【皇后杯関東大会準々決勝~試合結果~】VS 東京国際大学戦

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9月10日に行われた皇后杯関東大会準々決勝の東京国際大学戦の試合結果をお伝えします。

≪皇后杯関東大会準々決勝~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-2 東京国際大学
‐前半 1-1‐
‐後半 0-1
(得点)
21分 松原ゆき

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF  松岡沙由理 高山紗希 松原ゆき
MF 濵名花子 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 戎谷亜美 井原美波 鈴木和遥

(途中出場)
HT OUT15 戎谷亜美 → IN10 清水千陽
69分 OUT8 田中里穂 → IN14 脇田紗弥
80分 OUT13 鈴木和遥 → IN19 広沢実佳子
80分 OUT2 松原ゆき → IN11 中村友香

【今節の振返り~マッチレポート】
本日は先週の神奈川大学戦同様のフォーメーション、スタートメンバーで試合に入りました。
開始早々、相手に攻め込まれ、コーナーキックを与えてしまいます。すると、そのコーナーキックからセットプレーを決められ、先制点を許してしまいます。

その後も前線からのプレスでボールを奪いにくる相手に対して、中々、相手自陣までボールを運べない展開が続きます。
しかし、徐々にボールを保持するようになり、ピッチを広く使いながら、相手自陣に攻め込みます。前半15分には、左サイドの松原から、逆サイドの濵名へのロングパスが通り、濵名からアーリークロスを供給し、チャンスを作るなど、リズムを作り始めます。
すると、前半21分に同点に追いつきます。コーナーキックのチャンスから、松原が競り、そのこぼれ球に反応し左足を振り切ると、ボールはゴールに吸い込まれます。
公式戦初ゴールは貴重な同点弾となりました。

その後も、ふじざくらのチャンスは続きます。前半25分には左サイドを突破した鈴木がゴール前まで進入しシュートを放つと、こぼれ球を詰めていた戎谷が放ったシュートはゴール前に詰めていた井原にあたり、追加点とはならずも、相手ゴールを脅かします。

フィジカル・インテンシティが強い相手に対して、空中戦が多くなる中でも、松岡・松原が持ち前の空中戦で対抗し、相手にチャンスボールを与えません。

そのまま前半は終了となり、後半に入ります。
ハーフタイムで戎谷に変わり、清水が投入され、センターフォワードのポジションに入ります。
後半に入ると、ふじざくらがボールを保持する時間が多くなり、相手自陣でのプレーする時間帯が多くなります。後半5分には、濵名にボールが渡ると、井原へ繋ぎ、ダイレクトで上げたクロスに、中央ニアのポジションに走り込んだ清水のヘディングはわずかバーの上に。その3分後には、左サイドでパスが繋がり、サイドに開いていた清水がボールを受け、右足でシュートを放つも、クロスバーをたたくなど、1点が奪えません。


その後も、ビルドアップから中盤でボールが繋がり、良いテンポでボールを前進させ相手ゴールに迫ります。
しかし、後半中盤を過ぎたあたりで、ディフェンダーの高山が自陣ペナルティエリアで相手を押したプレーがファールと判定され、PKを与えてしまいます。そのPKを相手選手が決め、リードを許します。

後がないふじざくらは、松岡を前線に配置してFWの広沢やNFの中村を投入し、同点を目指します。
しかし、相手が守備を引いてくる中で、中々ゴール前で決定的なシーンは作れず、試合はそのまま終了となりました。

この結果、皇后杯本選に向けて、順位決定戦にまわることになりました。11日(日)に行われる筑波大学との試合で勝利することで、皇后杯本選へと出場することができます。
以下、田口ヘッドコーチ、公式戦初ゴールを決めた松原ゆき、田中里穂に試合を振り返ってもらいました。

田口ヘッドコーチ

Q)試合を振り返って
「今日は立ち上がりが全てでした。立ち上がりで失点しないようにと伝えてはいますが、開始早々失点を許してしまうとゲームプランにおいても難しさが出てしまいます。攻撃の形は悪くなかったですが、最後の仕留めるというところではもう少しやれたと思います。ゴール前でのつぐみ(15.戎谷)シュートが味方にあたってしまったり、ちはる(10.清水)のシュートがバーに当たったりと、決定的なシーンを決めきれなくなると、徐々に苦しくなりますね。ただ、強度の高い相手に対して、しっかり戦えてた部分もありますので、まずは切り替えて明日に向けて準備を進め、しっかり勝利を目指し戦います。」

松原ゆき

Q)試合を振り返って
「試合への入りが甘く、開始早々にコーナーキックから失点を許してしまい苦しい展開となりました。前半のうちに同点にすることができたのは良かったと思います。後半は繋ぎながら、背後を狙える良いシーンもありましたが、得点まで繋げられず、結果として負けてしまいました。公式戦では初ゴールとなりましたが、この結果は素直に嬉しかったです。明日もチャンスがあれば取れるよう、準備したい思います。」
Q)次節に向けて
「今日の試合での反省を活かし、明日に繋げていきたい。まずは、しっかり切り替えて明日必ず全国の切符を手にしたいと思います。応援宜しくお願いします。」

田中里穂

Q)試合を振り返って
「球際でのインテンシティや動きの質が立ち上がりから悪く、早い時間帯で先制点を許してしまったのは反省しなければいけないですが、前半のうちにセットプレーから得点できたことはよかったです。自分たちの形でゴール前まで運べる良い場面も多くありましたが、全体的にちょっとしたミスが目立ちなかなか流れを掴むことができませんでした。個人的にはもっとボールを落ち着かせたり、ボールを失わないようにするなど課題が多いので修正できるようにしていきます。」
Q)次節に向けて
「一人ひとりがやるべきことに集中して、チーム全員で闘いたいと思います。まだチャンスがあることに感謝して、明日勝って本戦出場を決めます。応援よろしくお願いします。」