【2022プレナスなでしこリーグ2部入替戦 第3節~試合結果~】VS 岡山湯郷BELLE
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
11月20日に行われた2022プレナスなでしこリーグ2部入替戦 第3節の岡山湯郷BELLEの試合結果をお伝えいたします。
≪2022プレナスなでしこリーグ2部入替戦 第3節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 3-2 岡山湯郷BELLE
-前半 1-2
-後半 2-1
(得点)
28分 清水千陽
64分 広沢実佳子
87分 辻野友実子
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF濱名花子 松岡沙由理 松原ゆき 中村友香
MF 井原美波 金井奈苗 田中里穂 戎谷亜美 鈴木和遥
FW 清水千陽
(途中出場)
HT OUT9 金井奈苗 → IN14 脇田紗弥
HT OUT6 濵名花子 → IN5 高山紗希
58分 OUT15 戎谷亜美 → IN19 広沢実佳子
76分 OUT13 鈴木和遥 → IN16 辻野友実子
【今節の振り返り~マッチレポート】
ここまで入替戦1勝1敗の2位という結果のFCふじざくら山梨。
今大会初のアウェイとなる鳥取の空は青く、この日も快晴。
なでしこリーグ入替戦予選大会が雨で悪天候だったことを振り返ると、全3試合は全て天気に恵まれた形となりました。
今節はなでしこリーグ入替戦最終節、相手はなでしこリーグ2部で1年間戦ってきた岡山湯郷BELLE。
前節では2‐0の劣勢から、後半に3点を奪い、逆転勝ちで勢いにのるチームです。
この試合では、4-1-4-1のフォーメーションで試合に望みました。
第3節目ということもあり、落ち着いて試合に入る選手たち。
序盤は落ち着いてディフェンスラインでボールを動かし、相手の状況を伺いながら、前線にボールを運びます。
立ち上がりはふじざくらペースで試合が進み、ファーストシュートは、鈴木和遥が放ちます。
先制点は前半28分、戎谷亜美のパスに抜け出した清水千陽が左足でシュートを放つと、キーパーが弾くもゴールに吸い込まれ、先制点となります。
その後も、金井奈苗のシュートがポストを弾くなど、攻撃の手を緩めず、追加点を狙います。
しかし、前半終了間際に、フリーキックを与えると、相手選手が蹴ったボールのごぼれ球を押し込まれ、同点に追いつかれます。
その1分後には、自陣でボールを奪われると、相手選手にシュートを打たれ、逆転を許し、前半戦が終了となります。
後半スタートから、高山紗希と脇田紗弥が投入され、逆転を目指します。
後半序盤は相手のペースで試合が進み、サイドからクロスを上げられるも、松原、松岡、ボランチの田中も最終ラインまで下がり、跳ね返します。
この試合ではアンカーの位置に入った田中が、相手前線の選手に対して厳しく対応し、相手に攻撃のチャンスを作らせません。
相手の攻撃をしっかり守るふじざくらは、後半18分に左サイドでボールを持った脇田が相手を交わして、グラウンダーのクロスを供給します。
ペナルティエリア内で井原がダイレクトで合わせてシュートを放つも相手にあたり、そのこぼれたところを途中出場の広沢が左足で合わせて、同点になります。
その後、両チーム、攻守の切り替えが早く、運動量が増えていく中で、
後半38分にはフリーキックのセカンドボールを取った相手がペナルティエリア内で強烈なグラウンダーのシュートを放ちますが、出口が左腕を伸ばし、スーパーセーブ。
立て続けに攻め込まれるものの、ゴールは許さず、ディフェンス陣が跳ね返します。
そして、迎えた試合終了間際に、試合が動きます。
こちらも途中出場の辻野友実子が、左サイドからペナルティ内に進入すると、脇田からのボールを左足で流し込むと、ボールはゴールに吸い込まれる逆転弾!!!試合は終了となり、接戦を制しました。
この結果、なでしこリーグ2部入替戦を勝ち抜き、来シーズンのなでしこリーグ昇格が確実となりました。
