【関東女子サッカーリーグ2部第14節~試合結果~】VS 日体大SMG横浜サテライト
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月23日に行われた関東女子サッカーリーグ2部第14節の日体大SMG横浜サテライトの試合結果をお伝えいたします。
≪関東女子サッカーリーグ2部第14節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 日体大SMG横浜サテライト
‐前半 1-0
‐後半 1-0
(得点)
30分 松岡沙由里
92分 広沢実佳子
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由理 松原ゆき 中村友香
MF 井原美波 戎谷亜美 田中里穂 金井奈苗 辻野友実子
FW 清水千陽
(途中出場)
45分 OUT9 金井奈苗 → IN14 脇田紗弥
70分 OUT15 戎谷亜美 → IN 13 鈴木和遥
70分 OUT10 清水千陽 → IN19 広沢実佳子
【今節の振り返り~マッチレポート】
(レポート=伊藤千梅)
関東女子サッカーリーグ2部の第14節は、秋晴れの青空が広がる中行われました。
会場は、富士山が近くにそびえ立つ富士北麓公園。本日は、今シーズン関わっていただいた方々とコラボし、数々のイベントを開催しました。
メインイベントのテーマは「シニアDay」。サッカーを見たことのないおばあちゃんおじいちゃんでも楽しめる企画をご用意しました。
試合前には、イベント特典としてプレゼントされた「FCふじざくら山梨タオルマフラー」を首からかけ、五十嵐GMとピッチの回りを歩きました。サッカーコートの広さを実感しながらゆっくりと歩くおばあちゃんおじいちゃんたち。アップを行う選手たちを近くで見たときは「いつもの感じと全然違う。顔が引き締まっている」と、普段とは違う選手たちの雰囲気に圧倒された様子でした。
観客席には緩やかな雰囲気が流れる中、選手たちがアップを開始しました。
日体大SMG横浜サテライトと前回対戦したのは4ヶ月の第7節。簡単には勝たせてもらえなかった相手であり、油断は許されない一戦。ピッチ内には集中した空気が流れます。
選手入場の際は、エスコートキッズならぬ「エスコートシニア」が行われました。田中選手、出口選手、濱名選手のおじいちゃんおばあちゃんも参加。孫と手をつなぎ、ピッチへゆっくりと足を運びます。おじいちゃんおばあちゃんのはしゃぐ様子に、対戦相手の選手たちも思わず笑顔になっていました。
双方のチームの円陣が終わると、グラウンドが一瞬静かになります。試合に向けて空気が引き締まると、試合開始のホイッスルが響きました。
立ち上がりは、FCふじざくら山梨のペース。ファーストシュートは前半8分、井原からのクロスに清水が相手と競り合い、こぼれ球を金井がシュート。惜しくもゴールの上に逸れましたが、これを皮切りに次々にゴールに迫ります。しかし、なかなかゴールには至りません。
自分たちのペースでボールを回していた中、前半12分には一瞬の隙をつかれ相手に強烈なミドルシュートを打たれてしまいます。攻撃時にも集中力を切らさなかった出口の好セーブでピンチを免れ、続くコーナーキックからの猛攻も防いでいきます。
その後はゴールに迫れない時間が続きますが、前半30分に相手のハンドにより、PKを獲得。キッカーは松岡、長めの助走からキーパーの逆をつき、ゴールの右側に落ち着いて決めきります。
そこから再び流れを引き寄せたFCふじざくら山梨。立て続けに何本かシュートを打っていくものの、追加点は奪えず、1点リードで前半を折り返しました。
ハーフタイムに田口ヘッドコーチから「前線の守備の追い込み方がよいので、あとはどこでとりたいのかをはっきりさせながら、奪いどころで取ろう。攻撃は、ビルドアップのときに、自分たちの位置を上げて、相手の裏も狙っていこう」と声をかけ、送り出します。
ところが、後半は一転、相手のペースに。FCふじざくら山梨はボールがおさまらず、相手のエリアでプレーできない時間帯が続きました。守備もはめきれずにバタつくシーンも見られましたが、後半20分には田中のインターセプトからカウンターを仕掛け、攻撃のチャンスを作ります。
後半25分、広沢と鈴木を前線に投入し、フォーメーションを3-4-3に変更。ワイドがとれている状態で、相手のサイドバックが食いついたところの裏を目指していく狙いでしたが、思うようにボールを動かせません。
試合終了間際、相手の猛攻に対して必死の守りをみせるDF陣。すると、今度はFCふじざくら山梨のカウンターで相手ゴールに迫ります。チャンスをものにしたのは、FCふじざくら山梨。ロスタイム残り1分に、途中出場の広沢が相手がクリアしたボールをトラップすると、思い切り足を振り抜き、得点。最後の最後で追加点をあげ、2-0で試合終了となりました。
試合終了後、観客席のおじいちゃんおばあちゃんに手を振る選手たち。
FCふじざくら山梨の選手たちの試合は、楽しんでいただけたでしょうか。本日も会場まで足を運んでいただき、たくさんのご声援をありがとうございました。
最終戦に向けて調整していきますので、来週も引き続きよろしくお願いいたします。
以下、田口ヘッドコーチ、広沢実佳子、出口春奈のコメントになります。
Q)試合を振り返って
苦しいゲームでしたが、その中でよく頑張ったと思います。
日体大が前から来るのはわかっていたので、その裏のスペースをうまく使いたかったです。何回か対角裏に抜けるいいボールもありましたが、全体を通して、「相手が出てきたってことは、ここがあいているよね」というところまで、全員で共有できなかったことが、今日の試合が苦しかった一番の要因だと思います。守備は前からのかけ方は良かったので、後ろの選手の連動を改善しながら、自分たちから限定して奪いにいくようにしたいです。
Q)関東女子サッカーリーグ2部最終節に向けて
次は、やみくもに点を取るだけでなく、狙いをもって点を取っていきたいです。勝ちに行きたいと思います!
Q)外から試合をみていて感じたこと
前半の立ち上がりは、シュートまでいけたシーンも多く、こちらのペースでプレーできていたので、そこでもう1点取れていたらなおよかったと思います。後半は押される時間帯も多かったので、自分だったら前線から相手の裏に走りこんだり、もっと幅を使っていけたらいいのかなと考えていました。
Q)得点シーンを振り返って
時間がないのはわかっていたので、チャンスがあったら打とうと思っていました。その一つ前のプレーで、シュートがポストに直撃したり、空振りしてしまったシーンもあったので…それでも足元にボールがきたあの場面でもう一度打って、決めきれてよかったです。
Q)関東女子サッカーリーグ2部最終節に向けて
守備陣がしっかり守ってくれたので、今日も失点はゼロで抑えられています。前線の前からのプレッシャーのはめ方もよかったから、それは継続しつつ、攻撃ではもっと背後と足元で逆の動きを使って、ゴールまでいけたらと思います。
出口春奈
Q)試合を振り返って
前回の日体大との試合も、前半はいい形で、後半押し込まれる流れでした。また繰り返したかなと思いましたが、結果的に今日は点を取られることなく、逆に最後点を取って終えられたのは成長できたのかなと思います。
Q)本日のイベント「エスコートシニア」について
私は今日、たまたまおばあちゃんが愛知県から来ていたので、手をつないで入場しました。おばあちゃんもすごく喜んでいたし、毎年恒例にしていきたいなと思いました。試合にもいい雰囲気で入れたかなと思います。
Q)関東女子サッカーリーグ2部最終節に向けて
私たちが優勝するためには、勝つしかないので、今日の試合に勝てたことも自信にしながら、最終戦も勝つことにこだわってやっていければいいなと思います。