【関東女子サッカーリーグ2部第7節~試合結果~】VS 日体大SMG横浜サテライト
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月5日に行われたFCふじざくら山梨第7節の日体大SMG横浜サテライト戦の試合結果をお伝えします。
≪関東女子サッカーリーグ2部第7節~結果~≫
FCふじざくら山梨 2-1 日体大SMG横浜サテライト
‐前半 2-0
‐後半 0-1
■得点者
16分 鈴木和遥
31分 オウンゴール
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由理 高山紗希 戎谷亜美
MF 中村友香 金井奈苗 井原美波
FW 工藤麻未 清水千陽 鈴木和遥
(途中出場)
58分 OUT7 工藤麻未 → IN16 辻野友実子/OUT10 清水千陽 → IN19広沢実佳子
68分 OUT15 戎谷亜美 → IN2 松原ゆき
82分 OUT13 鈴木和遥 → IN14 脇田紗弥
【今節の振返り~マッチレポート~】
前節で連勝が止まってしまったふじざくらですが、以前、負けなしで首位をキープ。
本日は、なでしこリーグ1部でも戦う日体大SMG横浜のサテライトチームとの一戦になりました。
大学生ですが、日本一も多く経験する強豪校です。
開始早々より、FCふじざくら山梨がボールを保持する展開となります。
自陣でのビルドアップで相手を動かしながら、両サイドバックが良い形で攻撃に参加しながら相手自陣に進入します。
左サイドでは戎谷がボールを運びスペースを作ると、鈴木がフリーでパスを受け、鈴木の仕掛けからゴール前にクロスを供給します。
最初のチャンスは前半10分、左サイドをゴリゴリのドリブルで抜け出した鈴木が左足でクロスを上げると、中にいた工藤が合わせるも相手を倒してしまいファールを取られはしましたが、今シーズンのふじざくらが目指す攻撃の形でチャンスを作り始めます。
すると、その5分後に先制点が生まれます。
守備で相手からボールを奪うと、ボールも受けた戎谷が左サイドをドライブしてボールを相手自陣に運びます。
相手を引き寄せると、左サイドでフリーとなった鈴木へラストパス。
ゴールキーパーの位置を確認しながら、左足でボールを振り切ると、ゴール隅に吸い込まれま、先制点を奪います。鈴木は4試合連続の得点になります。
その後も攻撃の手を緩めないふじざくらは、右サイドの濵名と工藤が良いコンビネーションを魅せ、ワンツーや3人目の動きで相手を崩し、最後は濵名が抜け出しクロスを合わせるも、中で合わせることが出来ずゴールは奪えないも、連動性したプレーを見せ、主導権を握り続けます。
工藤、濵名の右サイドでのコンビネーションに田口ヘッドコーチからも「そう!ナイス!その形」と手ごたえを感じる声が飛びます。
またボランチで初のスタメンとなった中村もミドルレンジのシュートや質の高いクロスを供給し、相手ゴールを脅かします。
すると、相手自陣でボールを回していくと、井原がペナルティエリアの外側で倒されフリーキックを獲得します。
ゴールエリア右側からのフリーキックのチャンスに、キッカーは金井。
精度の高いボールがゴール前に供給されると、相手にあたり、オウンゴールとなりそのままゴールに吸い込まれ2点目を奪います。
その後も、井原美波がゴールポスト直撃のシュートを放ったり、金井がゴール前でフリーでシュートを打つもふかしたり、追加点のチャンスを再三迎えるも追加点は奪えず、前半が終了となります。
ハーフタイムになると田口ヘッドコーチより「もう1点追加点を入れないとセーフティーになれない。あと1点を奪えないと苦しくなってくるから、ゴール前はしっかり詰めて、こぼれ球やファー詰めを行うこと。相手も戦い方が変わってくるから、それに合わせて攻撃を作っていこう」と送り出します。
しかし、後半になると様相が一転します。
FCふじざくら山梨は自陣でボールを繋いで前に運ぼうとしますが、相手が前からプレスをかけ、ボールを奪いにきます。
そのプレッシャーを前に、パスミスや前に蹴りだすだけの展開が続き、相手に主導権を奪われてしまいます。
後半早々に、工藤麻未(No.7)、清水千陽(No.10)に変えて、辻野友実子(No.16)、広沢実佳子(No.19)が投入され、状況の打破を目指します。
「落ち着こう!」と中盤で金井が声をかけますが、相手のプレッシャーを前に、焦りが出てしまい、前半のようなプレーを見せることが出来ず、
後半22分に左サイドを突破されるとクロスを上げられ、中の選手に合わせられてしまい、1点を失います。
その後も前から来る相手に対して、ロングボールで相手の裏を狙いたいところですが、ロングボールは相手守備陣を超えず、相手にわたってしまい、攻撃の糸口が見えない時間が続きます。
しかし、相手に疲れがみえ始めた後半終盤になると徐々に相手自陣に攻め込むシーンも増えると、後半より出場した脇田にボールが渡り1対1で仕掛けるも、シュートまでは行けず、中々チャンスを作ることはできません。
同じく後半から出場した松原が身体を張ってゴールを守り、最後まで集中を切らさずにゴールをみんなで守り、試合終了のホイッスルが鳴りました。
試合は前半のリードを守り切り、2‐1で勝利することが出来ました。
この結果、リーグ戦の前期が終了し、6勝1分首位という内容で折り返しすることが出来ました。
以下、田口ヘッドコーチに試合について振り返ってもらいました。
田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
A)非常に難しい試合となりました。前半は今週トレーニングしていた形も出せましたし、良い攻撃の組み立てることができました。
特にビルトアップからの形は良かったので、それが得点につながったと思います。ただ、前半はチャンスを作れていたし、3点目を奪えなかったのは試合に影響を与えてしまいました。
後半に入ると、相手のプレッシャーにのまれてしまいました。前からこのチームの課題ではあるのですが、相手のプレッシャーを受けると、焦って前に蹴ってしまい、それが相手におさまり、思う形が作ることはできなかった。相手の圧力に対して、うまく剥がせるようにしていかないと、難しい戦いになってしまう。課題ですね。
今日の試合も結果としてですが、前半あと1点取れていれば、また違っていたことを考えると、この後半で出た課題をどうしていくのか、それを考えいかないといけない。
ただこうしたチカラのあるチームに対して、こうした苦しい中でも最後まで粘り、勝てたということはチームとして収穫になりました。