【関東女子サッカーリーグ2部第8節~試合結果~】VS 河内SCジュベニール
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
6月19日に行われたFCふじざくら山梨第8節の河内SCジュベニール戦の試合結果をお伝えします。
≪関東女子サッカーリーグ2部第8節~結果~≫
FCふじざくら山梨 4-0 河内SCジュベニール
‐前半 2-0
‐後半 2-0
■得点者
2分 中村友香
29分 松岡沙由理
57分 鈴木和遥
90分+3分 辻野友実子
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 松岡沙由理 松原ゆき 高山紗希 戎谷亜美
MF 中村友香 金井奈苗 井原美波
FW 工藤麻未 清水千陽 鈴木和遥
(途中出場)
46分 OUT7 工藤麻未 → IN16 辻野友実子
68分 OUT10 清水千陽 → IN19広沢実佳子
77分 OUT9 金井奈苗 → IN14 脇田紗弥
【今節の振返り~マッチレポート~】
2週空いての後期リーグ開幕の試合となりました。
キックオフの13時ごろには30度近く気温が上がり、昨晩は10度前後だった鳴沢村との気温差がある中での試合となりました。
今節も前節に続き、ボランチに中村が入り、怪我でスタメンを外れた濵名に代わり、右サイドバックに松岡、センターバックには松原が入り、4-3-3の布陣で試合に望みました。
キックオフ早々に、鈴木からのパスを受けた清水が相手選手に倒され、ペナルティエリア外側の位置でフリーキックを獲得します。
ボールをセットし、金井と中村が立ち、会話をしながら二人が距離を取ります。
助走を取り、先に動き出した中村がそのまま右足を振りぬくとゴール左隅にボールが吸い込まれ、開始早々に先制点を奪います。
その後は引いて守り、カウンターを狙う相手に対して、守備で声をかけあい全体でリスク管理をしながらも、両サイドを広く使い、サイドからゴールを狙うFCふじざくら山梨は、この試合も左サイドから攻撃を仕掛けるシーンが多く、戎谷がボールを運び、相手守備が食いついてきたところを金井、鈴木にパスを供給し、クロスから再三チャンスを作ります。
すると、右サイドでボールを持った井原が倒されフリーキックを獲得すると、先制点のフリーキックを決めた中村がボールをセットします。
中村の右足から放たれたボールは放物線を描き、ゴールキーパーの頭を超え、ファーから飛び込んできた松岡が頭でドンピシャで合わせ、追加点を奪います。
セットプレーで得点を重ねるふじざくらですが、暑さの影響もあり、パスミスやインテンシティで競り負け、自陣までボールを持ち込まれシュートを放たれるシーンもありましたが、相手には自由に仕事をさせず、0点で前半を折り返します。
ハーフタイムでは田口コーチより「攻撃の中で対角を意識したパスは非常に良い。展開して、サイドからクロスをあげたら、中に入ることと、こぼれ球に反応すること。そういったシーンが何度かあったから、得点につなげよう。守備では、相手のスローインからピンチになるシーンがあるし、インテンシティももっと強くいかないといけない。狙いは悪くないから、後半ももっと戦っていこう」という指示が伝えられ、後半のピッチに向かいます。
ハーフタイムが終わり、後半開始のタイミングで工藤に代わり辻野が入り、左サイドウィングに辻野、右サイドウィングに鈴木という布陣で試合に入ります。
後半から出場の辻野は積極的にボールを呼び込み、ボールを受け、自ら仕掛けてチャンスを狙います。
すると、後半3点目はその辻野の左サイドからのアーリークロスに、ペナルティエリアに進入してきた鈴木にギリ合わずも、そのボールを回収した井原が右サイドからの鈴木へクロスを供給すると、反応した鈴木が右足でボレーシュートをネットに突きさします。
その後も攻撃の手を緩めないふじざくらは、右サイドを崩し、後半から右サイドに入る鈴木が左足に持ちなおしセンターリングをあげると、ファーに飛び込んできたは金井と井原。金井がニアでつぶれ、フリーとなった井原がシュートを放ちゴールを決めるも、オフサイドの判定。追加点とはならずも、トレーニングで目指していた攻撃の形が見えたシーンでした。
後半が進むにつれて、運動量が落ちていく中で、中央突破のパスを狙われ、パスカットからカウンターを受けるシーンが何回か続きピンチを迎えるも、キーパー出口の守備陣へのアラートや飛び出しで決定的なシーンを作らせません。
そして、後半終了間際に、ダメ押しの追加点が生まれます。
コーナーキックを獲得し、井原が蹴ったボールは相手選手が弾かれるも、ペナルティエリアの外にいた辻野がミドルレンジからシュートを放つと、ボールはキーパーの頭を超え、4点目が決まったところで、ホイッスルがなり、試合終了となりました。
この結果、前半と後半に2点ずつ得点したFCふじざくら山梨が4-0で後期リーグ開幕戦を勝利で飾りました。
これでリーグ戦は8戦7勝1分けとなり、引き続きリーグ首位を守ることができました。
本日も遠方にも関わらず現地にて応援頂きましてありがとうございました。また、SNS等でも試合の様子を見て頂いた皆さま、ありがとうございました。
次節はホームゲームとなりますので、皆さんのお越しを心よりお待ちしております。
以下、田口ヘッドコーチ、中村友香に試合について振り返ってもらいました。
●田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
A)トレーニングで行っていたクロスからファーで仕留めるという攻撃の形は出来ていたと思います。特に3点目については、練習でトライしていた形での得点だったので、目指すべき形で点が取れて良かったです。
今日のような暑い試合では、相手もそうですが、自分たちもバテてしまい、運動量が少なくなってしまうと、攻守において連動できなくなってしまいます。相手よりも運動量多くプレーするというのが課題ですね。ただ、こうした難しいコンディションの中でも、4-0というスコアで勝利することができたのは収穫でした。
中村友香(1ゴール1アシストの活躍)
Q)試合を振り返って
A)先制点が欲しいと思っていた中で、早い時間に点を取ることが出来て良かったです。フリーキックはななさん(No.9金井)と、キーパーがファー側にいるのでニア狙えるんじゃない?と話をしていたため、狙い通りのコースに蹴れたのが得点につながったと思います。
今週練習していたセットプレーで3点取れたことはチームとして良かったですが、ビルドアップからカウンターを狙われ、危ないシーンがいくつかあったので、そういったミスはチームとして無くしていけるよう取り組んでいきたい。