【関東女子サッカーリーグ2部第6節~試合結果~】VS VONDS市原FCレディース

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

5月29日に行われたFCふじざくら山梨第6節のVONDS市原FCレディース戦の試合結果をお伝えします。

≪関東女子サッカーリーグ2部第6節~結果~≫
FCふじざくら山梨 2-2 VONDS市原FCレディース
‐前半 1-1
‐後半 1-1
来場者数 205人

■得点者
15分 清水千陽
85分 鈴木和遥

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松原ゆき 高山紗希 戎谷亜美
MF 松岡沙由理 金井奈苗 辻野友実子
FW 工藤麻未 清水千陽 鈴木和遥

(途中出場)
後半1分 OUT2 松原ゆき → IN17 井原美波
後半24分 OUT7 工藤麻未 → IN14 脇田紗弥

【今節の振返り~マッチレポート~】
首位チーム同士の戦いとなった一戦。

本日は沖縄ハイサイフェスとして、沖縄のお土産ショップや沖縄にちなんだフード、ドリンクなどが販売され、会場では沖縄のBGMが流れるなど、沖縄を感じられるイベントを行われる中での試合となりました。

イベント開催にむけ、エナジック琉球デイゴスのクラブ、選手の皆さんには沖縄の人気お土産を紹介頂くということで協力を頂きました。
また、工藤・松岡と交流があり、日本の女子サッカー界で活躍をされた高良亮子さんには、沖縄の商品を仕入れて頂き、合わせてコラボTシャツの制作にも協力を頂きました。
こういったお力添えがあり、イベントが実現できましたこと、心よりお礼申し上げます。

本日の試合ですが、前節のメンバーから、井原美波が外れ、松原ゆきがセンターバックに入り、4-3-3で試合に臨みました。

試合早々から相手の前からのプレスを受けるも、サイドを使いながらゴール前への侵入を目指します。
ファーストシュートは、ディフェンダー松原ゆきがキーパーの位置を確認し、センターサークル少し前から意表を突くミドルシュートを放ちます。

その後、VONDS市原がサイドから攻撃を仕掛ける時間が増え、FCふじざくら山梨ゴールに迫りますが、センターバックの高山、松原、ボランチに入った松岡が集中して、相手のサイドから攻撃の芽を摘む動きを見せます。
しかし、相手のスローインから寄せが甘くなったところでクロスを供給され、ゴール前で相手のシュートを高山がブロックしたものの、こぼれ球に相手が一瞬早く反応され、先制点を許してしまいます。今シーズン初失点となります。

追いつきたいFCふじざくら山梨は、前線の選手からプレスをかけ、相手からボールを奪いにいきます。
すると、相手のミスを突いて2試合連続で得点を記録してる背番号10の清水に3試合連続のゴールが生まれます。

工藤が相手守備陣にプレスをかけると、キーパーへのバックパスをした相手選手のパスがずれ、前にプレスをかけていた清水がそのボールを奪い、無人のゴールへシュートを放ち、同点に追いつきます。

その後はやや膠着状態がしばらく続きますが、相手の守備陣のミスを突いて決定的なシーンを迎えるも逆転弾とはいかず。
また、右サイドから工藤がドリブル突破をみせクロスを供給したり、同じく右サイドバックから濵名がアーリークロスを供給するなど、右サイドを起点として相手ゴールに迫ります。

逆に、相手も緊張感のある攻撃を仕掛け、特に15番選手の左足での精度の高いコーナーキックは脅威となり、ゴール前で危ないシーンを迎えますが、GKの出口を中心に守備陣が集中して守り切り、1-1でハーフタイムを迎えます。

田口ヘッドコーチから「サイドバックからの攻撃が苦しい状況になってしまっているから、モビリティを出して攻撃参加していこう。苦しい戦いだけど、周りの選手が声をかけて助けてあげよう。」と伝えて選手たちを送り出します。

後半は松原ゆき(No.2)に変えて、井原美波(No.17)が投入され、ボランチに入り、松岡(No.3)がセンターバックに入ります。

後半は相手の動きに対して、サイドを広く使い、スペースを利用して攻撃を組み立てます。

左サイドの鈴木がボールを持ち、1VS1を仕掛けたり、金井・辻野・井原が連動して中盤で崩したりと、ペナルティエリアの中で勝負するシーンも目立ち始めます。

逆転弾の可能性が感じ始めた中で、不用意な自陣でのパスミスから相手にドリブルでペナルティエリアに進入されると、シュートを打たれ、追加点を奪われてしまいます。

残り10分での追加点に、ギアを上げ追いつきたいFCふじざくら山梨でしたが、相手の身体を張った守りに中々チャンスを作れません。
また、焦りから「止める・蹴る」のパスミスが目立ち、なかなか攻撃の形が作れません。
しかし、試合終了間際に待望の同点弾が生まれます。

左サイドバックの戎谷亜美のクロスを、辻野友実子が頭で折り返すと、ボックスに進入していた鈴木が右足でけり込み、ゴールネットを揺らします。

残りロスタイムで追加点を奪いたいFCふじざくら山梨はプレスを強め、ボールを奪取するとロングボールでゴール前にボールを送り込みますが、相手の高さあるディフェンスの前に弾き飛ばされ、そのまま試合終了となりました。

開幕戦より連勝は5で止まりましたが、引分けという形で勝ち点1を獲得できました。

本日もこの季節とはおもえない大変暑い中お越し頂き、本当にありがとうございました。

以下、田口ヘッドコーチ、鈴木和遥、濵名花子のインタビューとなります。


▼田口ヘッドコーチ


‐Q)今日の試合を振り返って
「相手が結構前からきていたので、それを利用して上手くはがそうと思ったが、シンプルにやりすぎて主導権を握られる展開となってしまいました。先手を取りたかったのですが、先制されて、追いついたけどまた失点をしてしまい、相手に勢いをつけてしまったゲームでしたが、最後引き分けに持ち込めたことは結果として良かったです。
‐Q)次節に向けて
「やるべきことは変わらないので、しっかりと自分たちのサッカーをしっかりやること。もう一度、「闘う」というところ、対人の強さ、個人の責任、というところを磨いていきたいと思います。」

▼鈴木和遥


‐Q)今日の試合を振り返って
「首位攻防戦ということもあり、自分たちのストロングポイントを発揮しながら得点を狙いたかったのですが、相手が研究してきていたため、逆に相手のストロングポイントが活きた試合となってしまいました。また前半の早い時間帯に失点し、全体的に少し慌ててしまったことでミスが目立つシーンが増えたように思います。しかし、すぐに清水(背番号10)が点を取ってくれたことで立て直すことができ、自分たちのペースに持ってくることができました。後半は自分たちのペースで試合を運べていましたが、一つのミスから失点してしまい、また一点を追いかける展開となってしまいました。でも最後まで諦めずに闘い続けた事で得点が生まれ、同点に追いつけたので良かったと思います。」
‐Q)次節に向けて
「前期最終戦になるので、難しい試合になるとは思いますが、しっかり勝利して前期のリーグ戦を負け無しで終わりたいです。」

▼濵名花子


‐Q)今日の試合を振り返って
「首位同士の対決ということで、とても緊張した入りをしてしまいましたが、失点した後も、みんなで気持ちを切り替えて試合を運べたことは良かったです。」

‐Q)次節に向けて
「ここからは負けたくないし、引き分けも嫌なので、いい準備をしていきたいです。全部勝ちたいので、守備の選手として無失点で終わる事はもちろん、攻撃にもこだわっていきたいと思います。」