この1年間、なでしこリーグ昇格という目標に向けて、応援してくだったパートナー企業の皆さん、富士観光開発の職場の皆さん、行政の皆さん、サポーターの皆さん、そして山梨県で応援してくださる地元の皆さん、苦節4年でようやくなでしこリーグ昇格という目標を手にすることができました。
本日も鳥取まで足を運んで頂いたサポーターの皆さん、選手のご家族の皆さん、改めてお礼申し上げます。
試合終了後は、「なでしこリーグ昇格記念シャツ」を選手全員で着用しました。(後日販売予定)
以下、田口ヘッドコーチ、田中里穂、辻野友実子のコメントになります。
田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
試合の立ち上がりは良い形で入ることができましたが、自分たちのミスが続いてくると、後ろ向きになったり、プレーが重くなったりと、序盤は流れのつかみ合いでした。
そうした中で、先制点を取れたのは大きかったですね。ただ、その後に、立て続けに2点を取られてしまった部分は、甘さが出てしまったと思います。
それでも、後半に出場した脇田や広沢、辻野、高山などが非常に良い働きを見せてくれたし、点を取ってくれて、アシストも記録した。改めて、誰が出ても活躍できるチームになってきたと感じることができましたし、全員で戦えたからの勝利だと思います。
Q)なでしこリーグへ昇格した素直な気持ち
まず、今まで応援してくださったサポーターの皆さん、パートナー企業の皆さんや地元で応援してくださった方々へなでしこリーグ昇格という報告ができることを嬉しく思います。
本日も、鳥取まで多くの方が足を運んでくださり、チカラになりました。本当にありがとうございました。
この4年間は、悔しい歴史でしたし、どうしてもなでしこリーグに上がりたかったというのが本音です。そんな中、今年も挑戦することができ、みんなにこの舞台に連れてきてもらえました。
なでしこリーグ入替戦予選からこの少ない人数で戦って、突破できて、そしてなでしこリーグ入替戦も勝利を重ねることができたのは、みんなに支えてもらったおかげです。本当に嬉しいです。
田中里穂
Q)試合を振り返って
序盤からボールを支配する時間が多かったですが、自分たちのミスでボールを失うのも多くなかなかリズムが作れなかったと思います。その中で先制することはできましたが、立て続けに失点してしまったところは課題ですね。ただ、交代で入った選手たちが勢いをもたらしてくれて、いい形で得点に繋げてくれて、またディフェンス陣も最後まで身体を張ってゴールを守ってくれたので、本当にチーム全員で掴んだ勝利だと思います。
Q)なでしこリーグへ昇格した素直な気持ち
あと一歩がとんでもなく遠かったけど、やっと掴めたなでしこリーグ昇格はただただ嬉しいです。また、これまでたくさんのご支援、ご声援をかけてくださったパートナー企業様をはじめ、会社の方々、サポーターの方々、山梨県民の皆さんには本当に感謝しています。昇格の報告をすることができてよかったです!
辻野友実子
Q)試合を振り返って
今日はベンチスタートでしたが、『絶対点を決める、結果を残す』って強い覚悟を持って試合に臨みました。ハーフタイムに、みかこ(広沢)とわっきー(脇田)と3人で、「私たちで絶対点を取ろう」って話をして、みかこも決めたし、わっきーも2得点に関わって、良いパスを出してくれて、私も決めれて、有言実行できたことが本当に嬉しかったです。チーム全員で闘えたので、それが勝利に繋がったと思います!
Q)なでしこリーグへ昇格した素直な気持ち
本当に幸せな気持ちでいっぱいです。去年のわたし日誌を見返して、最後にこう書いてありました。
『2021シーズンは、職場の方々、パートナー企業の方々、サポーターの方々、家族など、本当に多くの方々から応援されているという実感がありました。だからこそ結果で応えたかったし、結果で応えなければならないと思いました。2022年シーズン、FCふじざくら山梨はなでしこ2部参入を果たします。』
応援してくださる方が本当にたくさんいて、その方々に結果で恩返しができたこと、こんなに幸せなことはないと思います。本当に皆さんの応援が私たちを後押ししてくれました。応援してくださる皆様と共に掴んだ、なでしこリーグ昇格です。本当に最高です!ありがとうございました!