【ご案内】「株式会社Rebolt」ダイバーシティパートナー締結のお知らせ
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
FCふじざくら山梨では、自分らしさ(WAGAMAMA)を提唱し、女性スポーツ界から多様な生き方を目指していく「株式会社Rebolt」とダイバーシティパートナーを締結しましたのでお知らせいたします。
株式会社Reboltは、元女子サッカー選手内山穂南氏と、現役女子サッカー選手の下山田志帆氏が共同代表として立ち上げた会社であり、アスリート発の吸収型ボクサーパンツ『OPT』を開発し、資金調達のために実施したクライドファンディングでは目標金額としていた100万円に対して、600万円以上が集まるなど注目を浴びております。この『OPT』という商品は、生理用品の機能面による苦痛・心理的な違和感と向き合い続けてきたアスリートの声を元に作られました。従来の女性専用プロダクトの枠を越え、”アタリマエ”と我慢し続けた悩みを取り除く、新しい生理の選択肢を届けるスポーツ界にとっては価値が高い商品です。
FCふじざくら山梨では、立上げ当初から「プレイングワーカー」というクラブコンセプトを掲げており、「オーナーシップを持って自分の人生を主体的に生きていくチカラ」を養うために普段の仕事はもちろんのこと、様々な取組みを展開してます。また、多様な生き方を尊重し、他人を理解し、自分のあり方「自己存在感」を大事にできるよう、辻秀一先生のメンタルトレーニングを通しても、日々学びを深めております。
OPTのように、当たり前を疑い、自分らしく(WAGAMAMA)生きていくことの価値を唱え、多様な生き方を尊重していくReboltの考え方と、FCふじざくら山梨が掲げる想い・大事にしたい考え方が重なり、この度ダイバーシティパートナーとして、多様な生き方や考え方を共に学び、理解を深め伝えていくこと、それがこのパートナーシップの意義です。
昨今、ダイバーシティという言葉が一般的にはなってきましたが、差別や偏見に苦しむ方もいらっしゃいます。本来あるべき自分に蓋をして生きていかなければならない、そうした人も多くはないですが、いらっしゃると思います。また、LGBT『Lesbian(レズビアン/女性同性愛者)、Gay(ゲイ/男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル/両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー/性別越境、性別違和)の頭文字をとり、セクシュアル・マイノリティーの一部の人々を指す総称』の啓蒙活動が行われ続けているように、多様な価値観があることを理解されず、社会や職場、スポーツの現場で苦しむ人・生きずらい人がいるのも事実です。
だからこそ多くの方に知ってほしい・理解してほしいという想いと共に、それ以上に「自分らしさを持つこと」を大事にする・表現することにも取り組んでいきたいと思います。5月21日(土)に行われるリーグ戦第5節山梨学院大学戦において、会場でそういった想いを伝える・感じてもらう活動を行う予定となります。
Reboltの内山氏・下山田氏とはすでに「WAGAMAMAセミナー」も選手に対して実施して頂いており、自分がどういう人間なのか、自分は何がしたいのか?どうありたいのか?など、オーナーシップを持ち、豊かに人生を歩んでいくうえで必要な思考に気づいていくセミナーを今後も定期的に行います。
多様性の価値を広めていくのはもちろん、選手自身も多様な考え方を学び・触れることで、より豊かな人生を歩むきっかけが生まれ、また発信者として一人でも多くの方にこの考え方を届け、クオリティオブライフが向上するきっかけを提供できればと考えております。
以下、クラブGMの五十嵐、Reboltの共同代表を務める内山氏、下山田氏よりコメントになります。
▼FCふじざくら山梨GM五十嵐よりご挨拶
ダイバシティパートナー締結はスポーツチームが担うべく、社会での新しい役割の一つだと考えます。今回、Reboltの下山田氏・内山氏と出会い、話を進めていく中で、「ありのままでいること・WAGAMAMAであること」を大事にして生きている二人の生き様に共感を憶え、惹かれました。
多様性という考え方は日本の文化的な背景から、あまり馴染みがなく、また、リテラシーの差も大きくあると感じます。
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今回、Reboltさんとご一緒していくことで、多様性という言葉の本質的な価値・意味の理解およびそれを届けることができる、そう考えております。
FCふじざくら山梨の選手たちが多様性を理解し、自分らしさを尊重するメッセージを届けることで「この社会で生きやすくなる、悩みが解消されていく、自分らしく生きたい」そういった考え方を一人でも多くの方へ享受できるそんなチームでありたいですし、選手たちの自己成長・自己存在感の価値向上につなげていきたいと思います。
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また、FCふじざくら山梨は「競技でも一流、社会でも一流」を目指すクラブとして、スポーツをされてきた・されてるお二人がオーナーシップを持ち、主体的な人生を歩んでいることも、このチームの選手たちが目指す生き方であります。
今後、Reboltのお二人と共に、選手たちが連携をしながら、我々らしいメッセージを届けていければと思っております。
▼株式会社Rebolt内山氏、下山田氏よりご挨拶
この度、FCふじざくら山梨の皆様とダイバーシティパートナーを締結させていただくことになりましたReboltの下山田・内山です。
「競技でも一流、社会でも一流であれ」のビジョンのもと、選手1人ひとりの個性を心から大切にしているクラブの姿に感銘を受けました。そして、お互いを肯定しあいながら、サッカーも仕事も全力で楽しむ選手の皆さんの姿に心を惹かれました。
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私たちが事業を通じて、社会に伝えたいメッセージは「Be selfish , for others. 誰かのために “WAGAMAMA”であれ」です。わがままが現代においてネガティブに捉えられている事実に、わたしたちは違和感を抱いています。語源をたどれば「ありのまま」である「わがまま」。ありのままの姿は、人の心を動かし、人々に希望を生み出すものなはず。わがままは、自己中心的であると否定されるものではなく、誰かのためとなり未来のためとなるカッコいいものだと、わたしたちは信じています。今、ネガティブに捉えられている「わがまま」を「WAGAMAMA」に変え、「だれもがWAGAMAMAであれる未来」をつくりたい。そう思っています。
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普段から多様な生き方や考え方を大切にされているふじざくらの皆さんと一緒に「WAGAMAMAであれ」のメッセージを届けていきたい。そう強く感じ、今回「ダイバーシティパートナー」を締結させていただくことになった次第です。
サッカーを通して、選手の皆さんの姿を通して、ふじざくらに関わるすべての方々に「WAGAMAMAってかっこいんだ」と思っていただけたら嬉しいですし、そう思える場所をクラブの皆さんと一緒に広げていくことができれば幸せです。