【皇后杯関東大会1回戦~試合結果~】VS 神奈川大学戦
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9月3日に行われた皇后杯関東大会1回戦の神奈川大学戦の試合結果をお伝えします。
≪皇后杯関東大会1回戦~結果~≫
(前後半40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 神奈川大学
‐前半 0-0
‐後半 2-0
(得点)
45分 濱名花子
56分 清水千陽
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 松岡沙由理 高山紗希 松原ゆき
MF 濵名花子 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 戎谷亜美 井原美波 鈴木和遥
(途中出場)
41分 OUT16 辻野友実子 → IN10 清水千陽
71分 OUT15 戎谷亜美 → IN14 脇田紗弥
76分 OUT13 鈴木和遥 → IN19 広沢実佳子
80分 OUT8 田中里穂 → IN11 中村友香
【今節の振返り~マッチレポート】
山梨県大会を優勝して挑む関東大会。
昨年に引き続き2回目の出場となります。
8月は強化月間として、多くの練習試合を重ね、この皇后杯関東大会、なでしこリーグ入替戦予選大会に向けて、個々のスキルアップ、チームとしての戦術・戦略の落とし込みを徹底的に行いました。そして挑む、1回戦の相手は関東女子サッカーリーグ1部3位の神奈川大学。
本日は3-4-3の皇后杯山梨大会より採用しているフォーメーションで望みました。
序盤から相手のプレッシャーを受け、ボールを奪われてしまい、守備に回る時間が増える展開となります。
ゴールを守るシーンが増える中で、サイドから攻撃を仕掛けられるも、中央の相手選手を自由にさせず、決定的なシーンは与えません。
前半中盤には、相手にコーナーキックを与え、ファーの選手にヘディングを合わせられるも、ゴール前にいた金井がヘディングでクリアし、1点を防ぎます。
守備の時間が多い中でも、この試合で右のインサイドハーフに入った戎谷が攻撃の起点となり、右サイドの濵名との連携をみせ、右サイド突破をして、ゴール前まで攻め込むシーンを作りますが、相手選手にクリアされるなど、シュートの形までが遠い展開になります。
結局、前半は守備に回る時間が多くなりますが、無失点でハーフタイムを迎えます。
ハーフタイムに入り、田口ヘッドコーチからは、「守備はよく耐えてるし、守れてるので、中央で自由にさせないことと、背後を取られないことを意識しよう。攻撃については、止める・蹴るのミスが多いね。もっとリラックスしてサッカーをして良いから、しっかりおさめるとこはおさめて、攻撃の形をつくっていこう。」と伝え、後半に望みます。
後半に入り、清水がセンターフォワードに起用されると、ボールが収まるようになり、攻撃に厚みが生まれます。
すると後半5分、戎谷からのボールを受けた清水が相手を背負い、ボールをおさめます。戎谷を後ろから追い抜く形で走り込んできた濵名が見えていた清水は、相手選手の頭を超えるループパスを供給。濵名がトラップでおさめ、冷静にキーパーを見て、ゴール隅に流し込み、先制点を奪います。
先制点を奪ったことでより攻撃が活性化され、後半14分にはサイドチェンジでボールを受けた濵名が右サイドをドリブルで仕掛け、ペナルティエリア中央にいた清水へラストパス。清水が収めたのち、相手選手を背負いながら右足で流し込み追加点を奪います。
その後は、自力のある相手の攻撃やプレスを受け、守備に回る時間が多くなりますが、キーパーの出口を中心に声を掛け合い、攻撃の目を摘みます。
後半途中投入の脇田や広沢が相手のスペースを見てドリブルで勝負を仕掛けるなど、もう1点を全員で狙いにいきます。
アディショナル3分と表示され、最後まで粘る相手の攻撃に耐えぬき、試合は終了となりました。
この結果、来週土曜日に行われる東京国際大学との準々決勝に進出することができました。
この試合を勝利することで、皇后杯本選へと出場することができます。
以下、田口ヘッドコーチ、1ゴール1アシストの濵名、守備でチームを牽引した出口に試合について振り返ってもらいました。
田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
「まずは勝てて本当に良かったです。前半は前線にボールが収まらず、相手がやりやすいようにサッカーをさせてしまいました。その中でも、守備でしっかり耐えてくれました。特にななえ(金井)が、ゴール前でヘディングでクリアしてくれたり、はるな(出口)が相手選手とゴール前で戦ってくれたりと、前半を0点で守りきれたのが大きかったですね。後半はちはる(清水)が入り、収めるという自分の役割を全うしてくれたことで攻撃のリズムが生まれました。かこ(濵名)が前線3トップの動きを見て、おさめたところの裏のスペースを使って得点する形は狙っていたので、あの1点目は特に良かったです。チームとして大きな勝利でしたので、次節に向けてしっかり準備していきたいですね。」
濱名花子(1ゴール1アシスト)
Q)試合を振り返って
「前半はチームとして堅いと思っていた中で、ななえさんが身体を守ってくれたのは、間違いなく勝利に導いたと思います。その流れが後半の良い攻撃につながったことから、やはりチーム全員でつかんだ勝利だと思います。私自身、このチームで初めて記録した得点なのですが、重要な試合で決めることができ、個人的にも嬉しい結果になりました。」
Q)次節に向けて
「次戦も、今日の試合のように全員で守って、全員で攻撃するという、ふじざくららしい戦いをしたいですね。やっぱり全員で戦って勝てたとき、サッカーを楽しいって感じるので、みんなで勝利を楽しみたいと思います。サポーターの皆さん、次も応援宜しくお願いします!」
出口春奈
Q)試合を振り返って
「負けたら終わりのトーナメント戦ということで、全体的に入りが少し硬くなってしまったかなと思います。ただ、相手の時間帯の時も、全員で身体を張り前半を折り返せたことや後半に点を取った後も集中を切らさず戦えたことが無失点での勝利につながったと思います。個人的にはチームのためにできたこと、もっとやらなければいけないことをより明確に知ることができた試合になったので、今日出た課題を日々のトレーニングで修正、改善していきたいと思います。」
Q)次節に向けて
「次節の東京国際大学との試合でも今回の試合のように、一人一人がチームのためにできることを全員が精一杯やりきること。相手をしっかり見てプレーすることをやり、全員で勝利を目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします!」