【関東女子サッカーリーグ2部第10節~試合結果~】VS 水戸シルエラ
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
7月2日に行われたFCふじざくら山梨第10節の水戸シルエラ戦の試合結果をお伝えします。
≪関東女子サッカーリーグ2部第10節~結果~≫
FCふじざくら山梨 0-0 水戸シルエラ
‐前半 0-0
‐後半 0-0
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 工藤麻未 松岡沙由理 高山紗希 戎谷亜美
MF 中村友香 金井奈苗 井原美波
FW 辻野友実子 清水千陽 鈴木和遥
(途中出場)
46分 OUT17 辻野友実子 → IN2 松原ゆき
82分 OUT9 金井奈苗 → IN14 脇田紗弥
【今節の振返り~マッチレポート~】
今節も前節と同じスターティングメンバーで試合に望みました。
試合前のMTGでは田口ヘッドコーチより「今日は早い時間で先制点を取りに行こう。試合に勝つことはもちろんだけど、これから始まる皇后杯やなでしこリーグ入替戦は試合次回も短いので、そこを見据えて、早い時間で点をとる意識を持とう!」と前期リーグで1点が遠かった相手との試合内容を振り返りながら、先制点への意識を伝えて、試合に入りました。
キックオフ早々から、ふじざくらがボールを保持しますが、ディフェンスラインでのミスが続き、攻撃のリズムが作れません。
ビルドアップからリズムを作りたいところですが、ビルドアップでパスがずれたところをカウンターを狙われ、自陣でピンチを迎えるシーンが目立ちますが、GK出口が素早い対応で相手に先制点を与えません。
徐々に暑さやグラウンドに慣れ始めると、左サイドから攻撃のリズムを作り、相手自陣でボールを回し始め、チャンスを伺います。
すると、前半終了間際に攻勢をかけ、ボール前の混戦から、清水・鈴木が立て続けにシュートを放つも、相手守備陣に阻まれ、ゴールを奪えず前半を折り返します。
ハーフタイムに入り、田口ヘッドコーチからは「パスが合わないからといって、焦れない。コミュニケーションを取らないと、自分たちがサッカーがどんどん難しくなるから、こういう時こそ焦れないでお互いにしゃべること、下を向かない。何度も何度もトライして、チャンスを作っていこう。攻撃の時のボールの奪われ方が悪いから、カウンターで危ないシーンが作られてしまっている。ディフェンスラインでのボール回しはセーフティーに。」と伝え、後半に望みます。
後半は、辻野に代わり松原が入り、松原がセンターバック、右サイドバックに松岡、辻野のポジションに工藤が1つポジションを上げたフォーメンションとなります。
後半に入ると攻撃のギアが上がり、右サイドバックに入った松岡が右サイドを駆け上がり鋭いクロスを供給すると、会場が沸き、得点の期待が高まります。
右サイドの工藤やインサイドハーフの井原が抜け出しから、チャンスが生まれ、右サイドを起点とした攻撃で流れを作ります。
後半15分も過ぎたあたりから、ふじざくらが主導権を握り相手自陣でボールを回して、両サイドを効果的に活用して崩してからのクロスを再三供給するも、相手の固い守備陣に跳ね返され、中々決定的な仕事をさせてくれません。それでも松岡がクロスに頭で合わせるもゴールバーをたたき、鈴木のシュートもポストに直撃するなど、ゴールの匂いを感じますが、1点は遠い展開が続きます。
後半残り約10分となり、金井に代わり、脇田が投入されると、彼女の持ち味であるドリブルで仕掛け、ゴール前で勝負をかけます。
脇田が攻撃のリズムを作り、怒涛の攻撃を魅せるも、シュートは無常に枠外に外れ続け、そのまま試合終了となり、0-0の引き分けという結果に終わりました。
本日も茨城までお越し頂いたサポーターの皆さま、SNSで応援頂いたサポーターの皆様へ勝利をお届けできませんでした。
リーグ戦はしばらき期間が空いてしまいますが、皇后杯での勝利をお届けできるよう切り替えて、準備をしたいと思います。
以下、田口ヘッドコーチ、松岡沙由理、出口春奈に試合について振り返ってもらいました。
田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
「非常に難しい試合になってしまいました。1試合を通して、16本もシュートを放ちながら1点も取れないと、勝つのは厳しくなりますね。これまでの試合もそうですが、引いてくる相手に対して得点を奪えないというのはチームとして課題ですし、こうした対策をしてくるチームに対して勝てないとこれからの戦い方はもっと厳しくなると思います。基本的な止める・蹴るといった技術やプレーの判断が結果に繋がってきてますので、改めて勝つための準備・練習を行い、これから始まる皇后杯などの大会に向けて取り組んでいきたい。」
松岡沙由理(No.3)
Q)試合を振り返って
「前半は自分たちのミスで中々リズムを作れず、チャンスをつくることができませんでした。後半は相手陣内で押し込む時間帯が長く、チャンスも作れてきた中で点を取りきれることが出来なかった。その結果、引分けになってしまったことは反省しなければならないと思います。リーグ戦は少し中断に入りますが、皇后杯山梨予選、関東予選と試合は続くので、今日の試合で出た反省点を糧に、チーム全体で修正、レベルアップしていきたいと思います。引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。」
出口春奈(No.1)
Q)試合を振り返って
「16時キックではあったものの暑さが厳しい中での試合で、思う動きが出来ず厳しい試合になってしまいました。前半は単純なミスからボールを失うことが多く、なかなか自分達のリズムを作ることが出来ませんでした。後半は相手を見て、ボールも人も動き、ゴール前まで押し込めるシーンが増えたと思います。前半の入りから後半のような試合をすること、最後を決め切ること、たくさんの課題が出た試合になりましたが、これらの課題を改善していくためにチーム全体でより質の高いトレーニングをしていきたいと思います。」