【関東女子サッカーリーグ2部第13節~試合結果~】VS VONDS市原FCレディース


いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

10月9日に行われた関東女子サッカーリーグ2部第13節のVONDS市原FCレディースの試合結果をお伝えします。

≪関東女子サッカーリーグ2部第13節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-2 VONDS市原FCレディース
‐前半 2-2
‐後半 0-0
(得点)
14分 井原美波
23分 脇田紗弥

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由理 松原ゆき 中村友香
MF 井原美波 清水千陽 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 脇田紗弥

(途中出場)
62分 OUT14 脇田紗弥 → IN19 広沢実佳子
62分 OUT9 金井奈苗 → IN15 戎谷亜美
76分 OUT10 清水千陽 → IN13 鈴木和遥

【今節の振返り~マッチレポート】

現在首位のVONDS市原FCレディースとの一戦は、冷たい雨が降り続く中でキックオフとなりました。

本日も前節同様の4-1-4-1のフォーメーションで試合に望みました。

立ち上がりから、相手が前から勢いよくプレスをかけてきます。
相手のプレッシャーを受けるFCふじざくら山梨は開始5分、自陣左サイドから相手選手がドリブルで抜け出し、グラウンダーのクロスを上げられると、中で合わせられ先制点を奪われます。

その3分後には、中盤でボールを奪われると、ショートカウンターで自陣右サイドを突破され、ペナルティエリアに守備陣が戻るも切り返され、ゴールを決められてしまいます。

劣勢な状況でしたが、声を掛け合い、攻撃の形を作るFCふじざくら山梨は、右サイドの濵名、井原を起点に攻撃を仕掛けます。

すると、前半14分に、中盤で相手からのボールをおさめた田中が右サイドの井原にパスを出すと、井原はフェイクを入れ、右足を一閃。振りぬいたシュートはゴールに突き刺さり、1点を返します。

早く追いつきたいFCふじざくら山梨はプレスを強め、前線からボールを奪いに行きます。
そして、2点目が生まれます。

相手のバックパスを狙っていた脇田が、相手ディフェンダーがキーパーへ戻したパスに素早く反応し、キーパーより先にボールに触れると、そのままドリブルで抜け無人のゴールに蹴り込み、同点に追いつきます。

前半はそのまま同点で折り返しとなります。
ハーフタイムには田口ヘッドコーチより「崩されての得点ではなく、一人一人のところでやられてしまってる。チャレカバで全体で声を掛け合ってカバーしよう。攻撃の形は悪くないし、両サイドから攻撃が組み立てられてるから継続しよう。相手のセンターバックの選手にはじき返されてるから、その頭を超えるようなボールを供給して、突破を目指そう。前半で2点リードを追いつけたのは素晴らしいし、あと1点が勝負になるから、うちが先に得点を取ろう!」と声をかけて送り出します。

後半序盤はふじざくらが良い攻撃の形を作ります。

後半6分には脇田が中央からドリブルで駆け上がると、後ろから斜めに走り込んできた井原へパスを出すも、わずかに合いません。
その後も、中盤でボールを奪ってから、右サイドの濵名、井原からのクロスで再三相手ゴールを脅かします。

また、左サイドでも中村、辻野が良い連携を見せ、辻野が鋭いクロスを供給するも、相手守備陣に阻まれ、中々決定的なシーンまでたどり着けません。

相手の守備陣も堅い守りで、中々突破ができず、逆にカウンターからコーナーキックを与えてしまい、危ないシーンも迎えるも、キーパーの出口を中心に堅い守りを見せます。

そして、試合が進み、後半終了間際に、井原が中央を突破し、ディフェンスラインとキーパーの間にパスを流し込むと、走り込んでいた戎谷がシュートもキーパーに弾かれ、詰めていた濵名が押し込み逆転ゴールと思いきや、ファールの判定となり、ゴールとはならず。

試合はそのまま終了となり、2-2の引き分けとなりました。

本日も雨の中、多くのご声援を頂きましてありがとうございました。

以下、田口ヘッドコーチ、井原美波、田中里穂のコメントになります。

田口ヘッドコーチ

Q)試合を振り返って
「いつも伝えている立ち上がりというところで、10分も立たない時間帯で2点取られてしまった。前半は相手の勢いに押し込まれるところがあり、消極的なプレーが目立ってしまいました。ただ、失点しても下を向かずに、すぐに2点返せたのは、成長したところだと思います。後半は一進一退の中で、良い連携を見せた攻撃ができていたので、あと1点取りたかったですね。今日の収穫は首位のチームに対して、劣勢な状況から早い時間で追いつけたというのは良かったですね。」

井原美波

Q)試合を振り返って
「前半の入りが悪く、早い時間での失点はもったいなかったですね。ただ、そこからすぐ2点取り返せたのは、成長した部分だと思います。」
Q)次節に向けて
「寒く、雨が降り続く中、応援頂きましてありがとうございました。次節では、もっとひとつひとつのプレーにこだわっていきたいと思います。久しぶりのホームでの試合となるので、次節も熱い応援よろしくお願いします!」

田中里穂

Q)試合を振り返って
「相手が勢いを持ってプレーしてくることはわかっていたのにも関わらず、守備の強度やアラートさが緩く、早い時間帯で失点を重ねてしまったことは反省しなければいけない部分だと思います。ですが、前半のうちに追いつくことができたことはよかったですし、だからこそ、勝ちきるために、決めきるところやパスの精度など、一つ一つのプレーにこだわっていかなければいけないと感じました。」
Q)次節に向けて
「本日もたくさんの応援ありがとうございました。課題としっかり向き合い、次に向けてチーム全員でまたいい準備をしていきます。優勝の可能性はあるので、自分たちは目の前の相手としっかり戦い、勝ちにいきたいと思います。」