【皇后杯関東大会順位決定戦~試合結果~】VS 筑波大学戦

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9月11日に行われた皇后杯関東大会順位決定戦の筑波大学戦の試合結果をお伝えします。

≪皇后杯関東大会順位決定戦~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-1 筑波大学
‐前半 0-0
‐後半 0-0
‐延長前半 0-0
‐延長後半 0-1

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 松岡沙由理 高山紗希 松原ゆき 中村友香
MF 金井奈苗 濵名花子 井原美波
FW 戎谷亜美 清水千陽 鈴木和遥

(途中出場)
35分 OUT13 鈴木和遥 → IN16 辻野友実子
54分 OUT10 清水千陽 → IN14 脇田紗弥
68分 OUT6 濵名花子 → IN8 田中里穂
延長HT OUT9 金井奈苗 → IN19 広沢実佳子

【今節の振返り~マッチレポート】

この試合は、この関東大会では初めて4-3-3のフォーメーションを採用し、清水、中村がスターティングメンバーに名を連ねました。

試合前に田口ヘッドコーチよりどうしても負けたら終わりの公式戦になると緊張してしまい、いつも通りのプレーができなくなってしまう。今日は笑顔を大事に、ご機嫌に試合をしようと伝え、選手を送り出します。

序盤は、ふじざくらがボールを保持し、相手自陣でボールを回す展開となります。
インサイドハーフに入った濵名・井原を攻撃の起点に添え、サイドバックの裏のスペースを使った攻撃を仕掛けます。

前半20分には、左サイドでボールを奪い、中・外・中とテンポよくパスが繋がり、井原がサイドのスペースに走り込んでいた中村にパスが繋がるとクロスを供給。ペナルティエリアに進入していた濵名にボールが入るも、シュートは相手に寄せられ、得点はならず。
また、同じようにサイドを崩し、戎谷がクロスを上げると、松岡がダイビングヘッドで飛び込むもわずかに合わず、前半20~30分にかけては、両サイドをうまく活用した攻撃を見せ、相手ゴール前に攻め込むも、決定機まで作ることはできません。

ハーフタイムに入り、田口ヘッドコーチは「攻撃の形は良いし、突破までは出来てる。最後の決めるところの質を上げよう!守備ではカウンターと、低い位置でボールを失わないことを心掛けよう。」と伝えます。

後半もふじざくらが相手自陣で攻撃の時間が多くなり、後半開始早々には、相手からボールを奪った辻野がドリブルで仕掛け、ペナルティエリアボックス内で左足から放ったシュートはキーパーが弾き、その弾いたところを濵名が詰めるもボールはバーをたたきます。

清水に変わり後半途中より投入された脇田も、強みであるドリブルで仕掛けチャンスを作り、後半終了間際には、脇田が左サイドで抜け出すと、中央にマイナス気味でパスを流します。井原がスルーし、田中がダイレクトでシュートを放つも、ボールはゴールバーの上を通過し、1点を奪えないまま、延長戦へ突入します。

前後半で試合が決まらず、試合は前後半10分ずつの延長戦に突入します。

延長に入っても、前から守備のプレスをかけ、相手のパスが出たところのパスを奪い、マイボールにして攻撃を組み立てます。
相手のペナルティエリア内で進入するも、良い状態でシュートを打てず、中々1点が遠い状況です。

しかし、後半8分を過ぎたところで、相手のカウンターを受け、自陣左サイドを突破され、クロスから1点を奪われてしまいます。

残り時間が2分となり、前線に人を集め、同点弾を狙います。
左サイドで辻野がボールを持つと、味方とのパス交換で抜け出そうとしますが、ボールが合わず、ゴールキックに。
中盤でボールを奪い返すと、広沢が遠めからシュートを放つもキーパーがファインセーブを見せ、1点が奪えないまま、試合終了となりました。

この結果、来週月曜日に行われる代表決定戦に進むことになり、なでしこリーグ2部のつくばFCと試合になりました。

まだチャンスがありますので、次の試合でしっかり本戦への切符を掴み取りたいと思います。

以下、田口ヘッドコーチ、戎谷亜美、脇田紗弥に試合を振り返ってもらいました。

田口ヘッドコーチ


Q)試合を振り返って
「狙い通りの攻撃の形は作れていたため、内容としては悪くなかったです。ただ、最後のところで決定機がありながらも、得点を決めきれなかったのがこの試合を難しくしてしまいました。失点についても、相手のカウンターを気を付けようとアラートしていた中で、そのカウンターの形で決められてしまいました。雰囲気も内容も良かっただけに、最後あと一歩勝利がと届かなかったですね。」

戎谷亜美


Q)試合を振り返って
「前半から自分たちがボールを持てる時間が長く、良い形でゴール前まで運べるシーンはあったのですが、昨日に続き、決定機を決め切ることができず、自分達で苦しい試合にしてしまいました。個人的にも、ゴール前で消極的になってしまった部分もあったので、もっと積極的にゴールに向かうプレーを増やしていきたいと思います。」

Q)次節に向けて
「本戦出場に向けてまだチャンスがあることをプラスに捉え、1週間しっかり課題と向き合っていきたいと思います。目の前のことに集中し、チーム全員で全力で闘います。応援よろしくお願いします。」

脇田紗弥


Q)試合を振り返って
「相手の素早いカウンターに対しても全員で体を張って守っていましたし、良い形での攻撃ができたことは成果だと思います。しかし、決め切るところで決め切ることができず、結果的に負けてしまったことは悔しいです。個人としては、途中交代でチームとしてやるべきこと、個人としてやるべきことをいつもより発揮できたと思います。ただ、フォワードとして得点できなかったことは不甲斐ないので、次はフォワードとしての責任を果たしたいです。」

Q)次節に向けて
「次節は自分達が目指しているなでしこリーグ2部のチームなので、入れ替え戦予選の前にとても良い相手とできることに感謝したいです。そして、チーム全員で闘い、サポーターの皆さんに勝利をお届けします!本戦出場必ず掴みます!熱い気持ちみせます!!」