【皇后杯関東大会7位決定戦~試合結果~】VS つくばFCレディース戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

9月19日に行われた皇后杯関東大会7位決定戦のつくFCレディース戦の試合結果をお伝えします。

≪皇后杯関東大会7位決定戦~結果~≫
(40分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-0(PK7-6) つくばFCレディース
‐前半 0-0
‐後半 0-0
‐延長前半 0-0
‐延長後半 0-0

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 松原ゆき 松岡沙由理 高山紗希
MF 濵名花子 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 井原美波 清水千陽 戎谷亜美

(途中出場)
HT OUT9 金井奈苗 → IN11 中村友香
50分 OUT6 濵名花子 → IN14 脇田紗弥
64分 OUT5 高山紗希 → IN19 広沢実佳子

【今節の振返り~マッチレポート】

本戦出場をかけた試合は、なでしこリーグ2部のつくばFCレディースとの試合のなりました。

この試合は、3-4-3のフォーメーションを採用し、試合に挑みました。

FCふじざくら山梨は格上の相手に対して、序盤からボールを持ち、積極的に攻撃を仕掛けます。

前半9分には、左サイドの辻野が対角にいた井原へロングパスを供給し、右サイドの井原からゴール前ファーを狙ったボールは戎谷に僅か合わずも、サイドを起点にした攻撃で相手ゴールを脅かします。


前半29分には前からのプレスで、金井が中盤でボールを奪うと、ペナルティエリア外にいた清水へパスが通り、フリーでシュートを放つも、ボールはゴールバーの上を通過し、先制点とはならずも、格上の相手に対して、積極的なプレーでチャンスを作ります。

前半は0‐0で終了となり、田口ヘッドコーチから「守備は2列目から飛び出してくる選手は注意が必要だから、マークの受け渡しはしっかり声を掛けよう。攻撃はいつもだけど、シュートを打つ意識。それと相手の守備陣を見て、ライン間でパスを受ける意識をしてみよう」とハーフタイムで伝えます。

後半は、怪我のアクシデントがあり、金井に代わって中村が、濵名に代わって脇田が投入されます。
また、セットプレーで高山にもアクシデントが発生してしまい、広沢が入りました。

途中出場の選手たちが突然の出番にも関わらず、すぐ試合に入りフィットします。
前線の脇田のドリブルを活かした攻撃、中盤に入った中村の抜け出しからチャンスが生まれます。

後半中盤には、怒涛の攻撃を仕掛けます。
左サイドの辻野、右サイドの井原が起点となり、前線の戎谷・清水・脇田を狙ったボールを供給するも相手の固い守備で跳ね返され、セカンドボールを拾い、シュートを狙うも、ゴール前での密集した状況を打破できません。

試合終盤には中央のボランチに入った清水から、右サイドの戎谷へ早いパスが通り、ディフェンスを背負いながら戎谷がグランだーの鋭いシュートを放つもキーパーに弾かれ得点とはならず、そのまま前後半40分が終了し、試合は前後半10分の延長戦に入ります。

延長に入り、疲れが見えてくる中でも、途中出場の選手が積極的に仕掛け、延長前半2分には、広沢がミドルレンジから積極的にゴールを狙います。
ボールはゴールをわずかにそれるも、積極的なプレーと勢いのあるシュートででチームを勢いづけます。

また、脇田も左サイドでボールを受け、試合終了間際に、持ち前のドリブルで相手を抜き去り、左サイドからゴール前にクロスをあげると、ペナルティエリア内にいた中村にパスが通り、グラウンダーのシュートを放つも、キーパー正面に。

ここで長いホイッスルがなり、延長前後半でも決着が付かず、PK戦へと移ります。

松原、井原、田中、松岡、中村と5人連続成功のFCふじざくら山梨。
相手も全てPKを決め、延長戦に入ります。6本目のキッカーの辻野が落ち着いてゴールを決めると、相手も決め、延長戦は続きます。
7本目の清水がゴールを決め、相手7本目の選手のシュートはゴールの脇にそれ、この瞬間、FCふじざくら山梨の勝利となりました。

怪我人が出てしまう試合となりましたが、チーム全員でチームのために戦い、全員で勝利を掴みました。
そして、これにより、2大会連続で全国大会出場の切符を手に入れることができました。

以下、田口ヘッドコーチ、辻野友実子、広沢実佳子に試合を振り返ってもらいました。

田口ヘッドコーチ


Q)試合を振り返って
「難しい試合となりましたが、勝ててホッとしてます。今日の試合は途中出場の選手の活躍が勝利に繋がった試合だと思います。試合中の怪我により、急遽の出場になりましたが、ゲームにうまくフィットしてくれました。一つ一つのプレーがチームを救ってくれました。試合を振り返ると、やられそうなシーンもありましたので、一瞬一瞬の隙を与えないことが、これからの試合も大事ですし、もちろん、ゴールを決めるということができなかったので、ゴールを決めることへの意識も持たないといけない。入替戦予選に向けて練習が出来ない中で、調整して良い流れを継続していきたいと思います。」

辻野友実子


Q)試合を振り返って
「相手のストロングである選手が私のサイド側だったので、1vs1の守備の対応を意識して入りました。今日は一段と集中して取り組めてたので、相手の選手にあまり仕事をさせず、無失点に抑えれたので、良かったと思います。また、今日の勝利で、今年の目標の一つである、皇后杯の本戦出場を決めることができました。人数が少ない中、全員で勝利を掴むことがてき、本当に嬉しかったです。」

Q)なでしこリーグ入替戦予選大会に向けて
「3日後に試合とかなりハードなスケジュールにはなりますが、今日の試合みたいに全員で闘えれば、結果はついてくると思うので、仲間を信じて、自分を信じて、楽しみたいと思います!応援よろしくお願いします!!」

広沢実佳子


Q)試合を振り返って
「現地でのご声援ありがとうございました。後半途中から出場し、スタジアムからの応援に背中を押されたようで、気持ちよくグランドに入れました。スコアが動いてなかったので、0を1にしようと積極的にシュートの選択をしました。守備陣が体を張って守ってくれていたので、ボールを奪ってからの攻撃への形は良かったと思います。皇后杯本戦を決められてよかったですし、今日の勝利はなでしこ入れ替え戦予選にも繋がる試合になったと思います。」

Q)なでしこリーグ入替戦予選大会に向けて
「いくつかチャンスがあったものの、チャンスを決めきることが課題としてありますし、自分達がボールを持つ時間をもっと大事していきたい。局面で相手を上回ることが勝敗を分けると思ってます。細部にこだわって、でも、アグレッシブにふじざくらのサッカーをして勝利を目指したいと思います!」