奪います。

 

その後も相手陣内でボールを運び攻撃の手を緩めないふじざくらは、左サイドを抜け出した辻野がアーリークロスを中に供給すると、走り込んでいた井原がダイレクトで合わせるもキーパーが弾き、その弾いたボールを工藤が左足で流し込み5点目を決めます。

その後も、金井の技ありゴール、清水のハットトリックとなる7点目、そして試合終盤には右サイドを突破した脇田の折り返しに広沢がシュートを放ち、そのこぼれ球を詰めた清水が4点目を決めて、試合終了のホイッスルが鳴りました。

相手のカウンター狙いの攻撃にも、守備陣がきっちり対応し、4試合連続のクリーンシートとなりました。
開幕戦より4連勝を飾り、次戦はいよいよ山梨ダービーとなる山梨学院大学との一戦となります。
首位攻防戦を前に良い流れを作ることが出来ました。

以下、田口ヘッドコーチ、清水千陽、濵名花子のインタビューとなります。


▼田口ヘッドコーチ


-Q)試合を振り返って
「相手が守備を固めていたところもありますが、守備陣が集中して守っていたので、思うような攻撃をすることが出来ず、苦労しました。良い攻撃の形は作れていながらも最後の精度が低く、前半チャンスシーンが作れませんでした。後半は、相手のセンターバック・アンカーの守備の対応を踏まえて、仕掛けられる濵名・高山を両サイドに置けたことで、攻撃の幅が広がり、本人たちの攻撃参加もあり、得点につながったと思います。後半から投入した清水も持ち味を生かした良いプレーを見せてくれて、4ゴールという結果を残してくれました。まだ課題はありますが、4試合連続でクリーンシートで終えれたことも良かったですね。」

▼濵名花子


-Q)デビュー戦を振り返って
「久しぶりの試合ということで、非常に楽しかったです。チームメイトもそういった空気を作ってくれて、楽しくプレーすることが出来ました。後半出場してすぐにアシストを記録することが出来て良かったですね。チームメートに感謝したいです。」

▼清水千陽


-Q)試合を振り返って
「前半は相手に合わせて戦ってる部分がありながらも、1点でも決めたことでチーム全体も少し落ち着いて前半を終えられたと思います。田口ヘッドコーチより後半から行くよと言われたときに、もっと得点が必要で、自分がゴールを決めたいという気持ちで試合に入りました。後半の引水タイムまでに、自分のゴールを含めて、たくさん点を獲れたことはチーム全体として良かったと思います。ラスト10分ぐらいは、相手が攻める時間や自分たちのミスからピンチが生まれるシーンもあったので改善しないといけない部分ではありますが、まずは無失点で終えた事は今後の事も含めて良かったかなと思います。」

-Q)4得点を決めれたことについて
「開幕戦から得点をしていなかったのでゴールを決めた時は嬉しかったです。のんちゃん(鈴木No.13)から丁寧な落としのパスがきたので、落ち着いてキーパーの位置をみながらゴールを決めるだけでした。1試合で4得点も取れる事があまりなかったので嬉しかったです。次節でもゴールを決めてチームの勝利に貢献したいと思います。」